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あ、
あさごはんが
きょうもやわらかい
そしゃくされた
いのちが
おなかに熱くしみとおる
やわらかくなって
この手に
とどくまで
いったいどれほど
かみくだかれたの ....
{引用=
あれはたしか小学生のころ
ちいさな花をいじめたことがあった
冬がカサリと音を立てはじめたある日
お母さんがお庭でいっしょうけんめい
そだてた花を
「しゃんとしなよ」
「 ....
わたしのなかにも
ちいさな子どもがいて、
大人になってしまったわたしを
おおらかに抱きしめているのだろう。
それに気づかせてくれたのが
あなただった。
小学校の先生をしていたという ....
今日より、明日、明後日
舟が古びようと
櫂で水しぶきを描かずにいられない
来週より、来月、来年
からだの影が深まろうと
羅針盤の先を指差さずにいられない
蜃気楼を揺らして
永遠に届かない ....
その歌のはじまりとおわりを
わたしは知らない
空を見上げたとき
耳元で起きた風が
どこから来て どこへ行くのか
わからないまま
歩き出してしまったように
そ ....
砂糖黍畑を走るおさな子はいつかのわたし汗まで甘い
エメラルドグリーンは父がちゅら海を恋うる口ぐせ目じり細めて
「白百合は雑草だった」と言う父の故郷奄美は千キロ先に
....
<あきらめ>の四文字にアキとメと見つけ秋に芽生える草木を想う
片翼では飛べない空よすすき野は背中の地平線に波打つ
君の手に止まるとんぼを接写する今この時よ{ルビ ....
洗面器に金魚を二匹放したら波紋にひかる新月の影
告白に一瞬ときがとどまって乱反射する川が痛いよ
自転車に初めて乗れた日の風を呼びおこしてる恋のはじまり
まひる ....
耳奥で焼き増しされたセミの音が我を迷宮入りにしている
デフレーション起こす八月森の血は居眠り空は高く冷えゆく
ヒグラシのサイレン、夜の上澄みに震えて詩集をよむ手も止 ....
ああ旅はわれと列車の脈拍をクレシェンドして空へみちびく
山走る車窓をよぎる飛魚のキラリ跳ねるような木漏れ日
つり革のとなりでうかぶたんぽぽの綿毛もうみをめざしているの?
....
夕やけを食べたいという君のため買い物かご手に西日へダッシュ
ハミングでハンバーグ焼くママを見てままごとセットで真似するムスメ
お日さまに愛でられコロナより赤いトマトを煮こんで子の皿 ....
「えくぼ」
六月の風にゆれる
さくらの葉っぱ。
よく見たら
ぽつぽつ 穴があいている。
虫に食べられてしまったのだろうか?
穴は どこかの虫の命を みたして
穴は みずみずし ....
水在らあらあさんのまほしさんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
やわらかなあさ
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まほし
自由詩
19*
06-12-31
冬の庭
-
まほし
自由詩
27*
06-12-9
子どもの隣り_(灰谷健次郎さんを偲ぶ)
-
まほし
未詩・独白
14*
06-11-25
十三月のヴァルカローレ
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まほし
自由詩
24*
06-11-18
秋から冬へ
-
まほし
自由詩
25*
06-11-7
父と奄美と追憶と
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まほし
短歌
18*
06-11-4
千秋_(side_B)
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まほし
短歌
15*
06-10-30
一夏_(side_A)
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まほし
短歌
13*
06-10-30
サイレンス・サイレン
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まほし
短歌
16*
06-9-9
Like_a_rolling_stone…Go!_Go!
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まほし
短歌
14*
06-8-29
夕やけ母さん
-
まほし
短歌
12*
06-8-17
なにもないうた。
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まほし
自由詩
48*
06-6-14
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