すべてのおすすめ
心が抜けてしぼんでしまった
わたしの身体に
あなたの息を吹き込んで
ちょっとあたたかな
ちょっと煙草臭いあなたの息を
自分までもが赦せなくなった
あの日から
わたしはわたしじゃ無くなって ....
その歌のはじまりとおわりを
わたしは知らない


空を見上げたとき
耳元で起きた風が
どこから来て どこへ行くのか
わからないまま
歩き出してしまったように


そ ....
心が枯れてしまったと
思ったとしても
君にはまだ
心の種が残っているじゃないか

君にだって
人と会話する気持ちがあるだろう
そう、それが心の種
そこからまた
新しい芽が生まれるのさ ....
外の風に吹かれて
眠る夜はいいものですね
遠く夜汽車の音を
聞きながら

私は線路に耳を当て
旅立っていく汽車の音が
消えるまで
いつまでも聞いている
そんな姿を
まどろみの中 ....
雨滴が窓に流れて

十月の始めの夜

よく揺れる電車

じつはもう雨はやんでいる

急行から乗り換えます

タウン オブ エタニティ ハッピーで

今僕の家は高井戸

巨大 ....
お月さん

震えていなさる

今宵の風はあんまりじゃ

空が空っぽになってござる

塵ひとつ とんと見当たらぬ

裸で ぽつんと 

一人でいなさる

地上に降りて来れたら ....
 久しぶりに実家に帰って
 久しぶりに会った父は
 ずいぶん小さく見えた

 もともと口数の少ない人だったが
 いっそう無口になっていて
 母が買い物に出かけてしまうと
 これといって話 ....
つ…
つ…


湿潤を終えた葉の首の付け根を冷気が断ち切れば
涸れた維管束の行く先が、風とされる
そしてその葉の薄い鋭い赤い輪郭が今度は
冷気を切ってゆく
ああ、切 ....
空には空しかなく
梢の葉ははらはらと
大地に垂直に
それは昨日

空には太陽しかなく
落ち葉はひらひらと
大地に平行に
それは今日

空には心しかなく
光の葉はきらきらと
大地 ....
三十三年前に死んだのは
三十三通りの死に方をした金魚

三十三丁目の夏祭りで
すくわれなかった金魚

三十三丁目の夏祭りで
すくわれて放っとかれた金魚

三十三匹のミジンコを
食べ ....
雷鳴ひとつ



雷が遠くの方で鳴きました
光るたてがみは見逃したみたいです
秋雨をきっと連れてくるのでしょう



     ぽつぽつぽ
     ことんことんことんことんこと ....
黄金に色づいた銀杏の葉が

枯れて萎んだプラタナスの葉が

静かに落ちてゆく


それら微かな音にも
わたしの耳は鋭く応えるのに
あなたの声が届くことは無い

印したインクの滲み ....
中途半端な気持ちで
何かに向かって
それが叶わなかったとしても
泣きたくはならない

真剣な気持ちで
何かに向かって
それが閉ざされたとしたら
心から泣きたくなる

泣きたくなると ....
星をみるんだ

この街の真ん中で
分厚い手紙を齧りながら
発泡酒で侘しく
それも公園、
結構サムイもんだ
どこかの朝焼けまで
ずっと続いてる電柱に
ひっかかった安穏
夜の天井は低い ....
地平線さえ見えないほどに
一面に広がる小麦畑の
只中に突き立った一本の潅木の下には人が揺れているのだそうだ

金色の穂が乱反射する
歪な真夏の陽光の中で
限りなく乾きながらしかし決して ....
ふられてここがよかった。

第十位
映画のすみっこのシーンがこころにしみて、
だれも泣かないところで泣けたりする。

第九位
音楽を聞いていると、
まるでじぶんのうたのように聞こえてき ....
飲み屋を出たばかりの 
ほてった{ルビ頬=ほほ}を夜風に受けて 
改札に入ってゆく 
友の背中を見送っていた 

気がつくと 
「友情」という像の前に 
僕は独り立っていた 


 ....
雨が降ってくると
金沢を思い出します。
金沢は年間六十日しか
晴れの日がありません。
大体曇りか雨です。

空はいつも
ブルーグレイの薄雲がかかっています。
雲のない ....
丘の上には 
{ルビ幼子=おさなご}を抱くマリア像 
周囲で秋風に揺られ 
{ルビ頭=こうべ}を{ルビ垂=た}れるススキ達 

丘の上から 
見渡せば 一面の海 
きらきらと日の光が踊る ....
深夜のスーパーで
値引きされたフライドチキン二本と
食パンとフルーツ・オレを買う
「袋にお入れしましょうか」
「あ、お願いします」
店員の声が少し優しかったような気がして
青年は傷ついてし ....
小さき ふとんに くるまれた きみの 未来は いかほどか 。

大きな 声で 我に 告ぐる
小さき 事ごと いと いとをしき 

今日も また 小さき 理由 吾に いいて きみの 未来は ど ....
初めて走った時を覚えていますか?
歩いたんじゃなく
走った時のことを
初めて自分で風を創ったことを
鳥達は笑いましたか?
あなたが鳴らす地球の音は
雲の流速を緩めましたか?
野良 ....
わたしたちぬけがら
中身なんていらないわね

足してふたりで十分

本当に欲しいのは皮でしょう

内側は暑苦しくて困るわね
ここならそんな心配ないのにね


だめだめ
間違えて ....
小さな足音が耳の横で止まり
「お兄ちゃんはうそつきだ」
と声がします

それはまるで今の心の中を引き裂くように
鋭い声で叫びます

私はただただ
恐ろしくなって
恐ろしく なって
 ....
詩を読むようになってから
詩を書くようになりました

詩を書くようになってから
詩をもっと読むようになりました

詩をもっと読むようになって
愛が深まった気がします

でもわたしは丸 ....
現実逃避する僕の影の中を這いずる

暗いくらいスネークなど形だけすらなかった

わかっているハズだったのに

体が火照るだけの感情を

押さえきれず心は砕け散った

エン ....
その人は今
私の目の前に現れた 

十字架を掲げ 
日に五回祈れと叫び 
色即是空を座右の銘とする 

好きな食べ物はサーモン 
嫌いな食べ物はシャケ  
二十四時間
皿いっぱいの ....
*
遠くでぼくらが病んでいる


十一月の夕暮れに
落とした財布は
世界の意味にすっかり濡れて
もう使い物にならない
ちょうど
開かれることのない
窓の高さで生きる
ぼくらのよう ....
答を探している
人生のすべてをかけて
日常の暇が出来た時を見つけて
探しつづけている
火曜日はよく燃えるので
腰まわりを綺麗にしておかなければならない
(よく湿らせておかなければ)
とも ....
{引用=

一、斜塔

あの塔は
いつ崩れても
おかしくはない

その
語りは
誰かにとって
あたらしきを築き
誰かにとって
もはや
壊れたままのかけらで
見えないはず ....
水在らあらあさんの自由詩おすすめリスト(3047)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赦すと言うこと- 恋月 ぴ ...自由詩46*06-11-7
秋から冬へ- まほし自由詩25*06-11-7
心の種が残っているよ- ぽえむ君自由詩12*06-11-7
鉄の時代- 三条麗菜自由詩10*06-11-7
きんぎょ- 水町綜助自由詩7*06-11-7
お月さん- さち自由詩22*06-11-7
ブゥー- 大覚アキ ...自由詩206-11-7
絶え間ない体- A道化自由詩1006-11-7
それは明日- ぽえむ君自由詩12*06-11-7
金魚- 肉食のす ...自由詩206-11-7
かんだちの遠吠え- ふく自由詩3*06-11-7
秋の日記- LEO自由詩19*06-11-7
泣きたくなるとき- ぽえむ君自由詩7*06-11-6
星を- はらだま ...自由詩6*06-11-6
Espagne- Utakata自由詩506-11-6
ふられてここがよかったベストテン- しゃしゃ ...自由詩1006-11-6
「友情の像」- 服部 剛自由詩7*06-11-6
北と南のあいだ- とうどう ...自由詩28*06-11-6
海の見える駅_〜江ノ電・鎌倉高校前〜- 服部 剛自由詩9*06-11-6
スーパー- 肉食のす ...自由詩4*06-11-6
雑歌_七首__- すぬかん ...自由詩106-11-6
初めて走る- ススメ自由詩106-11-6
ぬけがらのおんなのこ- アサリナ自由詩18*06-11-6
チューニング- プル式自由詩7*06-11-6
- 下門鮎子自由詩3*06-11-6
エンジェルリングの誓い- こめ自由詩1006-11-6
あたらしい神さま_ー_謎の詩人れんじゃー五人衆_ー___神山 ...- はっとり ...自由詩306-11-6
木々の雨_他- 青色銀河 ...自由詩10*06-11-5
火曜日に燃える- 岡部淳太 ...自由詩15*06-11-5
小詩集【ルナ区の片隅で少年少女は】- 千波 一 ...自由詩19*06-11-5

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102