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いのちを
てのひらのように合わせる
欠けたまま
あることの
ひとつの償いであるかのように
頭上の硬い岩は
いつでも欠けたままで
(満ちることなど
たまにしかない)
私たちの不安定な歩 ....
欠けている
それだけで思い悩む
砂のようないのち
たとえば
ふたつの石を打ち合わせて
火をつくる
そのために
石が欠けたとしても
かまわずに石を打つ
ただ
火をつくる
それだけの ....
答を探している
人生のすべてをかけて
日常の暇が出来た時を見つけて
探しつづけている
火曜日はよく燃えるので
腰まわりを綺麗にしておかなければならない
(よく湿らせておかなければ)
とも ....
カレンダーを一枚めくる度に
当たり前に季節は深くなってゆく
ビルとビルの谷間の廃屋にひとり住む老婆は
知らぬうちに彼方からの者を迎え入れる
表通りでは今日も賑やかな工事が進み
誰も気づかぬう ....
溺れていく夏の海の傲慢を乗り越えて、原色
の光景にすべりこんでいく。速度を上げろ。
減速してはいけない。止まってしまったら、
たちまちにして恐怖がおまえをとらえるだろ
う。夏に生きる恐怖。夏に ....
夜 眠ろうとすると
世界中のあちこちから甥がやって来て
カブト虫を探してくれと言う
逃げてしまったらしい
眠くてもしかたがない
夜はまだ長いから
大勢の甥たちと一緒に
カブト虫を探してや ....
詩のことについて考える。自分が詩を書いているということについて、その意味を考える。詩を書くことに意味はあるのか? あるといえば、ある。ないといえば、ない。はっきり言えばよくわからない。だが、自分が詩 ....
水在らあらあさんの岡部淳太郎さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
eclipse_**
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岡部淳太 ...
自由詩
14*
06-12-10
eclipse_*
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岡部淳太 ...
自由詩
13*
06-12-7
火曜日に燃える
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岡部淳太 ...
自由詩
15*
06-11-5
秋の暦
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岡部淳太 ...
自由詩
7*
06-9-16
溺れていく夏の
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岡部淳太 ...
自由詩
16*
06-7-21
世界中の甥
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岡部淳太 ...
自由詩
15*
06-7-9
平準化する世界に対抗するために_——池袋ぽえむぱろうる閉店に ...
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岡部淳太 ...
散文(批評 ...
12+*
06-5-7
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