午後の生ぬるい図書館で 退屈と眠気のあいだを 振り子のように行き来しながら

頭の中では 隣に座った 白いブラウスの女のことを考えている

読んでいるわけでもない太宰治のページの端を 人差し指 ....
他人に媚売って
自分を売りつけてる

褒めれば褒めた分だけお返しがくるなら
今やってる職業と何ら変わりはない

自分がどれだけ
劣っているかも優れているかもわからないで
とりあえず笑顔 ....
夏にすきな言葉は




清涼飲料水




です。




それは
レモンをしぼった透明のサイダーで


汗をかいたグラスは 商店街の福引の。



扇 ....
堕ちる 堕ちる 堕ちる どこまでなんて知らない
視界は真っ暗ってわけじゃなくて
パチンコ屋のネオンやらスナックの看板やら
妙に見慣れた景色や知人の顔が通り過ぎる
おおい ウォッカ・ライ ....
遠くの丘の教会の厳かな鐘の音が届く


私は
{ルビ如雨露=じょうろ}を止めて
目を閉じた

愛の門出のサインであろうか
永き眠りのサインであろうか

私がこの手に
掴め ....
少女のために
空き地のために
泥靴のために

良かれ、とついた嘘


自分の肩幅も
かえりみず

良かれ、とついた嘘



あの頃は
そうでもしなければ
苦しくて
 ....
君の家に続く道の

あの黄色い花は

なんていうんだろう

ちょっと君に似ている


可愛くて

寂しげで


僕は君の横顔を思いだして

心の中でそっと

好きだ ....
俺は飲んだくれて泣くことはできても

死ぬことはできなかった

もしかしたら

もう1度

お前にあえるかもしれないと

思っていたからだろうぜ


生まれ変わっても

 ....
君は脱ぐ
同時に着る
どんなに脱いでも
君は君の核心から遠ざかっていく
まばゆい光の中
生まれたての姿になり
男たちの暗い瞳でできたプールを泳ぐ
淵に腰掛けていた男たちは
 ....
ふと気付いたら


夕暮れでした











さようなら


またそのうち
名称 : シムレリ(疑似宗教)
分類 : シミュレーション・ゲーム
難易度 : ☆☆☆☆☆
[解説] 教祖を育て、教義を立て、信徒を増やし、いかに長く存続させるかを競う。法人化せずに巨大化すると ....
「起きなさいよっ」
「んん…、なに…」
「あなた、美沙子って誰よ!」

「…君こそ誰だ?!」

        Kuri, Kipple : 2005.07.21
{引用=一度書いたよう ....
泣きそうになったこととか
そのおもいとか
もらったことばとか
なんだか忘れたくないいろいろなものが
あふれだしていくのがむしょうにさみしくて

消えてしまいそうな感動を
すこしでもあたし ....
日に満ちた電車はそっと風になり火照ったほほをすりよせてゆく




夏に包まれた海の底の席で車掌が居眠りしつづけている




唇のはしからはじまる熱気にもあたたかないばら胸に ....
幼子の泣いている君を
想像する
さらにそこにもう一人
想像する

赤い頬にはりつく
痛い涙を
拭うのはいつも
その片割れで

まだいらなかった私や
そこにあった言葉

きれい ....
つながりをことさらにつよめるのではなく
切れてしまうことをおそれます

やさしくされようとするのではなく
忘れ去られるのをおそれます

気付いてもらおうとするのではなく
ただ、ひそやかに ....
ふらふらと酔っ払いの千鳥足
さみしがり屋のピエロは口笛吹いて
今宵も月夜の道を歩いています

膝を落とし 手を差しのべ 愛を乞う
寒がりな裸の心を胸に{ルビ潜=ひそ}めて

夜空 ....
{ルビ痩=や}せっぽちな
私の体の奥のほうで
一匹の虎が
牙を光らせ吠えている

今にもこの胸から溢れ出しそうな怒りの炎が
魂の{ルビ器=うつわ}を青い光で染め上げている

 ....
全て、捨ててしまえ
いいとも、それがあなたの望みなら
そういって、綺麗なグラスを手に取り
あたしはグラスを壊した

壊れた破片が宙に舞う
あぁ、なんて綺麗なのだろう
美しすぎて、言葉が ....
曇った窓の水滴
悲しそうだから
笑って欲しくて
指でなぞってみた

表面張力の君の笑顔は
もうこれ以上
笑っているのが
つらそうで

張り詰めた思いが
寄り集まって
耐えられず ....
今、生きている人間が必ず1度は経験する事柄があります。
全員、おしなべて、例外なく、絶対に、です。

それは、
この世に生まれる事と死ぬ事です。

人は誰でも、必ず親から生まれたから生きて ....
いい空を見たいと人がいう時
わるい空は排除されている


いい空が見たいと人が公言するときの
その犬歯に残る血を見るといい
いい空がみたいの大合唱は
たくさんの空を噛みきった ....
わたしのいうことがぜんぶうそで
わたしがあなたのことをあいしていなくても
あいしてほしいの
だってわたしはもうあいすることに
つかれてしまったから
わたしがあいさなくても
あいしてほしいの ....
イカサマでも 幻でも
生きてゆける世の中で
君はきっと あの雲の上
泳いでいったのさ

走れば風も吹くし
流れは穏やかだよ
振り返れば
いつの間にか花が咲いていた

君の話をしよう ....
すこしだけ 息をすった。
らくになる前に こみあげてきた。
ごまかすために 窓の向こうがわをあおぐ。

ゆびと ゆびのすきまから
にじみだした 青。

はき出した息の白さにおどろいて ....
彼がまた
子育てを再開するという

一度は手離したのに

赤ん坊の
おじいちゃんとおばあちゃんの元から
今夜連れ帰って来たのだという

仕事を増やしたのだそうだ

「大変だよ」と ....
私は鍵を差し出したのだ
百円ライターでも取ってやったかのように
もののついでに渡すことで
完全に情を断ち切ってしまおうと

あなたは鍵を受け取ったのだ
コンビニで釣り銭でも受け ....
お元気ですか
            わたし
 今日
      手首  
           切りました
ふふ
     あなた
         また
  かなしいかお
    ....
とても疲れて
寂しい帰り道
歩きながら
車の中から
電車の窓から
わたしは夜空を見上げる
お月さまはいつも
わたしを追いかけて来る
どこまでも
どこまでも
逃げたくとも
逃げられ ....
いつでもいいよ
って
ついいってしまった
じゃあいつか
かならず
って
てをふってくれた
ほんとうは
いますぐ
っていみなんだ
とおざかる
とおざかる



     ....
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