この大きな水たまりは俺がつくってしまったのか
海を前にして蛇口は茫然と立ち尽くした

もしかしたら俺の栓を大事に開け閉めしてくれた人たちの家も
どこかに沈んでいるのかもしれない

そう ....
傘をみるとどきどきするの。
「それって、前衛的だね」と担当の美容師さんは言う。

小鳥はくちばしでつつくんだ。そして、破れる。
それを見てる猫は小鳥を食べる。
「頭だけ残さないで、最後までし ....
日傘 レモン水 チョコラBB 水玉 クレープ・・・
例えば、こうゆうものが挙げられます。女の子のアイテム。
いっぱいいっぱい思いつくんです。
女の子って不思議だな。

わたしは女の子が大好き ....
十五夜のお月さまがあんまり綺麗だからと{ルビ託=かこつ}けて
不眠症の私は
窓を開け放して月を眺めていました
この夜は よく澄んだ涼しい夜で
遮るものもなくて
惜しげもなく
私に光を浴びせ ....
毎年几帳面に
庭で鳴く虫たちも
ただ手をつくねているのではなく
住みよいほうへ
住みよいほうへ
移動しながら
運を天にまかせて
鳴いているのだろう
こんな十五夜の晩には
いつまでも
置き忘れられたような
宿題のような生活だ
いつまでも焦っている
逃げるように眠る

鳩が鳴いている
静かにメスを入れられる時間
過去はえぐりだされた

歌います
感情 ....
おまえねェ
おれからみると まだあおいんだよ


わかいときこそ まようんだって
えーっと
だれだっけ そんなこといってたのは


うちはわかいうさぎたち おおぜいいるから
そのき ....
ほがらかに歌う

ではないけれど
やわらかい
そのような、




やさしい人

やさしい
易しい笑顔 と
きらめく
すこやかな、

絶望



人を花にた ....
今しがた
煎れたばかりの紅茶は
口をつけないまま
冷たくなって
湯気をたてることも
香りが揺れることも
なくなっていたので
カップの上から覗いてみた

ふたつの瞳が私を見ている

ティーポットに
熱い ....
彼女という人は
詩人とかそういう類の人みたいで
ときどき僕を近所のファミレスに呼び出しては
伏目勝ちにちょっと小難しいことをしゃべり
左手に持ったフォークでグリーンサラダにやつあたりし ....
{引用=
文法がめちゃくちゃだから英語にはしてほしくない短歌でござる}




どうしても變態だからお魚になる直前の君とやりたい


アメイジン’グレイスの鳴る真夜中にペンから生まれ ....
嘘なんてポッキーに塗るチョコ味のクランチくらい美味しく食べる


飢えすぎて死にそうになり貯めといた嘘を食べたらその場で死んだ


笑ってよ、嘘だと分かる二秒前、嘘だと分かることに笑っ ....
最終バスは一番後ろの席に座るのです
何となくそれが習性になっているのは
そこからは町の様子がよく見渡せるからです

蒼い街灯の下でたたずんでいる
停車場の表示を運転手は調子よく
鼻歌まじり ....
朝の茫洋

手にそぉっといきをふきかける

そのまま中指の先から

手のひらのしわ

手首のつけねの辺りまで


息のゆきばをうねうねさせる

うねうね

うすいてのひら ....
マウンテンバイクでの帰り道、信号待ちで、あるいは走りながら、買ったばかりのICレコーダで録音する。そんなふうにして作品出来たのでちょっとアップしてみた。「だんだん」。朗読とかしたらいいのかもしれない。 ....     壁のほうに入口を向けた
    朽ちた小さな犬小屋


    墓標のように
    玄関の脇にある
だんだんきらいに なるよね
近くにいないから

だんだんきらいに なるよね
役立たないから
 
だんだんきらいに なるよね
すべてを教えるから

だんだんきらいに なるよね
じれっ ....
日焼けするほどの
残せる夏のしるしもなくて
白いからだが
裸のままでいるようで
ときどき恥ずかしい

私の血は水のように薄くなって
夏はたくさん虫を殺してしまう
土から生まれて ....
はまに まわした よめいの かりごま
なげる てのなみ くるわす つきやみ

ささぬ あかりに さしつぐ いっこん
らがん ちりうつ こぐだて わるむね
のどに はしゃぐ みめいの
つきの すずか つむぐ かるた

まわる やまの はるか さます
かやの ねむり まどう むごん

みちぬ おもい ゆきて きえる
かえぬ こころ ぬぐう ....
季節は一冊の本にまとめられ
秋の頁をめくりながら
月明かりの下
あなたの言葉を
思い返すのです

秋の頁はとても長く
多くの言葉で
埋め尽くされているはずなのに
めくってもめくっても ....
なき母に 「帰りが遅い」と こぼす父 銀色の刺に、凍える、空気は、
青い空の下で、
白い、息をつき、声がもれる、
頬の骨に、拳が石のようにあたる。

わたしは、
バラ線を後ろに、殴られる。
放り出された、ランドセルの黒い光。 ....
きょうも、あたしは消えました




開きかけノートをほっておいて

飲みかけのコーヒーをかたずけ忘れて

お風呂も洗うのを忘れて




「さよなら」



 ....
かちちん                       かちり
        かち
   かちり              ちかり 
          かちり




かち    か ....
目を閉じてもつづく光のかたち
夜を甘く噛むかたち
傷が傷を呼ぶかたち
ふたつの音がすれちがい
ひとつの声になるかたち


蒼にそよぐ蒼のしじま
ざらざらとつづく明るい道 ....
他人を批判して
自己を正当化することは
とても容易い

ところが
詩を描き始め
自分を少し管理できるようになると
正当化どころか憂鬱になる
他人を批判することは
とても難解だ

 ....
ねぇ見て 不思議よね
こんなにちっちゃいのに
ちゃんと爪もあるのよ と
満ち足りた母親の顔で彼女は
小さなこぶしをを開いて見せる

アキアカネが飛び交う夕暮れに
生まれたから 茜
はい ....
人間が

犠牲の上で生きるように

世界は

戦争の上に幸福を創れる




そう独り言じみて呟き

少し

自虐的に笑って見せて

貴方

虚ろな目を伏せたから ....
泣きながら
見上げた雲は果てしなく
二人の影を映してる
空の青さが辛い日は
君のために歌を歌おう

さよならと
微笑む君の細い肩
翼が生えているようで 
 ....
PULL.さんのおすすめリスト(3363)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
濃度- たもつ自由詩16+05-9-19
今日の天気- 浅野 す ...自由詩5*05-9-19
女の子について。- 浅野 す ...散文(批評 ...15+*05-9-19
月と幼子- 日和自由詩5*05-9-18
棲家- チアーヌ自由詩1605-9-18
逃げる眠り- 石川和広自由詩11*05-9-18
るなからおまえへ- しらいし ...自由詩8*05-9-18
花の人- 簑田伶子自由詩10*05-9-18
見つめあう二人- LEO自由詩9*05-9-18
彼女という人は- Monk自由詩17+05-9-18
ジャパニーズ・ランドスケープ- ピッピ短歌8*05-9-18
ライ- ピッピ短歌805-9-18
最終バスの途中- たりぽん ...自由詩12*05-9-18
うねうねしてみる- かぜきり自由詩1*05-9-18
幽体離脱したまま帰れなくなってしまったら- umineko未詩・独白5*05-9-18
ノート(35Y・12.5)- 木立 悟未詩・独白605-9-18
だんだん- umineko自由詩3*05-9-18
残されて、夏の- yo-yo自由詩905-9-18
返杯- 砂木自由詩10*05-9-18
月光- 砂木自由詩17*05-9-18
月のしずく- LEO自由詩12*05-9-17
9.11母が亡くなり- 小鳥遊儚俳句2005-9-17
バラ線- 光冨郁也自由詩10*05-9-17
消えるなら- 菊月 燦自由詩6*05-9-17
一生分の音と一生分のあなた- 仲本いす ...自由詩205-9-17
夜とまぶしさ- 木立 悟自由詩805-9-17
no-title- 士狼(銀)自由詩9*05-9-17
アキアカネ- 落合朱美自由詩48+*05-9-17
思いの丈はうたかたに終わる- 士狼(銀)自由詩9*05-9-17
光る風- 落合朱美自由詩12*05-9-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113