すべてのおすすめ
幾枚かの{ルビ花弁=はなびら}が舞い落ちる 
淡い光のあふれるいつかの場所で 
あの日の君は
椅子に腰かけ本を読みながら待っている 

いたずらに 
渡した紙切れの恋文に 
羽ばたく鳥の ....
眼科で診察中
次 眼を洗うから そこに座って待ってて
と 看護婦さんに言われて

長いすのはじに腰かけ
緑内障の眼の見える範囲などかかれた
ポスターをみる

すぐ 隣りに 杖をついた  ....
 
 
とりあえず

なんでも赤く

ひたすら3倍


オーケー?



シャア専用 コンビニ

3倍 便利



シャア専用 TSUTAYA

3倍 レン ....
かけっこの
2/3のちからづよさで
だいちをけって
みぎみぎひだりひだり
みぎみぎひだりひだり
うれしいときにはこんなふうに
すてっぷをきざんでまえにすすみます

きょうがっこうで
 ....
とれそうなまま
しがみつくもの
制服のボタン
放課後のバッタ

ほどはるかな道
引きずった影
空笑いで蹴飛ばす
夢の石ころ

かたむいた道
走り出すバス
遠ざかってゆく
 ....
あたしの心は見えません
あたしにだって
見えなくなることがあります

心ってどこにあるんでしょうか?

心臓にあるんでしょうか
脳みそにあるんでしょうか

あたしは思うんです

 ....
おとうふやさんに
おとうふかいにいくのよ
あたまのうえに
ぶりきのせんめんき
のっけていくのよ

わたしのおとうさんはおかねもちよ
わたしのおかあさんはびじんよ
たくさんのおうたしって ....
 
 
 
  今宵


   密かに



  天の川





  ほのか


 灯る


  甘い


   水




 終(つ)い ....
土曜日の午後九時
町はお祭り騒ぎで
行きかう人々で溢れてる
夜の風は何処までも冷たく
人々の隙間をすり抜けて
煙草の煙をかき混ぜてゆくよ

何度も肩をぶつけながら
駅まで向かう
誰も ....
( 青年と初老の母は、
( 寺の小さい庭へと入っていった。 


小石の砂利を敷いた庭に 
細枝と葉影は揺れて 

木作りの小屋に坐る 
首を{ルビ斬=き}られた観音像 
優しい手に ....
橋の欄干に彫った文字が消えかけている
この川は海につながっているから
流してしまったのだろう

メッセージはやがて雨になって降ってくる
その雨を避けるようにして
僕は家に帰ろうとする
幸 ....
波や風は待つものなのよ、と
長い髪を旋律で
砂浜の反射が切り抜いて
細めた視線の届く先に
僕の胸は高鳴る
星座盤の小さな窓から見たように
君のことを知ったかぶりしていた
そんな気がすると ....
タヌキのことならまかせてください。

他のことは何一つ分かりません。
どうやって生きていって、
どうやって死んでいくのか
なんてことはもちろんのこと、
どういう思考がどういう行動と
巧く ....
流れる川の様な風の中で
月は太陽に嫉妬する
光があるから陰があり
太陽があるから月は輝く

あの子はじっと目を細め
息を殺す様にして遠くを見つめる

まるで
そこに何かが居る様に
 ....
本屋には 本がいっぱいあるのに
もうあれもこれも 読む時間がない
知命の午後の やわらかい光のなか
きまって本棚の隅に 咲くという
まぼろしの詩集を さがしている
雨の音が聴こえるので
ベランダに出てみたら
一面の星空で
雨なんか
一滴も降っていない

稲妻のように
乾いた荒野のイメージが
瞼の裏側に投影されて
見たことのない色で光る太陽が
 ....
  いらっしゃいませ
  
 私は涙のアメ屋さん
  
 このアメはいかがです?
 
 悲しみの涙を集めました
 しょっぱいけれど
 スッキリしますよ?
  
 このアメはいかがで ....
旅が
かすかにかしいでいる
分かれゆくかがやきの幾つかが
道に沈み 泳ぎ去る


家の陰に落ちてくるのは
わずかに早い 未来のまばたき
午後を閉じては
またたかせている
 ....
ただある花の
ただある自分
色は淡く
微かにゆれる

ただある空の
ただある自分
雲は薄く
静かに流れる

ただある時の
ただある自分
脈は弱く
僅かに刻む

見るもの全 ....
 
 
その日
朝起きて鏡を見ると
顔が
武田鉄矢だった。


んなんですかぁ〜って
髪を掻きあげてみる

んなんですかぁ〜って



泣けてきた



女にフラ ....
そんなムスッとしないで
人生はブハッと行こうよ

何かを押し殺したような
サラッとした皮膚は
どうせ すぐに ひび割れを呼び込んで
メリメリと音を立てて ブシューッと血液が飛び散る

 ....
いつだって遥か遠くを
見つめていた、正太
本当はそんな名前じゃないのに
誰もがそう呼んでいた

*

学校へ行く途中
平然と菓子パンを買った、正太
朝飯なのだと、悪びれず
無造作に ....
混みあった電車の中で
携帯電話の画面を見ながら
泣いている男性を見かけた
年齢は三十代前半くらいだろうか
声はあげずに
時々
窓の外や
中吊り広告を眺め
今にもぐしゃぐしゃになりそうな ....
大好きな88円のぱんがあって
忘れてはいけないと思うことが
毎日いくつかあって
でもどうしても忘れてしまうことが
毎日
いくつもあって

泣きたくなるような事ありますか

大好きな人 ....
君は海の顔した猫なんだから
もう少し大人しくしたらどう?

どこに顔があるのか謎の赤ちゃんしわしわ
毎日元気に泣いたり笑ったり
打ち寄せる波に揺られて

今日も元気に
泣いてる

 ....
犬が吠える

犬だか熊だか分らないが吠える

咽喉が千切れんほどに吠え立てて

何が悲しくてそんなに吠えるのか


じーさんの運転する軽トラが
一方通行の道を歩く程の速度で通り過ぎ ....
早朝 
{ルビ浴衣=ゆかた}のまま民宿の玄関を出ると 
前方に鳥居があった
両脇の墓群の間に敷かれた石畳の道を歩き 
賽銭箱に小銭を投げて手を合わす 

高い木々の葉が茂る境内を抜けると  ....
とってもみっともないね。こぼれている。どこからか
寂しい景色がぶくぶくと反復を続けています。
そとは雨。レンガの建物のほかにはぼやけた空。寝ぼけてたり。
ほいで午後からの陽気はいっそうおれにとっ ....
ダチョウはいきなり

炎天の平原を走り出した

太い頑丈な足で

砂地を蹴立てて



彼の後ろには

砂埃が舞い上がり

動物たちは

砂つぶてをくら ....
ちょっとだけ
きれた牛乳を買いに
近所のコンビニまで駆けてった 


帰ってくると
ドアにはさまれている紙きれ

『ご不在でしたので持ち帰りました』

誰からの届けものだったのか
 ....
水在らあらあさんの自由詩おすすめリスト(3047)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花吹雪の中で_〜出逢いの日〜- 服部 剛自由詩13*06-9-7
にごらないもの- 砂木自由詩12*06-9-7
『シャア専用』- 橘のの自由詩2*06-9-6
きょうがっこうで- 230自由詩2*06-9-6
放課後のアンバランス- Rin K自由詩19*06-9-6
コ・コ・ロ- 愛心自由詩606-9-6
おとうふ- ZUZU自由詩406-9-6
『螢の葬』- 橘のの自由詩3*06-9-6
土曜日の午後九時- 虹村 凌自由詩3*06-9-6
「母子像」- 服部 剛自由詩7*06-9-6
タイムレス- green ink自由詩306-9-6
岬にて、星を見る- たりぽん ...自由詩1706-9-6
タヌキのことなら- ブルース ...自由詩506-9-5
あの子は遠くの星を見ている- プル式自由詩9*06-9-5
そろもん(探索の話)- みつべえ自由詩606-9-5
パロ・デ・ジュビア- 大覚アキ ...自由詩6*06-9-5
涙のアメ- 愛心自由詩606-9-5
けだもの行(いとふるみち)- 木立 悟自由詩606-9-5
ただある自分- ぽえむ君自由詩8*06-9-5
『鉄矢と化す』- 橘のの自由詩3*06-9-5
ハチャメチャな君はハチャメチャじゃない- 狩心自由詩5*06-9-5
俺たちの風、syota- 佐野権太自由詩21*06-9-5
あくび- 壺内モモ ...自由詩10+*06-9-5
- 自由詩6*06-9-5
おやすみなさい- アサリナ自由詩4*06-9-5
訪問者- mac自由詩2*06-9-5
駒ヶ根_- 服部 剛自由詩14*06-9-5
馬鹿っぽいセリフゆわされた- 捨て彦自由詩206-9-5
ダチョウ- 杉菜 晃自由詩7*06-9-4
不在連絡表- ZUZU自由詩706-9-4

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