すべてのおすすめ
昼寝をしたくなったので
風呂場にある海苔を持ってきた
それにくるまって
うとうととしていると
玄関のインターフォンが鳴った
先日頼んでおいた入道雲が届いたようだ
猫の手ではんこを押したが
 ....
             20007/02/15
白い雑巾縫い始めたのが
掃除の始まりで
真っ黒に汚れた足の裏
ぞうきんがけを覚えたのが
小学校の廊下
電車道のようにまっすぐに
競争して ....
無残にも
切り離されてしまった私達が
無意識に吐き散らした
ため息の中

そこに燃え残りの灰があり
それは空を覆って
雨となり落ちるのです

だからここに降る雨は
川を汚してしまい ....
この冬はあれだってね。
「だんとう。」
でもこの間の冬も、
そうだった気もするよね。
思い違いかな?。
勘違いかな?。
けどさ、
「だんとう。」
って、 ....
カナディアンクラブを飲みすぎた
ねじ切れた朝に嘔吐
スーベニアの花が咲いて
遠い記憶のため池は緑

悲しいだけ
そう悲しいだけ

欣求浄土の音を立てて風鈴がちりん
冬の風に梅の香り
 ....
あめあめあめ
あめによって
あめのなか
すべりころんで
撥ねっ返りの放物線
オレンジ街灯に透けた

地面に仰向け
ぼんやりと見る
背中は水浸し


放射線状に降りしきる
 ....
曇天より雨粒が落ちる
空中でその一粒はふるえたわみゆがみ散り
ながい無重力感に沸き立って落ちる
ふとかたわらをみれば
そこここに
ふるえる塊
ふるえる塊
ふるえる塊
塵芥混じりの水滴
 ....
毎日のように
貯金箱に
ストーブを入れている
調子がいいときには
やかんごと入れる時もある
毎日中を見るのが日課にもなっている
昨日は大きな入道雲が
もくもくとしていた
その下でアリク ....
混じり気のない東から
広い、まばゆい氷が溢れる
吸うわたしは、吐く
愛おしい、正しい、愛おしい、
ひゅう、ひゅう、
吸う、吐く、わたしは
空気にキスをしている
ああ、だからこの肺 ....
 世界中では雨が降っている
 誰も天気予報を必要としない
 毎日人々は傘を持って外出している
 飛行機なんてない世界だから誰も雲の上に出たことがない
 雲の上には神様の国が存在していると信じら ....
図書館の中に
戦場はひっそりと息をひそめていた
爆音も叫びも飛行機のエンジン音やプロペラ音も
溜息も束の間の笑顔も
音のない写真に詰め込まれていて
それらは見る者の脳に聞こえてくる ....
ねえ覚えている?
初めてあなたと出会ったのは
裏通りにあった小さなヘアサロン
あなたはまだぎこちなくて
遠慮がちな手つきに
硬く閉ざしたこころの奥で
何かが弾ける音がした
(誰かを好きに ....
石ころが落ちていた
少し透きとおってきれいだったので
拾って帰った
こんなもの拾ってきて
母は決してそう叱らなかった
しばらく手で触ったり眺めたりしたあと
かわいそうだから放してあげて
 ....
うにょん

君が言う。

うにょん


好きだ。


声が良い。 音が良い。

うにょん

幸せな気持ちになる。

うにょん



いろはに こんぺいとう
 ....
ただ
ただひろいだけの夜空を充血する程に
まなこを凝らしたら
はしっこの辺りに裂け目がうまれ
乳白色の貴方を呼んだのは紛れもなく私です

その仄かに薫る鎖骨は
芳しき母のようであり
ミ ....
「太陽を見たことがない。」
きみはそう言って、
ぼくは太陽の話をした。
きみはそれだけじゃ満足しなくって、
だからぼくは旅をして、
色んな太陽を見て回ってる。 ....
平日、日がな部屋に篭り、息が詰まりそうであった。 
暗い部屋の雨戸の隙間から射す一条の光に呼ばれて、
ベッドから身を起こし、外へ出る。 


( 日を浴びて、空を仰いで、息を吸い込む ) 
 ....
牛屋は牛食わず、とか
わけの分からないことを口走りながら、
牛に呼び掛ける詩を書いたことがある。
「ホルスタイン。
 詩を書きたい。
 ずぶ濡れのお前に向かって。」なんて、
決心にしては妙 ....
あおしんじゅの森は
樹海の森だったし

あたしはその結晶を とても美しいと思った
粒の小さい 白い涙のようなそれは
体に悪いと知っても
飲み込み続けるよりなかった


ゆるい雪のよう ....
なので、
朝食にはレモンを選びました。
細い腕で積荷を忘れられず撫でる、
あなたにはぴったりだと思うのですが。



 あどけない思い出は、見ない振りで通り過ぎ
 ることを許してくれな ....
桜の花びらが散り

グラウンド沿いにつくられた遊歩道に降り積もる

つよい風が吹いて

目を瞑るしかなくて

吹き飛ばして

恐る恐る目を開けると

視界いっぱいに花びらが激し ....
「は・ひ・ふ・へ・ほ」という文字が

ひとつずつだと


「は〜」「ひ〜」「ふ〜」「へ〜」「ほ〜」


ほら、なんだかため息みたいでしょ




「は・ひ・ふ ....
ジョニーは
教えてくれた

好きな女に惚れられたかったら
まず
嫌われろ
どーでもいー男になるな
お前は人がいいからな
すぐ気に入られて
近くには置いてもらえるだろうが
いいか
 ....
小学生の頃
春の小風の中にふわふわと漂う
ケサラン パサランを見つけた
うさぎのしっぽのような丸い格好をして
まっくろくろすけが
まっしろしろすけに塗り替えたのかと思った
ぼくは
逃げら ....
何処かに吸い込まれていく君に

好きだ

と叫んでみたが

声になっていなかったらしく

通行人から物乞いと間違えられて

誰かが5円置いていった

ちょうど手元に100円あっ ....
自分が人のことを好きになってしまうのは、人が世界との窓だからだ

ということを考えた。

恋をするということで、世界への問いを発しているのだ

ということを考えた。

だから僕 ....
  ちょっとした梅酒に缶焼酎
  ちょっとした高揚感
  こんな具合を ちょっとした幸福と呼べるなら
  ちょっとしたお調子者



  だが今
  厚ぼったいかなしみだけが
 ....
家の中に線路が開通した
これからは毎日
海へと向かう青い列車が
部屋を通過していくそうだ
最寄の駅はいつも利用している駅だけれど
春になったら小さなお弁当を持って
二人で海を見に行こう ....
水は自由だった
形はなく
その場所がその形だった
自らの意志で
動くことができなかったが
絶えずすべてが動いているので
別に苦ではなかった

暑くなれば
空に浮くこともできた
のん ....
綺麗な黄金色飲み込んだ
ほら、随分遠く
小さな灯りが揺れている
綺麗だね
あれ、さやかのせい
っていうか
きっと、あれがさやか

空いたグラスにさやかが溜まる

煙もくもく吐き出す ....
水在らあらあさんの自由詩おすすめリスト(3047)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昼寝- ぽえむ君自由詩8*07-2-15
白い布が足りない- あおば自由詩14*07-2-15
汚れた川に- 三条麗菜自由詩11*07-2-14
「_前想眠。_」- PULL.自由詩5*07-2-14
わだかまれ- しめじ自由詩307-2-14
slip_in_rain- 水町綜助自由詩4*07-2-14
雨滴- 水町綜助自由詩3*07-2-14
貯金箱- ぽえむ君自由詩8*07-2-14
心呼吸- A道化自由詩1407-2-14
雨雲に覆われた地球- はじめ自由詩7*07-2-14
音のない戦場- 九谷夏紀自由詩11*07-2-13
原宿物語- 恋月 ぴ ...自由詩22*07-2-13
宝石- たもつ自由詩18*07-2-13
うにょん- 北大路京 ...自由詩23*07-2-13
月蝕- ハエフ自由詩18*07-2-13
「_きみへの太陽。_」- PULL.自由詩12*07-2-13
(_空ノ声_)- 服部 剛自由詩807-2-13
わが実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタイン- 大村 浩 ...自由詩10*07-2-13
あおしんじゅ- もも う ...自由詩31*07-2-13
食卓- 霜天自由詩1007-2-13
Kanon- 水町綜助自由詩7*07-2-11
はひふへほ- むむ自由詩8*07-2-11
ジョニーは銭湯に行った- しゃしゃ ...自由詩1107-2-11
「ケサラン_パサラン」- 404 not foun ...自由詩10*07-2-11
こいうた- 大城 小 ...自由詩407-2-11
多分ある意味当然なのだろうけど- イダヅカ ...自由詩3+*07-2-11
世界から帰る- 草野春心自由詩207-2-11
海へ- たもつ自由詩1207-2-11
- ぽえむ君自由詩12*07-2-11
さやか- リヅ自由詩4*07-2-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102