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事故でしょうか
街は騒ぎ始めて
右手と左手を合わせるカーブは
さよならを言う前に出会ってしまったのでしょうか

空はまだ海になる前で
息継ぎも満足に出来ないまま
底で跳ねるうろこの心音を ....
                         

5人の河童がやって来た
黄色くてツルリとした額に
胴長短足痩せた手足は青白く
きりりと晒しを締めこんで
夏祭りの夜にやって来た
 ....
雨が走り去ると
レンズになった大気が
緑を浮かび上がらせ
耳の輪郭を追う

待ち望んでいたタオルケットが
部屋をすっかり包みこんで
静かに反省をうながす
今夜のニュース

鐘の、音 ....
年に一度の七夕当日は朝から
日常の憂鬱が蓋をしたような曇り空
地球全体を水の中に
沈み込ませたようで
纏わりつく湿気で少しだけ呼吸困難かも
空が泣き出すのは時間の問題かな
定時にさらさ ....
通りの
突き当りには
とても大きな
古い病院

薬と
消毒と
おしっこの匂い

クリーム色のカーテン
ひびの入った白い壁
触ると
とても冷たい
わたしは病気で

入院した ....
彼女ができたので、
野球場へ行って泣こうと思った。
電話は夜の十時だ。
俺はありったけのバンソウコウと、
傷薬を準備して、
ノートには一から十二までの手順で、
軟着陸について記してあった。 ....
さてせっかく七夕になったので
何かお願いをしようと思うのですが

あの子に願いが届きますようになんて
かわいらしい事を願うのもなんだかあれなので
他に何かないかしらんなどと考えましたら
不 ....
窓に
張りついた夏、
グラスの中で氷が
音もなく溶けていく午後
少し薄まったアイスコーヒー
にミルクを少し加える
ゆっくりと拡散していく、
ゆっくりと沈殿していく、
夏。

あの頃 ....
コウノトリの飛来を告げたとたん
「あなたは要らない邪魔だ」と言われた
明日への架け橋は
明日の幸せは
求められてはいないらしい
求められているのは機械でいること
物言わず働くこと


 ....
   {引用=   地球は絶えずまわり続けて
   そのうえに
   わたしたちは絶えず揺れている}




或るおとこの背広が
夜風に揺れている
その内側では
同様にネクタイも ....
山を吹き下ろす風が

 水面を撫でる

渓川は波立ち

 日が跳梁する

瀬音と光の乱反射


     私は川原の石に腰掛けてゐる
     振り仰ぐ嶺には
     消え ....
ブルーチップの青いリスは
目を離すと、すぐに増殖して
ガマ口をはみ出してしまうから
台紙にきちんと貼りつけなければいけなかった
母は台紙をもらってくれると約束をしたのに
永遠と立ち話をやめや ....
懐かしいロックバンド
伝説の爆撃機
心に爆弾を落とした
刺激を残していった。

やるせない僕らの心を
紛らわして
癒してくれた
天国への階段

You've really got  ....
電車と呼ばれる棺おけに
出来損ないの食べ物ばかりを並べる花屋
改札と切符の隙間から乗り込む乗客たちは
数少ない呼吸器を奪い合って窓から手を伸ばしている
躾けのなっている犬がだらしなく涎を垂れ流 ....
1)恋をしている ○
  愛をしている ×

  結論:恋は動作である


2)恋に落ちた ○
  愛に落ちた ×

  結論:恋は深い深い井戸


3)恋を育む ×
  愛 ....
わっしっし うっしっし

三拍子のリズム、灰色の空、優雅に
ワルツのステップ踏んで
雷様のお通りだい

のっしっし うっしっし

梅雨空を掻き回し
大地に吠えろ
ゴロゴロゴロガ ....
ミサイルを撃ち始めるとは思わなかったので
ことのなりゆきに とまどう

中国へ弟が二ヶ月ほどいるのは
会社の仕事だし
行ったばかり

北朝鮮への経済制裁がはじまった
それは 敵地という ....
出会わなかったのか
出会えなかったのか
出会わない君と
出会えない僕が
すれ違っていく世界

僕等は見知らぬ他人で

僕等の出会わない話で

僕等の出会えない世界で

僕等は恋 ....
ねぇ 葵さん

どうして、日常はコラージュなの?
誰かと誰かを一部だけ繋いで
今日を生きていくの・・・
それでも、良いの?

僕ら大きなジグゾーパズル
一人でも欠けたら絵は ....
焼けた肌に
1杯のビール
夕涼み
トウモロコシ

ナイチンゲール宣誓
白衣の天使
優しい笑顔
優しい性格

皆死と言う爆弾を
持ち、苦しむ。
気力で生きる
愛と言う妙薬を飲む ....
コウノトリは泣いた
ほろほろと
その子の運命を

誰に言われることもなく
彼女は勇敢でした
海に飛び込みました
人を 助けました


カエルも泣いた
けろけろと
その子の人生を ....
電話をください
電話をください
電話でしか繋がれない
だから電話をください
メールじゃなくて
電話をください
受話器を耳に当てると
あなたが小さな声で
生きてることを伝えてくれる

 ....
灰色の空から零れ落ちる
一つ二つと数えられないほどに
アスファルトの上
ビニール傘の上

少し冷めた珈琲を一口
苦味が口の中から浸透して
全身に伝う
角砂糖を二つ入れると ....
舞台衣装をぬぎすててぴょこんと屋上から飛んでしまおう
つかれてしまったよとありきたりな伝言をのこして
おおきな地球はいつだってやさしい ふみつけにしても怒らない
キスをあげよう ちゅっとかわいい ....
きっと この世の草木からは
あの蒼穹へ 黄金の糸がまっすぐに伸びているのです

  いのちはあわあわとしたじぶんのねいろをもって
  なつかしいあおぞらとつながっている
  (そう 世界は一 ....
長く生きるつもりはないけれども
今すぐに逝くという事になれば
少し未練が残ると思う

それは母や兄や妹や恋人のこと
友達や犬や猫のこと
自分の夢や亡くなった父のこと
その昔も昔には

あの白く大きな花の

ほっこりと黄色い{ルビ花芯=かしん}には

ひとつにひとりの乙女が生まれ

若者たちはその花乙女らを嫁にせんと

競って{ルビ夏藤=なつふじ ....
ぴんくの 傘を さしながら
まえへ 進もう 。
ことばは ときに あやふや
まえへ すすめない 時は 笑おう 。センチメンタルにならずに 前に すすもう。鍵穴に 鍵を 差し入れて扉を 拓く前に  ....
僕らは生まれたときから
   もとい
僕らは翼を持って生まれてくる
   もとい
翼なんかもってやしない
   だから

僕らは羽を一枚握り締めて生まれてくる。

その羽はとても強い ....
タオルが静かに眠っている夜
気温は静かに穏やか
冷蔵庫から寝言が聞こえる


赤い秒針は朝を目指す
夜の道も迷わずに


コンクリートの熱を空に逃がす
熱い砂利も今は子供の夢を見て ....
水在らあらあさんの自由詩おすすめリスト(3047)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うろこ- 霜天自由詩406-7-8
黄色の雨合羽- あおば自由詩8*06-7-8
囁き- iloha自由詩9*06-7-7
*☆に願いを*- かおる自由詩8*06-7-7
突き当たりの病院- チアーヌ自由詩306-7-7
野球場へ行って泣こう- しゃしゃ ...自由詩606-7-7
ねがいごと。- プル式自由詩8*06-7-7
溶け出す午後- 夕凪ここ ...自由詩13*06-7-7
コウノトリが飛んでこなくなった日に- 恋月 ぴ ...自由詩19*06-7-6
酔っ払って歩道橋で叫ぶお父さんを見つめる娘の彼氏の元カノの可 ...- 千波 一 ...自由詩11*06-7-6
渓川- 杉菜 晃自由詩8*06-7-6
ヒーロー伝説- 佐野権太自由詩21*06-7-6
テニスン- ペポパン ...自由詩5*06-7-6
夜のラッシュアワー- 美味自由詩4*06-7-6
恋についてのいくつかの考察- umineko自由詩9*06-7-6
*うっしっし*- かおる自由詩10*06-7-6
まいる- 砂木自由詩6*06-7-6
僕等の世界。- プル式自由詩4*06-7-6
現実が吐く優しい嘘- 海月自由詩2*06-7-5
夏の1ページ- ペポパン ...自由詩4*06-7-5
此岸花- 宙空 心自由詩2*06-7-5
電話をください- チアーヌ自由詩806-7-5
- 海月自由詩3*06-7-5
すきすぎて夜逃げ- ゆみ自由詩106-7-5
星の船と_竪琴- 水無瀬  ...自由詩8*06-7-5
未来と過去- tibet自由詩3*06-7-5
泰山木と喪服- 知風自由詩206-7-5
ピンクのかさをさしながら。- すぬかん ...自由詩306-7-5
僕らは翼なんかもってやしない。- プル式自由詩4*06-7-5
藍夜- ふく自由詩2*06-7-5

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