ここにいてほしいです。できればそっとくちづけてほしいです。そのタイミングはあなたにお任せします。わたしには芸はないのですから。

手をひくのがあなたでもわたしでも構いません。この日差しのせいで汗ば ....
どこかで風の止む音がしたの
走っていってみたけれど間に合わなかった
私の花園で赤い花が咲くことはもう無いでしょう

どこかで水の零れる音がしたの
走っていってみたけれど間に合わなかっ ....
あなたにわたしのことなんか
わかるわけなんかないでしょ
死んじゃえ
死んじゃえ
死んじゃえ
後悔先に立たず
4つ打ちのビートに乗せて
今夜お送りする
ハウス
ハウス
ハウス
あの ....
わたしは半分
半分しかない
上手く言えない
だって半分だから
半分しかないから
上手く歩けない
上手く息ができない
上手く泳げない
いつも悲しい
ボール紙で出来た
四角いお菓子の箱
砂に塗れて
埋もれていた

ガムテープで止められた
蓋をこじ開けようとして
恐怖に手がすくむ
この中には

赤ちゃんが入ってる
たぶん

 ....
かなしみが

すこしずつ こりかたまって

そうやって できた石は

どんな色してるでしょうか

にごった 灰色だったりすると

いやだな

すきとおった 青い色なら

い ....
月の沈んでゆく夜

あいまいな風を許した明かりが
動きを止める

月の背後が透け始める頃
水を見つけた記憶が夜を知る


月の沈んでゆく夜

あいまいな返事を許した暗闇が
幕を ....
{引用=私イコール作者だと信じる純朴な読者は、読むな。}


夫のいびきが隣の寝室から聞こえる
ここは私の部屋で ここにあるのは私の取り分
大きな書棚 たくさんの本 オカリナ ちゃちな顕 ....
金魚鉢かすめる涼風の行方知ってか知らずか手招きの夏



逝く春の背中押しつつ背中からはじまるアブラゼミの{ルビ時間=いのち}よ



きみがたわむれてた波ならひとすくい両手ですくって ....
僕はきっと虫なのだと思うありふれた夜。

その理由はいくつかあるのだけど、つまりそれは虫であるはずもない僕の外見からは想像もつかない。たとえば横断歩道をわたろうとするとき、わき腹のあたりがむずむず ....
お遅うございます。
夜ですね。
昼行性の私達は眠る時間です。
今日も一日しっかりと体を弛緩させてください。
データをバラバラにして整理してください。
自分の事をずいぶんシンプルと思っていまし ....
そうだね、鎖骨は折りたくない
みんなそうでしょ、って

さびれた駅の階段を
がらんどうな夜を、駆け上りながら
窓に映る、その当たり障りのない服装や顔で
私には普通の人間を装っていることが精 ....
カブトムシが

プラスチックケースの壁を
キィーキィー引っ掻くころ

わたしは
初潮の頃を思い出していた

血が出て
お祝いなのである

お祝いはなかった
言わなかったから
 ....
いままで

夏が来ても興味のなかった

スイカが

無性に食べたい

ありふれた

緑と黒のアーミーな柄の

中は

あけてびっくりな

紅い色の

夏といえば
 ....
とじた貝は

まだ開きません

しばらくそのままに

とても

とても周りがうるさくて

ぎゅっと

ぎゅっとしてしまうんですよ

静まって

静まってほほ笑んで

 ....
 どうしようもなく どうしようもなく
置き去りにしたアルマジロ
ただかたくなに閉じこもるだけしか
身を守るすべをしらない小さな君を
置き去りにしたその残酷さ

君の甲羅で楽器を作ったのなら ....
空の不思議な明るさを眺めていた
午後のしん とした静けさに
誰もが固唾を呑んで、音が止まるふりをする


脂汗を拭って、開け放った窓に手を掛けた
そろそろ雷子がやって来る
彼女はいつ ....
失っても気にはしなかった たとえ何かを失っていたとしても 気にすることなく 明け方まで友と飲み歩いた ゴールデン街のお店を這出ると 朝の日差しがやけに眩しくて「太陽がいっぱい」だなんて 的外れに大声で .... わかってたよ
ねえ
触れたって いつだって
癒されるのは あたしだけ

わかってたよ
ねえ
あなたが どした?って、
無性に心に染みるのは
きっと
甘えてるだけ ね


 ....
{引用=あなたへの
熱い思いは届いてるはずなのに

あなたはいつも
涼しそうな顔をしていますね……}

扇風機は、現実を見たくないのでしょう
首をぶんぶん振ってます。
なにみてたの

って
きいたら

なぁんにも

って
いって

あたまわるそうに笑う
君がだいきらい

こんなふうにしか
笑えんのよ
って
言って

あたまわるそう ....
朝一番の水を飲んだらさぁ
燐寸を擦って煙草に火をつけてよ
そして右足でブルースを蹴飛ばそう?
ブルージーになんかなってられないよ
今日もクソったれた一日が始まったんだ
ブルージーになんかなっ ....
お嬢の小唄を
宙に放れば
おてんと様が照らしてくれる

小僧の小唄を
地に撞けば
根っこの隅々しらべてくれる

手毬唄、ひとつ
この手に優しい
中身かどうか
優しくこの手に帰 ....
約束の時間から3時間も過ぎても サユリは現れない
ぼんやりと待っていても仕方がないので
とりあえず先に出発することにした

目的地は とある湖で
そのほとりに 以前来たときにはなかった小屋が ....
わたしのよろこびは
魚篇に花とかきます
ひらいて 焼いて
食べちゃってね
あぶらが のっているうちに
雷の音で目が覚めて
雨音は聞こえなかった

全ては空回り

今日の空はとてもよく似ていて
地面に向いてすこし
吐いた

広がった吐瀉物は
雨に似ている?

雷はまだ鳴り続けてる ....
 


病めるものたちが
殺めるものたちが
羽の手に触れようとやってくる
細く赤い髪の毛が
かすかに肩を撫でている
ひろげたふたつの腕のなかには
目を閉じた笑みが咲いている
ほとば ....
どもってしまった空は
灼熱の夏を何処かに置き忘れたようで
パラパラ ピチョンと

リズミカルにとたんを打つ音 ことり

かえるの歌も倦怠感と一緒に にやり

大地に降り積もり

ぶ ....
愛しのフランケンシュタイン様


あなたに隠していたことがあります。

あなたをそのような愚鈍な怪物に
創り上げたのは私なのです。


ただわたしだけを見るように

ただわた ....
 知り合いのレストランのオーナーシェフから聞いた話。

 そのレストランの常連の客に、貿易関係の会社を経営するBさんという人がいた。Bさんには、もうじき小学校に入学する香奈ちゃんという娘さんがあり ....
PULL.さんのおすすめリスト(3363)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そっと- midori散文(批評 ...3*05-7-17
秘密の花園- ばら自由詩10*05-7-17
ハウスハウスハウス- チアーヌ自由詩705-7-17
わたしは半分- チアーヌ自由詩1305-7-17
アイスティー- チアーヌ自由詩805-7-17
どんな_いろ- こむ自由詩8*05-7-17
月の沈んでゆく夜- mayaco未詩・独白505-7-17
鏡を割りたくなるわけ- 佐々宝砂自由詩15*05-7-16
泡立つ未来- 望月 ゆ ...短歌23*05-7-16
僕はきっと虫なのだと思うありふれた夜。- ベンジャ ...自由詩23*05-7-16
お遅うございます- ヤギ自由詩8*05-7-16
カフェテリアの隅で- かのこ自由詩505-7-16
初潮- 蒼木りん未詩・独白205-7-16
西瓜- 蒼木りん未詩・独白305-7-16
- 蒼木りん未詩・独白105-7-16
ごめんね_アルマジロ- クリ自由詩105-7-16
雷子の居た夏- 千月 話 ...自由詩6*05-7-15
からっぽ- 恋月 ぴ ...未詩・独白3*05-7-15
_- くるす自由詩2*05-7-15
扇風機- くしゃみ自由詩9*05-7-15
白昼夢- 自由詩205-7-15
ろくでなしROCK〜クソったれに金は無し〜- 虹村 凌自由詩6*05-7-15
手毬唄- 千波 一 ...自由詩17*05-7-15
湖畔にて- 大覚アキ ...自由詩505-7-15
そろもん(Thank-you-for-coming_gift ...- みつべえ自由詩605-7-15
空との共通点は- 無知アコ自由詩2*05-7-15
つばさひめ- 木立 悟自由詩505-7-15
*あまつぶ*- かおる自由詩8*05-7-15
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