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ね 二人で山手線に乗りましょ
山手線は空を飛ぶの
誰もいない 二人だけよ
手をつなぎましょう
何も話さなくていいの ただ 手をつないで
二人で 肩がふれあって
愛があふれて 二人のつないだ ....
{引用=




  うすむらさきの 人々が 自転速度で 水平線から
  粉末になって 夜になる 太陽が 空にのぼるから
              きみは 太陽を掴まえる
  緋色の ....
私はここにいたんですよ
時にはそっと問題を解くけれど
街灯が点いたり消えたりするから

羽のように笑っています
千切れた場所を見せびらかして
添い寝に意味なんてないのに
ベッドはやたら飾 ....
倒れる
水差しが
ふとしたはずみで指先に触れ
ゆっくりと音もなく
まるで夢のように


倒れる
デイジーの{ルビ花弁=はなびら}が
こぼれた水の上に散らばって
白い沈黙
切なさに ....
  空は広いとしか言えない
  流れる時間は惜しいとしか
  どっかにあるかもしれない答を
  探そうとして……また、やめにして



  広い空の下で、流れる時間の途中で
  ....
みちはわたしとともにゆく
みちはわたしをとおくへはこぶ
みち程のわたしをみちは背負いもしずかに
みちはわたしとともにゆく

みちはわたしとともに逝く
みちはわたしのうしろ辺に
果てしもな ....
何も描かれていないその絵本は
風の中にあった
ミルク色をしたその紙の上に
風が運んだ川のせせらぎの音を
優しくのせてゆく
絵本の中では
水は静かに海へと流れてゆく
絵本の右上から小鳥のさ ....
記憶の糸は ここから近い


青葉とともに樹齢に添えば 
風の渡りがよくみえる

耳を 
やさしく奏でるように
静かなことばは 
紡がれて


  会えるひと 会えぬひと もし ....
コンクリートの壁に
長く続いている雨が
滑らかに曲線の
渇き潤して垂れてゆく
寝息を立てて
ゆっくりと
沈下している灰色に
波動の存在を
信じた午後の
奇妙な光り反射している
アル ....
揚子江のほとりで
あなたは生きてください
わたしは揚子江の様子は知らないけれど
多分あなたも同じくらいに知らないでしょうけれど
揚子江のほとりにも花は咲くでしょう
この年になっても花の名前は ....
覚えているか、あれは
そう四月のことだ
この街へ来た、電車で来た
覚えているか、それは

都市を走りぬけ
トンネルを抜け、春の中で
ありがちなおぼろげな夢の中で
あぁ、覚えていないこと ....
東の空が明けるころ
あなたはまだ
真綿の中で眠っている

朝の日のひとすじが
あなたの頬を
さくら色に染めて
はやく春がみたい
と言ったあなたよりも先に
春をみた
こころは
変わってゆく身体から 
出来ているので

たとえば
川の流れから
聞こえる音と
変わらないものです

たとえば
空にあふれている光と
同じようなものです

たと ....
 


 一


日々を連写して
間違い探しをする

遠浅の青に
いつもの魚が溺れている
鱗がまた一枚なくなったこと
それを除けば
昨日と今日の境界線はゆるい

魚は、な ....
細い細い手すりなので
あまり寄りかかると
折れてしまう折れて

そこにおんな一人立ち
ぐううと力込めて見せる
見せて笑う

おとこおろおろし叫ぶ
危ない危ないあ ぶ な い

お ....
角のない消しゴムは
捨てられる寸前だった
角があろうとなかろうと
同じ材質なのに
四つの角があるとないだけで
大きな差をつくっていた
丸みの部分にはすれたえんぴつが
くっついていて
手 ....
寂しさを積み上げた山は
秋の匂いがした

木の実を拾い動物達と話す

寂しさを暖かさが溶かしていく

山がすっかり溶けると
みんな消えていた

残ったのは

痛いくらいにしんと ....
たましい…だなんて
古臭いことばを
ミルクパン
で。どろどろに溶かしたら
ハートの型に流し込む

いつから
だった
かな

球体関節人形の
股間から
生まれてきた。わたし
だ ....
言葉は架空

言葉は凶器

言葉は空回り


言葉は記号

記号は強調

記号はロック

ロックは愛

誤解と曖昧をふんだんに、あと卵をひとつ

愛とはレンコンのはさ ....
階段の踊り場のあたりで
父が釣りをしていた
家の中とはいえ
釣りをする父の姿が
再び見られるとは思ってなかったので
嬉しかった
子供のころ一度行ったきりだった
工場地帯の隅っこに広がる
 ....
まっすぐ伸びた茎に
まだ開ききらない
若いガーベラ

その素直に親しみ
その芯を持て余した

ガーベラ
まぶたの間に
顕れた苦しみ
黒目を大写しにする
苦い海水のような涙
喉に ....
今日という日が重いのは
明日が軽くそれは人差し指に引っ掛けられるほどだから

今日という日が重いので
僕は日向にしゃがんでそこに唾を吐く
少しでも削れればいい

冷たい空気の中でも
太 ....
星も見えない
どこまでも暗い夜
ごうごうと唸る夜の咆哮と
草原を吹き渡る風の音だけが響く

僕はひとりきりの部屋で
夜が明けるのを
時が訪れるのを
ただじっと待っている
わずかに僕を ....
青い電球が砂漠に落ちたころ
水筒の中にらくだのチーズができていた
生家の窓の外にはスニーカーが干されている



チーズが波形に切られた

ぼくにも一切れ
ときみは言うが
切り取 ....
昼間の大きな空を見上げて

大きく背伸びして

ゆっくり飛んでいる飛行機は

雲を描きながら遠く遠くに消えていく

だいぶあたたくなったこの時期で

僕はまた暇をもてあま ....
影を踏むように
引き留めても
すり抜けて
肌に服にはりつき
ぬぐいきれない汚れのように
透明でいとおしい
たんぽぽが
そこにあった、ということ

   ロゼッタの刻印を
    ....
                     1999年


所属の解除 所属の解除
所属の解除って何ですか?
それはですね、所属を解かれるということで
学校を卒業したり、会社など ....
ひかりが刺す
季節を切り取って
差し出す
ひかりがさす
まぶしいから
細めて
睫に燐光がいくつか

引っかき傷もいくつか
ついて

それできみの輪郭がようやくはっきりした

 ....
ベランダの植木鉢を動かそうとして
シクラメンに手をかけると

あやふやなその飛び方は曖昧で
不確かな何かのようだ

冬に生きる蚊を哀れ蚊と呼ぶ
ならば
冬を過ぎ
春を生きるこの不確 ....
金魚、金魚
あか き くろ しろ
口呼吸 池の中

金魚、金魚
ぱしゃ ぱしゃ 葉の下
ひれの翳り 波紋ひとつ

金魚、金魚
はなびらのお船 浮かんでる
口に含んで 吐き出した
 ....
水在らあらあさんの自由詩おすすめリスト(3047)
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路地- 木葉 揺自由詩13*07-3-20
倒れる- 石瀬琳々自由詩17*07-3-20
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つらなり短冊- 千波 一 ...自由詩15*07-3-20
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揚子江のほとりで- たもつ自由詩1607-3-20
92、いつかどこかで- 雨宮 之 ...自由詩6*07-3-20
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IDOL- 恋月 ぴ ...自由詩22*07-3-19
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釣り- たもつ自由詩1307-3-19
ガーベラ- ポッケ自由詩10+*07-3-19
こぼす- 水町綜助自由詩7*07-3-19
草原にて- 未有花自由詩18*07-3-19
日曜日- 水町綜助自由詩10*07-3-19
一人冒険- こめ自由詩1107-3-19
春の泥、にじんで- たりぽん ...自由詩16*07-3-18
中学生- あおば自由詩11*07-3-18
空港の横- 水町綜助自由詩12*07-3-18
- 黒田康之自由詩5*07-3-18
金魚、金魚- ミゼット自由詩5*07-3-18

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