すべてのおすすめ
硝子と氷を踏みしめて
夜は土に息を吐く
解けては昇る渦の音
交わりをひとつ隠し持つ


なにもない洞
失くした名前
夜明けのままに
ちぎるうたごえ


うるむ目の先 ....
もう昔のこと
ある国があった
その国の人々は
自分が良いと認めたものしか作らなかった
自分が気に入らないものは作っても全て壊した
自分が良いと認めたものしか使わなかった
自分が気に入らない ....
       1

鎖骨のようなライターを着火して、
円熟した蝋燭を灯せば、
仄暗いひかりの闇が、立ち上がり、
うな垂れて、黄ばんでいる静物たちを照らしては、
かつて丸い青空を支える尖塔が ....
夜、
左の肩甲骨に
小さな傷が生まれた
羽根でも生えてくるのなら
わたしはきっと毟り取ろう

朝、
柔らかい霧雨が降ってきて
わたしは傘を捨てた
強く責めるなら抵抗もしたけれど

 ....
マリンちゃんに告白した


好きだ

俺は
きみより
ずっと年上で
まるでもてないし
甲斐性はないし
かっこよくもないし
男らしくもないし
お金持ちでもない
だけど

き ....
「メイク・ラブ唄」



然し其れ即ち
恋する乙女の
啼き声夢の如し

操り操られている私
何処に行つても
此処好きと云ふ

御好きでせう
夢に狂う
少女の ....
すべてを委ねてしまった私に

君の「間違ってる」が優しくて

すべらかな灰色に接吻をおとした

体温のないものに



もうすぐ春だから

フェティシズムはきみどりいろの雨 ....
たとえその花が
どんなに綺麗であったとしても
どんなにあなたが好きであったとしても
だれもが知っている
だれもが持っている
どこにでもある花では
だれもあなたらしさが見出せない

人は ....
浅はかな哀しみを
どこまでも赦してしまうので
慕っています、
ひとの背を


重ねるような
重ねられるような
だれのものとも知れぬまま
だれにもどこにも
辿り着けずに
ひ ....
空腹にて地下五階で殺された-

通勤の電車で色白でお餅みたいな顔をした女子高生とよく同じになる

彼女は池袋まで眠っている



詰め所にて。

代わる代わる雑工の同僚たちが

 ....
しまうまがいました
冬の夕方に現れるしまうまです
縞模様は、冬の夕方の青と電燈のオレンジ
わたしはその背に乗って、冬の夕方の匂いを嗅ぐのが好きです

小さくひかりました
冬の夕方にいた三日 ....
あたし きっと
涙腺 とか、粘膜 とかが
とても ゆるいのよ

きんいろの
金色に傷んだ髪がかなしい

涙とか、そういうん じゃない から
気に しないで

きれぎれで、くぐもった ....
心は 魔法の呼吸がなければ
読み解けないし イメージは
裸眼にうつらないから 純粋だと
目をつぶった あなたの
耳たぶを そっと噛んだ
足を踏み入れたら其処は夜の繁華街みたいだ
真夜中の地下鉄、暗闇に溶けてく車両
所々ポツポツとある灯りの一つ一つが
異世界に迷い込んだような錯覚を呼び起こす

(まわったアルコールのせいではな ....
夏の僕らに
色をつけるなら、たぶん
それは透けてゆく、ライトブルー

てのひらに載せた水を打ち上げると
はじける あなたの 歓喜、にも似た
飛沫が 止められない光を集めて
虹を降 ....
脊椎動物として生きる
その悲しみ

そして
珍しく雪が降った
朝の喜び

もし君が生まれてきたら
おもいっきり抱きしめて

そんなことのいくつかを
教えてあげたい
もてない男が集まって
深夜のファミレスで話した
しみじみとふかぶかと話し込んだ
夜も更けて
やっぱりぼくらはもてないままだった

『もてないことのかなしみは
近代的な発明にすぎない』
 ....
#71

 ありきたりな憂鬱に
 絶望なんていうおおげさな名前をつけて
 誰も見たことがないペットみたいに
 かわいがって育ててんだろ
 そんなのどこでも売ってるぜ



#72
 ....
高いところで窓ガラスが割れる音を聞いたよ

風の悲鳴だけが音もなくいつまでも聴こえていたというよ


公園のコーヒーカップが朝からぐるぐると廻っていたよ

なくした誰かの思い出だけがそれ ....
わがままを一つ
手のひらにのせて水の中
ゆらゆらとしずむ白い服

昔々恐竜がまだ元気だった頃
昔々地球がまだ温かかった頃

涙を一つ
手のひらにのせて水の中
ふわふわと ....
明日は少し優しくなりたくて
右手に小さな飴を握り締めた
飴が溶け出して
指と指とをくっつけてしまった

僕は優しくなれるだろうか
空には小さく魚が泳いでいった
あの筋雲は何処に行くのだろ ....
おはよう
島の朝は早い
東の海は眩しくて
早起きの鴎もやって来て
夏の一日が始まった
いいあんばいに
風向きもいいようだ

今日はどこまで行きなさる
ちょっと沖ノ鳥島まで
 ....
うほっほ。
原始人です。
マンモスと漠然と皮肉を喰って
生きています。
細分化される前の諸学の幹に
アンモニア精製水、
あるいはメローイエローをかけます。
よく育つように思い切り。

 ....
見上げる空に鳥が舞う
思いのままのその翼
向かう先には白い雲
遠く果てなく飛んでゆく

空を夢見て眺めつつ
地に立つ我のこの足で
心を定めて歩みゆき
果てなき道を進みゆく

見つめ ....
僕の力では
雨を止ませることは
できないけれど
心の雨は
僕の力で晴らすもの
夢を持てば
心に虹が架かる

僕の力では
風を吹かせることは
できないけれど
心の風は
僕の力で流 ....
目の見えない人が歩く 
前にいる友の背中に手をあてて 

目の見える僕も歩く 
いつも前にいる 風の背中 に手をあてて 

そうでもしないと 

ささいなことで気ばかり{ルビ焦=あせ} ....
呆然としているだけで流れていくものを時と呼ぶな。わたしたちの
いちばん大きな乗り物は、生まれてきたときの速度を保とうとして
いるだけで、あなたの生き方とは関係がない。冒険せよ勇気を持っ
て自らの ....
{ルビ私=わたくし}は一日の終わりに
あるいは毎食後に
または休日の安らぎに、人待ち時に
いつかどこかで、あなたに出会うだろう

砂糖も入れていいよ
ミルクだってお手の物さ
閉じ込められ ....
あなたは計量スプーンの使い方は知っている?
ただ ただ これですくえばいいだけではないのよ

液体と固体とでは 使い方が違ってくるのよ

たとえば{ルビ味醂=みりん}のような液体のときは
 ....
なんでかねェ
止められへんもんてあるんやねェ
唖っという間のことで
なんや悲しむ暇もありゃせんわ
痛かったやろねていうても
苦しかったやろねっていうても
後の祭りっちゅうのはこ ....
水在らあらあさんの自由詩おすすめリスト(3047)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(外歌)- 木立 悟自由詩407-1-24
もう昔のこと- ぽえむ君自由詩10*07-1-24
浮遊する夢の形状____デッサン- 前田ふむ ...自由詩28*07-1-24
傷口から羽根- 士狼(銀)自由詩23*07-1-24
マリンちゃんさようなら- しゃしゃ ...自由詩807-1-24
三つ節- なかがわ ...自由詩2*07-1-24
有形- 北岡瑛美 ...自由詩8+*07-1-24
人は花を探している- ぽえむ君自由詩12*07-1-24
百花繚乱- 千波 一 ...自由詩16*07-1-24
雑工日記・前編- 馬野ミキ自由詩9*07-1-24
買い物帰り- ふく自由詩5*07-1-24
涙じゃなかったらなんだっていうんだ- たたたろ ...自由詩6+*07-1-24
そろもん(閨房の話)- みつべえ自由詩407-1-23
最終メトロ- りぃ自由詩207-1-23
蒼透色- Rin K自由詩30*07-1-23
制度(悲しみと喜び)- たもつ自由詩1107-1-23
もてない- しゃしゃ ...自由詩12+07-1-23
フラグメンツ(リプライズ)_#71〜80- 大覚アキ ...自由詩15*07-1-23
Re:Re:Re- 自由詩6+*07-1-23
無題- 多久蘭乱自由詩3*07-1-23
草は風の道を示す- プル式自由詩6*07-1-23
私の島- あおば自由詩4*07-1-23
原始人スクリーム- ブルース ...自由詩2*07-1-23
空を夢見て_海を夢見て- ぽえむ君自由詩8*07-1-22
僕の力ではできないけれど- ぽえむ君自由詩11*07-1-22
風の背中- 服部 剛自由詩12*07-1-22
踊るとすれば輪舞、できれば砂漠の真ん中で- たりぽん ...自由詩15*07-1-22
70、コーヒー_【こーひー】- 雨宮 之 ...自由詩9*07-1-22
計量スプーンと法律と_おいしい料理と理想の社会- 相良ゆう自由詩8*07-1-22
ステージ4- なかがわ ...自由詩5*07-1-22

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