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枯れ葉に眠る蛾
湯の底の丸薬
動かぬまま 呑みほされようとし
はばたき
のがれる


長い光の筒のさき
ずっとひとりを狙いすます
遠くにじむ銃と引き金
灯と灯のふるえ
 ....
秋の森の中
もみじの壁に沿いながら
生きるうれしさを想いつつ
沼のほとりへと佇む

秋の森の中
水面に映る色彩は
揺れる自然の美
波紋は心に響き
心を回復する

どこかで遠く
 ....
ある晴れた秋の午後
日差しが熱い
夏のようだ
デートの予約

いきなり井の頭公園で
ボートしたりして
そんなの嫌だ
夏だったら噴水の中なのに

今日も忙しなく時が流れる
電話の声 ....
タイプする

昼下がりのオフィスで僕はタイプする

思考の変遷を変換して銀鱗として

この僕が座っているらしい聞くところによると青いらしい地球というものは
太陽からの十月秋の日射し ....
台所に座り込み
勝手口から空を眺めると
柿の葉が広がっていた
とても濃い緑

よく耳を澄ますと
じいい、と通奏低音みたいな
音がする
理由はわからない
たぶん夏の名残

もうすぐ ....
ねえ 窓を開けて
ねえ ちょっと見るだけでいいの
まるでそれは火の海よ
燃え盛る炎の中で
私が立っているのが見えるでしょう

ねえ 目をそらさないで
ねえ まっすぐに私をみつめて
想い ....
あなたを
一時間も 二時間も
天ぷら に
独占 されてしまうのは
とても おもしろくないので
外 に
食べに 行きませんか
天ぷら
そして
冬将軍がやがて
この森にも流星を連れてきます
今夜は月のない晩なのでとても綺麗に見えるでしょう
私が待ち遠しいのは流星、
じゃなく、やさしさ
愛しい人の名前を呟けば
白い息ととも ....
 
 
そうです
あれがゾウです

あの巨体の半分は
「優しさ」で出来ています



あれはキリンです

あの長いくびは
星をたべるためです



いいえ
あれはゴ ....
わたしだって
夢見るおんなでいたいから
満月の夜
かぼちゃの馬車に乗り
お城の舞踏会にでも繰り出して
素敵な王子様と踊ったら
ガラスの靴の片方をわざと忘れてしまう
Shall we da ....
相合傘 嬉し半分、ずぶぬれ半分 
   体積広いよ あいうえお
髪切った 強調半分、控えめ半分 
   誰も気付かず かきくけこ

サプライズ 言いたい半分、言えない半分 
   ワクワク ....
電車は学芸大学を過ぎた
橙の薄日が
くすくす眼を射り
わたしは数年前に
逃がしてしまった犬の事を
茫洋と考えていた

毛並みの良い犬だった
ルクスと云う名で呼んでいた
或る日鎖をひき ....
湖の絵葉書が届いた

大して親しくなかった人からだけれど
きれいなので捨てられない

大して親しくなかったけれど
その人を思い出す
お互い積極的に話しかけていれば
きっといい友達になれ ....
朱鷺色のお腹を見せて
金次郎が腹鼓を打っていて
鼓腹撃壌の由来を思い出す

金次郎の満足そうな
お腹の色は朱鷺色で
今にも欲ではち切れて
臓物汚物を噴き出して
雲の裳裾を紅くする
 ....
こがねに濡れた葉を踏みながら

いつしか夕餉の音も消えて

百年を灯している

弱く深深と佇む街灯を数えるように

ぽろぽろと

灰色の雨粒がレインコートを滑り落ちる

街外れ ....
急いで道を歩いていたら 
目の前の車が{ルビ理由=わけ}もなく止まった 

(下手な運転しているなぁ) 

車と壁の狭い隙間をすり抜けると 
痩せこけた若い母が{ルビ咳=せき}を繰り返しな ....
窓外に 
枯れたまま{ルビ俯=うつむ}く 
{ルビ向日葵=ひまわり} 


辺りを照らす
太陽の花に
振り返っていた人々 

秋 
{ルビ独=ひと}り汚れ身を{ルビ晒=さら}しな ....
見つめ合って私ではないのがあなたです
目が覚めて一言目
やさしく囁いた


青い夢を見ていた気がする


一日の始まりに飲む苦いコーヒーが
私の中に少しずつたまっていく
あなた ....
ヒダリノマナコ
ごろごろ
太鼓が鳴るよ
ごろごろ
猫が鳴るよ
のどが

渇くよ
水が
乾くよ
洗濯物が
ひらひら
飛んでゆくよ
蝶々が
空高く
 ....
日が沈み
冷めてゆく土
その上を静かに
秋の夜を泳ぐ

月はすでに
凍てついたかのように
冷たい光を
地上へと降り注ぐ

その光を頼りに
秋の海は
風とともに波を起こす

 ....
お花が一本さいていました。



たねができて風にとばされて





お花が二本さいていました。



たねができて風にとばされて





お花が四本さいて ....
弁当を開けると
中に海が広がっている
故郷の海のように
凪いできれいだった
朝の静かな台所で
君がどんなふうにこれを作ったのか
想像しようとしても
後姿しか目に浮かばない
帰れ ....
ふと庭に
光漬けになって
泣きだしそうな 彼女


まぶしいのは
もうまくがやわらかいから
だったろうか
もし
私が死んでしまっても
このせかいが
ぷつんと
終わったりしま ....
 洗剤の泡が
 細胞みたいにまだ
 残っている
 流しの排水口に垂れ下がり
 命乞いの甲斐なく
 数秒後
 消えてゆく
 ネスカフェの紙のふたを
 うまく破るこ ....
それは自然のなせる業にはちがひないが

梢からまつすぐ

命中するやうに頭に降つてきた木の実

重たく硬い木の実


何か不当な打擲を受けたやうで

穏やかではなかつ ....
この汚レ物の景色の
またと見ない サヨナラだけの
日々の連絡と
グロッキーな夜明けと
どうしようもない欠伸、そして
冷えきって
重たくなった女の
尻と魔術と




 ....
シュールなショールを引き裂いて
モンゴリアンが走る
エイゴリアンが続くと
猫が鳴く。

これでおまんまが食えると思ったら
涙が出てきた。

夢でよかったと
思ったら
ほんとに涙 ....
まあ、いいか
あんこの味見をしながら
番頭さんが呟く

怖い顔の番頭さんが
甘そうな顔をして
店の向こうを見るときは
お嬢さんがやってくるのだと
知らない人はいない

手代になって ....
真新しいランプで
秋の波を
どこまで照らせるだろうかと
また、
鳴き砂の浜辺で
波泡のざわめく
境界線を見つめている
小さな音を立てるのは
そこに居たという証で
胸の奥に
忘れ ....
母が二階で
掃除機をかけている
天井が振動
する度に埃が落ちる

右側の窓を
あけておくのを忘れてしまった
閉めっぱなしでは祖母が
家の中に入ってこられないのに

 ....
水在らあらあさんの自由詩おすすめリスト(3047)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜とゆくえ- 木立 悟自由詩306-10-16
秋の森の中- ぽえむ君自由詩5*06-10-16
my_sweetheart- ペポパン ...自由詩3*06-10-16
僕の六本の指- 水町綜助自由詩2*06-10-16
丸い空- チアーヌ自由詩606-10-16
サルビア- 未有花自由詩9*06-10-16
生平- FUBAR自由詩3*06-10-16
夜、明けない森で- 夕凪ここ ...自由詩6*06-10-16
Zoo- 橘のの自由詩8*06-10-16
シンデレラ・ハネムーン- 恋月 ぴ ...自由詩16*06-10-15
ありがとう- りん自由詩4*06-10-15
『ルクス、』- 吉田ぐん ...自由詩1006-10-15
少年- ふるる自由詩17*06-10-15
鼓腹撃壌- あおば自由詩2*06-10-15
夜と夕陰を別つ道- 相馬四弦自由詩3*06-10-15
背後- 服部 剛自由詩4*06-10-15
向日葵_- 服部 剛自由詩12*06-10-15
青方偏移- 半知半能自由詩806-10-15
左の眼- あおば自由詩7*06-10-15
秋の夜は海と変わりゆく- ぽえむ君自由詩13*06-10-14
お花がさいたよ- プル式自由詩5*06-10-14
空腹- たもつ自由詩3606-10-14
彼女は- はな 自由詩12*06-10-14
異様に明るい- カンチェ ...自由詩806-10-14
頭に弾いた木の実について- 杉菜 晃自由詩12*06-10-14
これ- ヨルノテ ...自由詩406-10-14
ねこみたような- あおば自由詩4*06-10-14
お嬢さん- あおば自由詩2*06-10-13
満ちる、まで- たりぽん ...自由詩14*06-10-13
深層心理の怪物- 吉田ぐん ...自由詩706-10-13

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