こんこん
つたえたいことを
もってきました
ああ
ごくろうさま
そのへんにおいといてください
じゃあ
たしかに
おとどけしましたから
はいはい
ちゃんとうけとりましたよ
あの ....
今し方まで

泳ぎ回ったシーツの海は

すっかり波立ち

闘うように繰り広げた時間を物語る



抱いたのは

きみのかたち

果たしたのは熱情



 ....
闇の中で

もう眼も慣れたというのに

きみは眼を瞑れと言う

憐憫を乞う少女の真似をして




外は月の夜

カーテンの隙間から

差し込む我が味方は

白い ....
今は亡き母の姿を求めては
     会いたし会いたしと 老いた我が母


ミシン糸 穴に入らず{ルビ背中=せな}丸む
          祖母と似たりし横顔の母


人生は長かりし か ....
矛盾した水槽の住人は
矛盾した椅子に腰をかけ
矛盾したテーブルにクロスをかけ
矛盾したグラスで
矛盾したワインを飲む

矛盾した水槽の住人は
毎日が矛盾しているから
その矛盾し ....
それを見つけたのはもう随分昔です


早口言葉みたいに呪文みたいにお経みたいに
聞き取れないような音で速さで
青で赤で黄で鮮やかな色彩で時に真っ黒で
真っ直ぐに進んで行きました
 ....
苦しげな雷鳴に飲み込まれ
灰色に溶けてゆく午後の中
向日葵の黄色の彩度が
浮いてしまっていて
それでも、向日葵は
いつまでたっても泣いたりせず
ああ、どうしてなの
滲んで ....
熱く
青く
南から押し寄せる
夏の、ソ、ラ、シ、の
反復の幾つかは
肌を灼熱させたり
唾液と共に高笑いに混じったり
アイスクリームをベトベト光らせたり、そうして
幾 ....
このひと だれよ

じいちゃんの にいさんだぢだ
五人兄弟だったのも
三人は 戦争さ いって 死んだんだ
ほら もうひとりの おじさんは かえってきて
そこで 店っこやってるべ
じいちゃ ....
 許される時知らず
 流れ着く場所知らず
 其の手の瓦礫
 其の血の痛み
 乗せたまま
 時を越え
 流れつづける浮船の
 哀しみ
不景気と言いつつヴィトン売れまくり


キャラモノが好きな女性も高齢化
今の今まで、
自分の口から出た言葉は、
自分の言葉であると思っていた。
定型の、お決まりの文句以外は、そうであると。
たとえばそれが詩であったり、
文学であったり、などと。

だがしかし ....
たとえば地震が起きたときに
真っ先に
何かを考える前に
眠っているあなたに
身を挺して覆い被さるように

それを何と呼べばいいのですか
恋人よ
恋人たちよ

言葉にされたものは ....
ことばをひとつ しぐさもひとつ
少しずつ忘れていく夏よ
眠れずに迎えた朝の匂い
今でもするよ 思いがけずに

熟れていくよ 奇妙な果実
伝えられない言葉の群れよ
温度のない思いは水色 ....
これも ほね
はくぶつかんの
くじらの ほね

わあおおきいな と
おさなごたちが
みあげるので
かなしくはない
くじらの ほね

わあおおきいな と
わたしも みあげている
 ....
くやしくて
くやしくて
だれかれかまわず
きずつけたかった
じぶんのはいた
きもち
ことばが
ぐさぐさ
だれかをきりつけ
だくだく
ちがながれればよかった
ちくしょう
ちく ....
悲しげな横顔を今も思い出す

雨の日も晴れの日も


切なくて

悲しくて

愛しくて

届かない


想い出は

もう

葬ってしまおう

墓標は白いユリの花 ....
僕は生きたい 死ぬなんて恐い

だけど・・・・

永遠に生きるのは いやだ

そんな僕は

わがままでしょうか?

こんな話があります

ある病気で残り1年の命と言われた男が
 ....
えー
目下のところの目標は
全国縦断ツアーをやりたいです
小さな港町
あるいは政令指定都市
アリーナとはいわないですから
ライブハウスでオッケーですから

まあ
問題は
うたをうた ....
It takes an instant for Sunday
To shift to blue Monday
There's not an abyss in between
You know w ....
8.5.05 

僕にできることは
なんだろうと
とにかく探していたけど、


ただ分かったことは
僕のあまたのまんなかに
あると思っていたものが
じつはなくて、
そんなものなく ....
ぼくはある人を想って、
少し泣いたり、あるいは
幸せな気分になる。


もうここにはいない
あの人。


ぼくの胸のすみっこに
とぎれることなく
存在するであろう人。


 ....
夕ぐれが夜になるふしぎ

月がかけていく夏の朝


地球のかたむきを

人はいつも忘れている
灯りを付けない夕刻の
人のいない部屋の沢山の影が
角からふやけて
海になってゆく、深い、暗い
海になってゆく


肺に溜まる海って
苦しいよね、でも
呼吸と引き換えだ ....
かぜがつよい なにがとんでくるかわからない でもきもちがいい たいふうのせいだ いもうとはねつがでて ねている じてんしゃにのれないし いもうととあそべないので つまらない こんどは ははがねつをだし .... 上流から下流へ流れる川を工事して
上流に変な生け簀を作ったらしい
わたしが見物に行くとそこには気味の悪い色をした鯰が
腹を見せたりしながら泳いでいる
流れるプールにしか見えないけれど
そこは ....
爆弾を我が身に纏って散り果てぬそれを正義と笑わせやがる


見上げればおんなじ色のはずなのに我らの空もイラクの空も


銃口に面と向かったその時に「万歳!」なんてぜったい言えない

 ....
マッサージで気持ちよくなって
つい眠ってしまった
目を覚まして慌てて会計に行けば
どこかで見知った顔が
「ごめんなさいお会計お願いします」
わたしがそう言うと
「まだですよこれからですよ」 ....
肉体は抜け殻で
ただの入れ物でしかない
 
   ・


つなぎ目がとうに錆び付いていることは
重々承知の上で
真実とかいう胡散臭いものを探す旅に出る

センチメンタルな接着剤で
 ....
1学期まで
おとなしかったあの子が
不埒な夏に
持っていかれる

朝一番のプール
塩素の匂いのする更衣室

ざわめきと
流れる髪
草が薫った
自転車置き場
夏の始まりは
たし ....
PULL.さんのおすすめリスト(3363)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つたえたいこと- アンテ自由詩905-8-7
君は眠りに向かう- 銀猫自由詩5*05-8-7
熱帯夜- 銀猫自由詩5*05-8-7
母を見つめ- 秋扇短歌6*05-8-7
僕の中の矛盾した水槽- たもつ自由詩1205-8-7
いのち- 大西 チ ...自由詩12*05-8-7
停滞前線- A道化自由詩1105-8-7
熱帯夜- A道化自由詩905-8-7
かえってこない- 砂木自由詩10*05-8-7
浮_船- yaka自由詩9*05-8-7
昨今。- 秋扇川柳6*05-8-7
はじまりの言葉- 成澤 和 ...自由詩4*05-8-7
愛ではない(未完の)- いとう未詩・独白1205-8-7
真夏の夜の奇妙な果実_(歌詞)- クリ自由詩305-8-7
ほね- こむ自由詩4*05-8-7
ちくしょう- アンテ自由詩705-8-7
@4_墓標- 貴水 水 ...自由詩11*05-8-6
わがままって?- 天使自由詩3*05-8-6
全国縦断ツアーへの抱負- umineko未詩・独白11*05-8-6
Sunday_Monday_One_day- クリ自由詩2*05-8-6
無限ではなくとも- アメウ未詩・独白4*05-8-6
伝えたいこと- アメウ未詩・独白5*05-8-6
日常- アメウ自由詩13*05-8-6
可笑しな話- A道化自由詩1105-8-6
たいふう- たかぼ自由詩805-8-6
逃亡- チアーヌ自由詩405-8-6
書き殴り・アンチテロリズム- 落合朱美短歌13*05-8-6
統合施設- チアーヌ自由詩1205-8-6
所在なし- yamia未詩・独白4*05-8-6
登校日- うめバア自由詩405-8-6

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