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今日の買い物
夕方
うす曇り


さとう
牛乳
パスタ
とか
ハーゲンダッツのラムレーズン
とか

足りないものと
欲しいもの
買って

今晩何食べるんだろ
さ ....
苺ジャムから
苺を引いたら
夕日が残った
誰も地下鉄になど
乗ったことの無い町だった
くすんだ陽射しの中
食品工場の隙間では
猫たちがよく逢い引きをしていた
友だちにもみな両親 ....
秋の日の涼しい夕暮れ 
散歩から帰り家の門を開くと 
上から ばっさ ばっさ と 
木の枝が降ってくる 

数日前66歳になった親父が 
はしごの上から「お〜い」と呼ぶので 
もうすぐ3 ....
攻撃的な僕
受身的な君
私は火
君は水

快楽を貪り食うオイラ
苦痛に耐え忍ぶオマエ
結局は君に飲み込まれ
おとなしくなる

僕は走り
君は歩く
俺は男、お前は女
それぞれ一 ....
ちいさなひかりが
あたたかな狭い部屋に点れば

冷たい空気を一息に吸い込んで青く爆発する

四本のシッポ銀色に流れて

吹き出している細かな塵は

ヘッドライトに照らされるまま延びて ....
一、 銀色の背中


飯も喰わずに、カピが月ばかり見ているので
座敷に上げて訳を聞くと
長い沈黙のあと
神妙な顔で
片想いなのだという

いったいどこの娘かと問えば
まだ逢ったこと ....
昨日の夜に積もる雪
山も畑も野も川も
どこもかしこも一つ色
朝の光に木の枝が
まばゆく光るこの大地

新たな生が起き上がり
草も若葉も木も枝も
日なた日陰も一つ色
朝に流れるせせらぎ ....
今のわたしの生活にはぴんとこないの
あなたの言葉は

考える暇がないの
いそがしくて
目の前にあることで精一杯なの

愉快に私を笑わせて
考えることなんてこれ以上要らないのよ
今の ....
うばすてやまについて考えている
祖母をそこへ連れてゆきたい
訳ではない
昼下がり
冷えた湯呑みが二つ
並んでいる

祖母が歩くと
割烹着のポッケットから
何かがこすれ合う音がする
 ....
風ひとつ
赤い首輪の放浪者
立ち止まって後ろを振り返るのは
淋しさを断ち切るため

お行きよ お行きよ
赤い首輪の旅人よ
風は追い風 君の味方さ
淋しくなんかはないはず

お行きよ ....
夜の明ける頃
苺ジャムの小瓶を積んだ船が
幅広の海へと出港する
その間にも
私たちには忘れていく言葉があり
その言葉を思い出すために
また忘れられていくものがある
産まれてきたし ....
 
 
昼下がり

ちょうど
町までのバスが出た頃



 青 空



その青空に
ペンギンは
洗濯物をひろげる


真っ白な

雪のように真っ白な

洗 ....
風は太陽を紡ぎ
  優しい音で糸を張り
張り詰めた糸は
  暖かな香で弾けて

{ルビ奏=かな}でる曲は優しく
  そして暖かく響く
まるで生命の力を
  {ルビ謳=うた}うように { ....
松の湯


跳ねる湯船も恐ろしく
あれは白鯨モビーディック
いかつい背中の倶梨伽羅紋紋
あまりにも鮮やか過ぎて
タオルで隠さぬ前を横目に見れば
なぜか思わず猿山の猿気分
ラッキョの皮 ....
遠く聞こえる虫の音は
遥か離れたふるさとを
頭の中の片隅に
思い浮かべる曲となる

遠く聞こえる虫の音は
深い眠りへ{ルビ誘=いざな}うも
頭の中の片隅に
響き続ける曲となる

遠 ....
おしまいは
呆気ないね

今しがたまで注いでいた目線を
手元のカップに移して
囁くようにあなたが嘆いた
続けてのため息は
ほんのり紅茶の匂いで
外には
すぐそこに夜がある

北西 ....
全てから自由
全てから喜び
全てに感謝
全てにお礼

全てに御免なさい。
全てに許して下さい。
全てにありがとう。
全てに涙する。

全ての人に笑顔
全ての人に合掌
全ての人に ....
あなたはすっかりひろがってしまって
異常透明のあきぞらを
霞ませるだけの実態すら持たないらしい

昨日のゆうぐれ
おはようございますと挨拶しながら
工場のエアシャワーを浴びたとき
唐突に ....
 
 
思い出してください
彼を


情のように
厚いくちびる

厳しさを
刻みこんだシワ



思い出してください
彼を


土曜日の夜を
心待ちにしていた
 ....
身分証明書を
と言われて財布を探ったが
パン屋のレシートがぱらりと落ちただけ
カード入れにはブックオフのカードだけ
午後の図書館だった

カウンターのミセスは
住所と名前が記されている  ....
青黒い、
時と云ふ名の液体に沈み、
我々は進む、
一直線に、
戻ることも、
横切ることも、
かなはず、
唯真つ直ぐに。

流れゆくものは時、
さう思ふのは間違ひだ。

時は一切 ....
昔々、日々は葡萄狩りだった
形よく大きなものを探し廻るのに懸命だった
憂鬱は出来事などでなく世界そのもので
頬を切る風は冷たいけれどやさしかった
横から奪っていく手のことなど ぼくはちっとも知 ....
世界を彩るのは 虚偽だけですよ と

午後の悪魔が言った



実際は新聞の色

あぁ、実世界なんてもんはしまうまの色ですよ と

午後の悪魔が言った




言いっぷり ....
始まりの始まり

ゼロから始まり
ゼロに終わる
古びた社に幣を手向ける
立ち去る背に蝗の姿
農夫ということばも無い時代に
立ち去るという観念
喪失という確信
すべては幻想の下に始 ....
白い箱を最後に磨きます

かつてその輝きに出会い

見つめ抱いた大切な箱

白いと決めたのは私です

箱と決めたのも私です


白い箱に最後に触れます

かつてその感触に戸惑 ....
心が疲れて
何を見ても
何も見えない
誰にも教えられず
ただもどかしさだけが
ずっと残ってゆく
人として生まれてきたことが
悲しく思うけれど
人として生まれてきたことが
自分だけの運 ....
コスモスがひっそり旅立つあたしに
手を振るように右に左に揺れている

大丈夫だよ
哀しみはあいよりも深いよるが
すっぽり包み込んでくれるから
ほら、あなたのおもひ出が紅く
あかく、大地ま ....
あれは大阪長居の安アパートに転がり込んできた僕みたいに
公園の木の上で啼いているのを 当時、純朴だった妻がみつけ
憐憫の情が働いたのかどうか 
拾ってきた、傷だらけの尻尾のちぎれた子猫だった
 ....
虹を食べ過ぎてしまったか
のように少し大きい女の人が
愛という字を
消しゴムで消し続けている
あの鉄橋を渡れば私の故郷があるのよ
と指差す先には
窓がないので
景色の良く見える庭 ....
朝顔の 露に張りつめた花びらは
美しい
しかし 弄れば弄るほど萎れていく
ダイヤは研けば研くほど
耀きをます


あなたはどちらが真に
美しいと思ふだらう
いや 野暮な問ひは止め ....
水在らあらあさんの自由詩おすすめリスト(3047)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
独り暮らし- ネ々コ自由詩206-10-18
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男女(2)- ペポパン ...自由詩3*06-10-18
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カピバラの事情- 佐野権太自由詩41*06-10-18
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「いそがしくて暇がない」- 七尾きよ ...自由詩3*06-10-18
うばすてやま- 吉田ぐん ...自由詩1306-10-18
- 未有花自由詩9*06-10-18
苺ジャム幻想- たもつ自由詩11*06-10-18
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湯煙三昧- 恋月 ぴ ...自由詩21*06-10-17
遠く聞こえる虫の音は- ぽえむ君自由詩9*06-10-17
木枯し、吹くまえに- LEO自由詩16*06-10-17
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White_noise- 佐々宝砂自由詩6*06-10-17
チョーさん。- 橘のの自由詩106-10-17
図書館に通う- 吉田ぐん ...自由詩3706-10-17
創書日和。流_【Free_fall_flow,_river_ ...- 佐々宝砂自由詩706-10-17
昔々、日々は、- 新谷みふ ...自由詩8*06-10-17
午後_の_悪魔。- もも う ...自由詩8*06-10-17
前世紀- あおば自由詩4*06-10-17
白い箱- mayaco自由詩106-10-16
せっかく生きてゆくのだから- ぽえむ君自由詩9*06-10-16
*たそがれ駅17時05分発*- かおる自由詩12*06-10-16
ポヨンの大往生- atsuchan69自由詩13*06-10-16
景色- たもつ自由詩906-10-16
それは_あなたの中に- 杉菜 晃自由詩12*06-10-16

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