すべてのおすすめ
耳たぶは感じるというが
神経が集中してるってことで
おっさんに齧られたらめちゃくちゃぞっとするだろう
耳の神経がおっさんに集中だもんな

猫の甘噛みって知ってるか
猫がじゃれてきて耳たぶを ....
  どこにあるのか
  詩はどこにあるのか
  死にかけの好々爺の曲がった背中か
  とんでもない家のとんでもない場所に
  落っこちた林檎の実の中?
  詩はどこにあるのか

 ....
遠い昔に
私は生まれなかったけれど
言葉によって
その過去に行くことができる
言葉以上のものを見ることもできる

遥か未来に
私は生きることはできないけれど
言葉によって
その時の先 ....
ひとり
ぷかぷか浮かぶ
プール
ゆらゆらしている

日差しが水に入る。
青に光が混ざり
ライトブルーが産声を上げる
上を向くたび眩しい

深くもぐったら
その泳ぐ先には
未来が ....
へそで茶を沸かすにはどうしたらいいのか?
俺はそのことばかり考えている
誰もがへそで茶を沸かせるようにならなくちゃいけないと思うし
実際そうなればガス代が浮くしエコロジーだし
サミットでへそで ....
頁をめくる指に
降る水がある
温度とそうでないものとが混在し
それは仄かな懐かしさで
やがて積もっていく
一月の末日
漢方の匂いが漂う診療所の待合室
あなたはまだ誰にも知られていない
 ....
ぼくはぬいぐるみ
くまだよ
白いよ
いつも笑顔だよ

この家にきてから
二十四年
ぼくをこの家につれてきた
おじいさんはもういない
おととし星になっちゃった

この家にきてから
 ....
水の都

おおきい橋
ちいさい橋
越えて
越えて


ふたつめの大きな戦争がはじまる前に
船にゆられて日本にやってきた
おばあは
メリヤス工場をさぼるように言われ
大阪の橋の上 ....
胎児が 私の心臓を 小さな小さな手で 優しく撫でている

わたくしと 胎児の 太陽ふたつ。

わたくしと胎児の小さな宇宙で  

天上で音楽が鳴り響いている、

太陽の鼓動、

つ ....
軽薄な
ロボコップとお茶する
ロボコックが歌うので
ロボット三等兵が
鉄砲担いで入ってきて
厳しい顔して
敬礼するので
休めと言って
後は
知らん顔

充電する間にカツ揚げて
 ....
果てなく遠い道の中
私は歩く

私は鳥になれないから
その道を一気に飛んではゆけない
私は
私を飛び越えることはできない

私は風になれないから
その道を一息に飛んではゆけない
私 ....
寝苦しさに目を覚ますと
やはりホリデーインの一室に泊まっていた
わたしの隣では
脇臭く寝相の悪いやつが
馴れ馴れしくいびきをかいていた
エーチャンのニューグランドホテルは
わたしのこころの ....
先生、誰も来ない放課後です

理科室は薬品の匂い
閉められた
暗幕の心地良い温度

埃が泳いでいきます
気だるい午後です、先生

魚になるにはどうしたらいいですか

答えの出ない ....
傷負いの翼が空を掴む
歪な円を描きながら
しがみつくように飛んでいる

鳥が自分の真上を通る
降ってきた水滴
鳥の血、静かなぬくもりを持って

空には鳥がいた
これから死ぬであろうに ....
無罪ではあるが越境途上の死だ
あるいは断罪された避雷針の廃墟だ
黒いチョコレートをかじりとって猥雑に事務的に
いくたびも右曲がりに滑稽なうすぐもりの空だ

五分後に規則正しく振り切られるマタ ....
じいちゃんの初盆
霊がいっぱい飛び回るよ
八月十五日

船にあなたの思い出
ゆらりのせて
{ルビ黄泉=よみ}へ流そう

どーいどい
鳴り止まない爆竹

どーいどい
浮かぶあなた ....
どうでもいいような昔のことを
おおげさに懐かしがったり
にぎやかに笑いあったりしながら
おれたちは川べりの細い道を
ただぶらぶらと歩いていた
真冬の太陽は
弱々しいけれどやさしく
そして ....
繋いだ手のひらに
にじんだ汗の匂い
舌先にしびれる感覚
ああこれは毒なんだな
夜、雑踏の音を聞きながら
いつまでもはなせずにいる
海にまつわる記憶


お月さまに呼ばれ ....
中学の頃黒板の前に立ち、棒読みで嫌な教師の授業を切り抜けようとしたら

「生意気ですね」と言われた

社会科の授業に使われる教科書には、パンや小麦粉の写真ばかりが載っていて偉い人やコッカイギジ ....
わたしは詩のなかで
一本の木になることができる
地に根を張り
そこにい続けることができる
少女が来て
本を読んで
少女は帰ってゆく

わたしは詩のなかで
そらをとぶことができる
高 ....
森が燃えて
灰になっちまった
空一面に森は舞い上がって
太陽はもう、
随分見ていない
海は汚れて
魚はねじれているし
母さんと妹は
知らない男達に
色んな穴をほじくられて殺さ ....
セブンスター


今夜はもう
誰の書いた詩も読みたくはないんだ


ピース


おれ自身が書いた詩さえも
読む気がしない
これって
どうかしてるかもしれないな


セブ ....
夜になりきれない
うすむらさきの空

段々模様の
やさしい音色

坂道を
駆け足でころがる夕日

向かいには海
やがて落ちると
明日のために蒸発していく

町外れの工場から沸 ....
土が匂う
そうして僕は小学生になった

昨日より暖かな陽射し
冬休みの明けた教室の
油引きの床の匂い
ジャングルジムや鉄棒の冷たさ
授業中に見えるグランドの眩しさ
雑草の中には小さな白 ....
白藤の棚にそよぐ 薄紫の風に
邸(やしき)じゅう、色めきたつ菫(すみれ)たち

草葉の緑に、ふるえる白いドレスの君。
房を垂らした大きな帽子から、ほんの少し
零れる笑みと恥じらいを覗かせて
 ....
目覚めて一杯の水を飲むあいだ
私の胸の潰れる音が
乾いたシンクに響く
これはひどい朝


今頃、かの人の布団は
きっともぬけのから
私の朝は遅かった


そのシーツの ....
窓の向こうは朝もやけ


カップに落とした角砂糖は
角をやさしい珈琲に触れられて
いつしか 離れられない関係になった


冷えたガラスに頬を寄せて
耳をそっと澄ましたのなら
カップ ....
オレンジと黄色の光
混ざり合って
照らされた僕は
午後3時の憂鬱少年

明日は今日、
同じサイクル。

日常は迷宮
僕を永遠の空間に
浸らせたまま逃さない

迷宮を出ようと
 ....
ごらん、
と指さしてみる北星座
黙ったままの唇を花のように開き
言葉ではなく感覚で知るものがたり
静寂だけが支配する夜だ
暗い森を裸の足で駆け抜け
青い草いきれの洗礼を受ける


星 ....
    


とんとん とんとん
リズムに合せてお野菜きざむ
今日のメニューは何にする
あなたを想う一人のキッチン
思い浮かぶは昨夜の出来事
包丁持つ手に力が入る

玉葱一つ微塵に ....
水在らあらあさんの自由詩おすすめリスト(3047)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
甘噛み- サナギ自由詩3*07-2-2
そのときその場所に- 草野春心自由詩407-2-1
私の心よ- ぽえむ君自由詩12*07-2-1
揺らめく夏- ゆうさく自由詩4*07-2-1
へそ茶- 新守山ダ ...自由詩1007-2-1
指、記憶、形- たもつ自由詩1307-2-1
二十四歳のぬいぐるみ- ぽえむ君自由詩11*07-2-1
おおきい橋ちいさい橋- yangjah自由詩407-2-1
心臓二つ- 麻生瑞乃自由詩4*07-2-1
ロボット兵- あおば自由詩7*07-2-1
私は私でしか進めない- ぽえむ君自由詩11*07-1-31
チャイナタウン- 恋月 ぴ ...自由詩28*07-1-31
理科準備室で- 夕凪ここ ...自由詩16*07-1-31
真空- vallette自由詩607-1-31
無罪ではあるが- hon自由詩407-1-31
精霊流し- ゆうさく自由詩6*07-1-31
「リバーズ・エッジ」- 大覚アキ ...自由詩6*07-1-31
『舌先にのせたレンゲの味』- しめじ自由詩207-1-31
プルトニウム- 緑茶塵自由詩307-1-31
わたしは詩のなかで- 砦希(ユ ...自由詩907-1-31
ゆめ- はらだま ...自由詩5*07-1-31
☆☆☆☆☆☆☆- 大覚アキ ...自由詩1007-1-31
飽和する夜- 夕凪ここ ...自由詩9*07-1-30
しろつめくさと野の花と- プル式自由詩4*07-1-30
春の陽射し- atsuchan69自由詩6*07-1-30
あまい水- くあせ@ ...自由詩207-1-30
砂糖と私の相対性- Hantama/ibuk ...自由詩307-1-30
レモンライムモラトリアム- ゆうさく自由詩7*07-1-30
夜の儀式- 石瀬琳々自由詩14*07-1-30
召しませ- 川口 掌自由詩5*07-1-30

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