今日が終わる
その少し手前で

ひとつ足りないことに気づく

いつものように
君を送りとどけた駅で

「またね」でもなく
「さよなら」でもなく
「ありがとう」でもない

ひとつ ....
貴金属コーナーに群がる高校生は
鼻で笑えたけど
たくさんの買い物袋を両手にさげて信号を待っている中年夫婦を
バスの中から見た時
手袋をはいていない手も
雪の上での足踏みも
会話からもれ ....
  そろそろ 恋でもしようかな まざりあっていく
せかいのなかで
しかいは
しだいにせんめいに
なり
ぼくらは
ひとりひとりになって
あるいてゆく
ことばを
ひからせながら

やまのあいだを
ぬけていくくるま ....
奴は
山に登るのだ
そう言っては、ニコン党のくせに
私のオリンパスを借りに来る
高山植物を撮るのだという


いつも汚い日焼け顔をしわくちゃにして
稜線を越えていくホシカラスの夫婦
 ....
透明な夜空は
脳がものをみることを
なまけてしまった人が見ると
満点の星空なんて映し出す
本当は何もない
ただ地球は孤独なんだということを嘲笑う
真っ黒がそこにあるだけだ
そ ....
  山並みを巡って
  一本の道が続いていく
  夕暮れ時に
  耳元でふと寂しい曲が流れるものだから
  あの道がどこへ続くのかを
  未だに誰にも言えないでいる



  「 ....
いつもいつも
私の傍らにあったもの。

いつもいつも
私を見守ってくれたもの。

でもね
この日だけは違うんだ。



見えなくたって
そこにあるのだよ。

見えないだけで ....
アナタは毒

ワタシの中で

ワタシを乱す


独りになると

とまらない震え
秋風は
空の彼方で
昼寝中
雷鳴にさめる
午睡の汗
「目には目を 歯には歯を」

あなたの目は まっすぐすぎて

あなたの歯は 白く輝いて


わたしなんかの目や歯やなんかを返しても
きっといや絶対足りないだろうな、と


クーラ ....
ざぶーん
ざぶーん
ちゃかぽこ
ざぶーん

涙のプールを泳ぎます

ざぶーん
ざぶーん
ちゃかぷぐ
ざぶーん

少し塩素を飲みました

ざぶーん
ざぶーん
ちゃかぼこ
 ....
街路樹の緑葉
千切ってばら撒き
踏み歩く
秋の予行練習
さくさく しない

アサガオ望む縁側
置き忘れたカキ氷
蒸発してしまい
さくさく しない

鳴き疲れたアブラゼミ
ヒグラ ....
細胞の輪郭は
発熱に適した形なの ね
あなたの音源との距離感は
可笑しくて悲しいけれど
あなたの感覚器の滑稽な分離も
可笑しくて悲しいけれど
さらに 伝導にも適した形なの 
 ....
夏物の花柄が薫ったのは
パタパタと羽ばたくような助走の後
遊具を飛び越える、わたしの脚の発熱を
自由のきく緩さで包んで縛って守っていたから。
少女が、少女であれば少女あるほ ....
花を差し出されたら
黙って口に含む
蜜を吸う

疑うという言葉は
知らないふりをしなくてはいけないルール

ねえ
毒って、甘いんだってね


   *


追いかけられるの ....
そうだなあ

お前さまだけじゃないよ

ぞんざいに扱われるやつは

そんなものは

五萬とある

わたしだってそうさ

もうめったなことじゃ

傷つかなくなったよ

ぞ ....
ほんとうに欲しいと思ったんだ
あの夜

だから
ここにいるだけで
しあわせ

夏が終っても
君が胸を泳ぐから
 

クロール


息つぎをせずに
どこ ....
君は覚えているだろう
君がはじめて掴んだ自由は
真新しい買ったばかりの自転車に乗って
得意げに街中を走りまわる事。


そして今
世間との関わりを君は海に投げ捨て
白い灯台すれすれを斜 ....
NIRVANAは
それほどニルヴァーナでもなく
仮想現実は
それほど現実でもない
ぼくが抱いてあげたいのは
もしくはあなたの曲線
アフリカとユーラシア大陸をつなぐ
もしくは
北アメリカ ....
 幼い我が子に虐待を繰り返し、死に至らしめてしまう父親の一人称の詩を書きたいと思った。その父親自身が過去に受けた(かもしれない)虐待の話は書かず、でも徹頭徹尾主観で、どうして自分が虐待をしてしまうのか .... Maybe you can cum
Just to touch her on the thigh
Feels like heaven
Just to look into her cold e ....
フラットに広がった街の上で
今日の足跡決めよう
お気に入りの青いペン
まっすぐ立てて手を離す

ケータイのメモリに入っている人達と
電車でたまたま隣に座った人達との
これといった違いが見 ....
「真似をしてはいけない」と誰かから教わりなさい!

−罪は重いのです。

ここに居てはいけないの?
ここに居てはいけないの?
わたし…。

赤のボールペンより青のボールペンで書いて欲し ....
身体は正直だ

不意に傷つけた指から




押さえても

抑えても

止まらない


「これ以上は無理ですよ

 意地張らないでください」


何のために
 ....
昔の知り合いから電話があって
ちょっと帰ってこないかって
ナンデって聞いたら
亀ちゃんが死んだよって

久しぶりに海に下りた
なんにでもなれるような気がして
なんにもなれないジレンマ感じ ....
その布の上にはきらきらしたかたまりが
透けながらならんでいて
あたしはときどき つまんで くちにいれます




がっこうからかえると また
本のあいだからピアノがはいだし ....
弾いている自分では
とてもいい音
癖さえも
味がある

けれど
ある日突然
ありえない場所で
その曲を聴かされる

間違ってる
音の速さバラバラ
へたくそ

他人様に
こ ....
愛しさを 枕に

抱きしめて キスをして

あぁ・・・

その枕になりたい


って 思った

イジワル・・・
ぴったり並んでランデブー 

足元なんか見ないで 

いつか消える日まで

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