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私の左肩に
今も残る
大きなケロイド

まるで
ユーラシア大陸の
地図のようで

サッカー
日本代表の
昔のユニフォームのような

そんな炎のような
大きなこ ....
コンパクトに映るわたしに
わたしは誰と尋ねても
何処まで行っても、あなたはあなた
としか答えてくれない
(何だかつまんないなあ
こうやって電車のなかでも鏡を覗き
アイラインなんか直してみる ....
  

 
 こどもは夢のおとなたち
 
 絵皿の中で遊ぶ姿も
 
 束の間のやすらぎ
 
 緑の風がそよぎ
 
 ミルク色の光を浴びて
 
 こどもたちは目を覚 ....
わたしの あたまを
からから まわすと
なないろの たまが
さいげんもなく でますが
ぜんぶ はずれです
クラゲは無色を誇って
透明に酔って

クラゲは青色から逃げようと
存在に決着がつけられなくて

大海原の一角で
青から逃避しようと
上昇志向をあらわにします。

生命の原型のよ ....
山の斜面は蜜柑の木
  ミカン/みかんは紀州の木 
 それでも南部(みなべ)の梅の木は
  摘んだ青梅
      過ぎた空
  紫蘇に染まった梅の実の
   ひろげて干した縁側に
   ....
秋の公園には

白いベンチが

木漏れ日を浴びて

鎮まつてゐる



桐の葉がひらりと

ベンチにのる

どうぞ私を敷いてくださいな

またひとひら ふた ....
わたしたちはみんな

従軍慰安婦という
福利厚生とかみたいな匂いがする
こぎれいな肩書きをつけて
さらってきたおんなこどもを犯すような

そんな生き物と同じDNA構造の生き物です
だか ....
明かりの消えた教室で、
ひとりふたりと、
席につく。

学籍のないぼくたちは、
幽霊みたいにゆらいでて、
いつも不安で不安定。

黒板のかすれた数式は、 ....
秋の日差しに照らされた
小さい花をただ見つめ
薄くて淡いその姿
はかない生を手で撫でる

やさしい土を踏み歩き
草の匂いか風が吹く
今だけ香るその世界
心とともに響きあう

空を流 ....
今夜
熱を吸い取った風がするりと逃げていくね
もうすぐやわらかくて軽い布が
肌を覆い隠す季節

そうして、君のためだけに体を磨くよ
そうして、こっそりと見つかってしまっ ....
葡萄の葉陰に{ルビ抱=いだ}かれて
青い果実のひとふさは
日ごと重くなりました

花びらのかわりに
熟れた種子をいっぱいにして
向日葵は皆うなだれました

高い空
すうと流れる
赤 ....
ことばならなんとでも言える
「よく晴れているから…」
そのことばに
あなたは安心したような気配を残し
携帯電話をそっと切る
(雨降りなのさ、ほんとはね
幸せだったひと時は何も言わずに遠のい ....
その日
斜めの陽光が胸の中を通過するのを感じたわたしは
わたし自身も斜めになってみて
光を逆に通過せんと試みる

にじいろの魚を、瞳を輝かせる子供たちに売る怪しげな商人のようだ
絵の中から ....
どこへおいきやすの。
ほらあんた、
あんたですがな。
どこへおいきやすのか、
ちゃんとゆうてみなはれ。
ゆえへんのか、
ゆえへんのはどのくちや、
このくち ....
宮ノ前から熊野前までは
歩いて5分たらずで、商店街は二つあり、そこに挟まれるようにして、彼の家は
あります。

彼は何時だって笑顔で、絶やさない元気の種を、毎日毎日、ここそこに蒔くので
す。 ....
(ヴァンサン)


窓の外に君の姿が見える
やわらかい草を裸の足裏で踏みしめて
君はこれから川へ泳ぎに行くという
もう透き通った水は冷たいというのに
君は白い歯を見せて
{ルビ銀葉=ぎ ....
左まわり
やいばの先
痛みは光る
膝上の花


陽の差さない夕暮れに
何かがこぼれ 生まれる水紋
うすく うすく
つらなる水紋


誰も何故かを問わない日
醒めた ....
シーズンオフの海
半ば砂に埋まつたビーチパラソル
ピンクのドームの下に
蟹が一匹ハサミをもたげる


どこから切り裂いて
片付けたものか
パラソルを見上げて
蟹はむづかしい貌
 ....
ちょうちょ

菜の花

羽のどこかに重たさを持って

原色を彩り続けて

その向こうに


ねえ

聞こえるかしら

見えているかしら


この先に ....
はやくおとなになりたいなあ
あしをぶらぶらさせて
リリコちゃんがいう
ほっとけーきをじぶんひとりでやいたり
(たこやきも とつけくわえる)
おおきないぬをかったり
ぱそこんでむずかしい ....
輝くものはいつも
はるか遠くに置かれる
届かないとわかっていても
暗闇の中で
求めてしまう
温もりのない光とわかっていても
そこで燃えているものを知っている
そして永遠を誓ったりする ....
あかいひかり
てをおもいきりふって
ねがいごとをさんかいとなえたなら
そらからはきらきらのきれいななみ
ざぶんざぶんとおしよせます

いつかのなみだはおほしさま
みみたぶにかざって
お ....
溢れるほど、満ち足りた言葉に、埋め尽くされて、
わたしは、天空を飛翔する鳥のように、
爽やかなひかりの音階の裾野に舞い降りる。

花々は寄り添い、一面を、湿潤な色香の帯を輝かせて、
痩せ ....
足元が
池か
川みたいになって
水が
溢れてる気がする
まるで
そう

肩の辺りまで

波打ち際
打ち寄せる
駆けてくる
恋人
白い犬
照りつける
太陽
入道雲
 ....
大きな木の下に置かれた
ベンチに腰かけたまま
静かに目を閉じる

大きな木の大きな葉が
サワサワと揺れ
その呼吸に自分の鼓動が合い
いつしかまどろむ

夢の中で
自分が何かを探して ....
バスの停留所に
動物列車がやってきた
乗ろうとするけれど
人間はお断りです、と
動物の運転手に怒られてしまった
レールも無いのにどうして
そう思ってよく見ると
窓から次々と動物たちが ....
君にはなんに見える?

「僕にはりんごに見える」

そうだね 君はりんごが大好きだからね


じゃあ君にはなんに見える?

「僕にはボールに見える」

そうだね 君はボール遊びが ....
茹でる前の固い麺は頑なに自由を拒む私の心
熱い熱い沸騰している湯に放られてほぐされ潤う心
決められた時間で私は蘇る つやつやの黄色い肌をもつ
そして私は食べられる 悲壮な顔をしたお嬢さんに
お ....
結婚指輪をなくした女に会った。
子どもがどうしても貸してほしいというので
貸したらなくされたのだという。

青い砂が、風に少しさらわれていった。

女は忙しいのだという、
子どもが騒ぐと ....
水在らあらあさんの自由詩おすすめリスト(3047)
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