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ダッシュボードに置かれた
紙コップ入りのハ―ブ・ティ―
香ばしい湯気がフロントガラスを照らし
ホログラムの金魚のように泳ぎ出す


 「ミントのカナシミ」


透明な犬が、僕の見えな ....
 世界は一滴ずつ変わってゆく。



--甘い雨の
 甘い糖衣、クスリを齧りながら深夜に
 問いかける

かわいたコトバの息苦しさ
まちがっていたのは、きっと僕の方だ
ハイイロの香 ....
 緑なす
 鬼
 の
 木々の梢に
 切る切る
 さえずる
 鬼
 も
 母なる
 鬼、
 子、
 の、
 底に泳ぐ
 鬼、
 子、
 の、
 魚影を
 踏む、飲む、 ....
おはよう、アベニュー、
NY city 9月11日

君と過ごしたバグダッド・カフェ まで
僕たちは雲の中を飛ぶように歩いてゆく
双子のビルが崩れ落ちる
もうもうたる砂嵐ふきすさぶ灰色の雪 ....
僕は、いつものように、
かのん、と救急車に乗っていた。
かのん、は三つで
救急車はキライで
でも、救急車のおじさんはヤサシイ、
って言う。
透明な酸素吸入マスクのゴムがきつくて
イヤイヤ ....
夜は、乾く、ので、ふらりと。


ここは、暖かいです
どこか、銀色の日々です
おだやかな、アラシが、ココにあります
やせたりは、しません
コトバがキンゾクのようです
ひとりごと、です
 ....
プールサイドに、咲く
チューリップの花びら
清潔な横顔からこぼれ
水色の迷路を流れてゆく
僕たちの、しずく
人工レモン
人工レモン


デンプン質の知性から
いちごの香りが、する? ....
 彼女のステージを見た、僕がいる
 彼女のステージに居た、僕がいる

 僕はギターを抱いていた。

 濁った目の天使
 君は熱に浮かされて、ステージの袖に立ち
 蒼い肩から白い腕を覗かせ ....
・潮騒の振子ふるえし満月の、足指の砂、引潮が吸う

・踏みはずす、や、草むらが刈る君の足首、実らぬ身の実ソックスに生る

・雨よりも空よりも雲よりも濃く近く、ひととひとから、雫、
ぽつり ....
PULL.さんの川村 透さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『Lyrical-chips』- 川村 透自由詩605-11-22
『サクラサエ』- 川村 透自由詩405-9-14
「緑鬼、」- 川村 透自由詩504-9-11
『バグダッド・カフェラッテ』- 川村 透自由詩704-8-5
『ヤサシイ救急車のオジサンと一緒に』- 川村 透未詩・独白35*04-5-30
『乾いて候』- 川村 透未詩・独白12*04-4-2
『チューリップ・レモン』- 川村 透自由詩5*04-3-16
『僕がギターを抱いていた理由』- 川村 透自由詩504-2-11
【短歌五首】月夜- 川村 透短歌104-1-16

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