浴槽の壁にじいっとしがみつく表面張力、こわさなければ

義務感の果てに潜んでいる果実「柑橘系なら舐めてもいいよ。」

すっぱくてにがくてあまくて最悪のあじだったってしらなかったの

その辺 ....
寝酒をやめました
睡眠薬を飲むのもやめました
夜はやっぱり眠れません

煙草を吸うのはやめられません
やめる気もありません
緩やかなる自殺です

少し太ったようです
自堕落な生活のツ ....
青く澄んだ空のてっぺん
ぐるりとめぐるひかりの輪
きらきらまわる浅い淵から
湧き集まってくるあわい雪
それはまるであぶれた幸せ
そらにひろがるこぼれた幸せ
ひらりひらりとまいながら
くる ....
むっつ前
私は アルバムの整理をする
出し忘れた手紙と 昔もらった手紙を 交互に積み上げて
そうして また お菓子箱にしまう

いつつ前
私は キッチンを磨く
いつもは手の届かない  ....
表情を知らないつぼみを唇ではさむ昼下がりの空のした

唇に花びらの裏の淡い色ついたと騒ぐ君が剥がれて

太陽を閉じたつぼみで隠すとき熱がしとしと茎に滴る 

置いてきたひかり、はるかな百合 ....
「人間て、恋する機械なのね」って指でアポロを割る君の声

親指と人差し指についている二色のチョコは既に乾いた

表面のぎざぎざが消え無秩序になってしまったアポロに「ごめんね」

四文字のあ ....
おなじ空の下
姿は見えないけど
声も聞こえないけれど
おなじように息をしてると言うだけで
生きていると思うだけで
なんだか
とてもうれしい

あなたは今
何を思ってるの?

触れ ....
歴史にもしもはないという
死傷者の数はこれから増えていく

けれども
出来ることは出来たのだと思う

病院はくずれていなかった
街は街ごと崩れてはいなかった

死んでしまっていたかも ....
一歩一歩 咳こむ足で
わたしがどこまでも歩くので
夜はどこまでも感染し
朝には誰もいなくなる
朝には誰も
いなくなる


みんな歩いて いなくなる
歩きつづけて いなくな ....
春のぬるい風をどうしても愛せない。
凍てついた枯れ枝の尖った輪郭を
冴えた静寂の中を立つ潔癖な冬木立を
ただ耐える以外には何もしないですむ季節を
ぼくは心底愛していたので
ふくらみはじめたつ ....
「P− − − ...    
               
               
    」          
               
              「 ....
遠く、遠く、遠い場所で
何かが揺らめいている
ように見えるんだ
そして消えるんだ
追いかけないんだ
そこにいるんだ

交接、の前の
寂しさが好きだ
触れる直前の、一瞬の孤独
 ....
馬鹿ターボ
全開で帰宅する俺
髭をたくわえ少しワイルドな俺に
おかえり、を言う娘は少しワイルドな俺に少し慣れ
一番星が出始めた空の下で縄跳びの練習中
綺麗でしょ、綺麗でしょ
いや、 ....
遠慮して 小さいほうを 二つ食う ひとりで、
ベランダに腰を下ろし、
F-22米軍戦闘機の、
プラモデルを手にして、
雲のない、
午前の青空を見る。
(わたしの両手が湿っている)
あたたかな風は、
わたしの、
首筋か ....
なぁんにも期待しないから突然に欲望だけを素直に告げる

ライバルを口説きたがるの悪い癖知っております言われなくとも

ねぇ蛇さんわたしはイヴよつややかな知恵の木の実を手にする前の

パソコ ....
私はせっかちで
寄り道とか
大嫌いだけど

だけど
君となら
遠回りしてもいいよ
少しだけ
月のゆれる帰り道
逃避、か?

それもいいだろう。

人間、逃避したくなる時もあるわな。


自意識過剰か?

それもいいだろう。

人間、自意識過剰になる時もあるわな。


過 ....
僕は波に濡れ
波に濡れたままずぶ濡れとなり
絶え間なくそれは
断続的にそれは
いつまでもそれだった
それって
日テレ?
いえ蛋白質の軽めやや三十倍程度の喪中
ツモ
ラスハクで ....
 女はわたしといっしょに海の中に入りたいと言った。女には尾びれがあり、わたしには足があった。わたしたちはあのとき、海に入っていった。女が先に進み、わたしは後ろからついていく。波が胸元まで来たところで、 .... 「これを採るにはこうするんや」

口を大きく空に開けて
走り回っている
おとうと

おおきすぎるそれがちょっとこわい
私に
「これ、わたがしの味がするでぇ」

たくさんの
 ....
細かな雪が
隙間なく降りそそいでいる
長く低い壁の向こうに
巨きな一本の老木があり
黒と銀にたたずんでいる



動きも音も雪のもので
老木は自身の他は持たぬまま
ただ ....
うんこの話が。俺はうんこの話をしようか迷っていた。
しかし、俺はする事にした。ウンコ。
ウンコはウンコでしかない。クソったれられたモノでしかない。
しかし、色々あるんだ。俺は色々考えてるんだよ。 ....
モスバーガーのドライブスルーで、レモンティーを買って、車内で飲みながら
夜中、またしても東北電力へ電気料金を払いに車を走らせる。

レモンティーを注文する時というものは、32歳の駄目男にとっては ....
レールの上に立ち尽くせば
ただ一人取り残されて
進む道さえ分からずに
もがくだけ体力は奪われていく

小さな幸せを夢見ていた
多くを望みはしなかった
けれどレールの上では誰もが
競うこ ....
この住宅地は
どこか変なんです
川っぷちにあって
どぶ臭いなんてことは問題じゃありません
臭いのならむしろ
どこからともなく漂う
昔の横須賀線の臭いの方が
ずっと気になります
日当たり ....
ワン!
と唐突に始まる詩
を数編書き
少女はそれから二度と詩を書こうとはしなかった
ターコイズ、ターコイズ、ターコイズ・マーチ
ターコイズ・マーチ
先生!山下君のターコイズ・マーチ ....
花は美しく
どんな世界をも完成させます
花は清く
失った物の美しさを
思わせるようです

花は明日枯れるので
一層美しくありたいのでしょうか
その
脅えるように開いたつぼみは
わた ....
今、入門書が熱い!
という情報を聞きつけ
俺は師走の街をかっ飛び
かっとーび
許されるならすべてを散財し
強弱も忘れずに
強も弱も
俺の大切な兄たちたちが教えてくれたよ
引き連 ....
年を重ねるごとに
また一つ新しい痛みを覚えて
段々と臆病になっていく
諦めることにも慣れた
この頃は

ただ抱きしめてくれる腕を探して
他愛もない嘘だけを積み上げる
砂で作った城のよう ....
PULL.さんのおすすめリスト(3363)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
表面張力で夢をつくりながら詠むうた- 短歌3*05-3-30
口寂しい- 快晴自由詩5*05-3-30
はっこうたい- かぜきり自由詩4*05-3-29
revolving_lantern- 月音自由詩305-3-24
指で色づき始めたつぼみを撫でながら詠むうた- 短歌4*05-3-23
アポロで弧を描きながら詠むうた- 短歌5*05-3-21
I_fell...- Lily of the ...自由詩6*05-3-20
地震直後- 小池房枝自由詩6*05-3-20
ノート(病)- 木立 悟未詩・独白505-3-18
シェルター- 汐見ハル自由詩7*05-3-15
意図的にセクシャルな下着- 槙田雪自由詩205-3-6
セックスの話をすると腕が痺れるのでセックスの詩を書こうと思う- いとう未詩・独白12*05-3-2
団欒- たもつ自由詩2505-3-1
大人- 川柳8*05-3-1
もうひとりのわたし- 光冨郁也自由詩4*05-2-26
セクシャル・フレンド- 白糸雅樹短歌6*05-2-25
月のゆれる帰り道- 春日野佐 ...自由詩4*05-2-24
世界とのつながり3- 汰介未詩・独白305-2-20
白の終わり- たもつ自由詩7*05-2-6
霧(ミスト)_(連作7)- 光冨郁也自由詩9*05-2-5
わたがしが降る日に- 月山一天自由詩12*05-2-4
粒光季- 木立 悟自由詩505-2-4
どうしてもしたかったんだ巻き- 虹村 凌散文(批評 ...6*05-2-3
エロビデオ屋での葛藤とレモンティー- 瓜田タカ ...散文(批評 ...7*05-2-3
地平線の彼方- 快晴自由詩5*05-2-2
長尾台住宅- 遊羽自由詩10*05-2-1
略歴- たもつ自由詩1005-1-31
心を保つ花- 月山一天自由詩8*05-1-31
primer- たもつ自由詩905-1-30
ただ哀しくて- 快晴自由詩3*05-1-30

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