月よう日は

仕事へ行く前に

神社に行く


桜の樹が黄緑の葉を

ゆさゆさ振る

誰もいない境内

でも たくさんおられる


狛犬さんの足をなで

狛狐さ ....
○「百歳登山」
東京から帰ってきた娘さんとその孫二人にわれわれ三人も加わって
百歳のOさんと登った
登ったといっても朝5時半から登り始めたOさんたちは
1700メートルの日本百名山の韓国岳に先 ....
削れた指を頬にあて
新しい水を吸うときに
意識ははりがねのように細く強張って
あー犬や猫や魚
象やいたちやカメレオン
うまれたての山羊や栄螺やひぐま・・・
ペンギンや、にわとりみたいに ....
雨はどこに降るのだろう
記憶だろうか
遠い昔 子供の頃は
そこでどんな色を残して
窓に突っ立っていたのか
音楽は終わり
色々あったけれど
僕はいつのまにか大人になった
そして堤防で釣り ....
{引用=
いったい誰が言ったことか。冬は女の子をもっとも白く可愛くする、という理論をそのまま体現していたかのような君の白い睫毛には、もはや雪ではなく白い花びらが、いま雪のように掠っている。


 ....
おれの銀河

おれだけの銀河



お前がたとえ何千億積もうとも



一歩も入れないおれの銀河








ドルやガソリンなら
 ....
真名もないまま何処にでもいる弱いまま雑草でもない根無し草


令和の顔も定かではない都会人を想って浮かび上がった短歌ですが、
ai(advocater inkweaver)さんはいま ....
 地球は植物が人間を支配する人間牧場だったという、ヴォイニッチ手稿の考察動画を見た。久しぶりに好奇心が掻き立てられる感覚が蘇った。
 特に、人間の為に神様に反旗を翻した植物という言葉心惹 ....
「くうみ」が空っぽの身だからといって無意味などころか最大のより所にもなる
ということで神は服をお脱ぎになって今夜はすっかり「くうみ」となりおおせた
神の不在をなげくどころか不在にこそ神の裸体がある ....
 まったく仕事のない家業の室内で、山に行かない日はひたすらネットフリックスを鑑賞し、厭になると動画サイトを見る、現代詩フォーラムを徘徊し気になる作品にポイントを付与。そのほか、時折自分のための料理を作 .... 犬人

いつもそばに居る
人以外の生命体、何ものかは
進化が止まってしまったのか

自然の摂理に反しても
彼にはなにも罪もない

むかしの卓上のPCは
いまはテーブルの下で
眠っ ....
あたまから

どちらを手にしようか、迷うときがある

どちらも食べやすくて、食べにくさがある。

酒のつまみには豆腐だろう。

ご飯に添えるならば納豆だ。

どちらも同じく大豆 ....
草臥れたぼくを折りたたんで
シャボン玉みたいに脆い
紙飛行機
ため息に乗せて飛ばしたんだ

きみのところに届いたら
開いてみて
きみの瞳に映る時だけ
ぼくは ぼくでいられるから

 ....
海の轟が寄せ還る寂れた街を彷徨った
街灯がぽつりと点り羽虫を寄せていた
ヤモリが一匹それを狙ってヒタヒタと柱を登ってゆく

腹が減った

赤いちょうちんと暖簾が風に揺れている
魚介豚骨醤 ....
人は、ナレーションによって世界を正しく認識しようとするものである。
例えば目の前に石があり、草が生えていて、それは今どこにいるのかということを認識しようとする時、無意識の中でナレーションが働いている ....
葉桜の明るい緑がそよぐ
もう花は残っていないと思ったのに
花びら一粒が風に乗って
頬を掠めていった
緑の隙間から太陽の光こぼれ
眩しさで目を細める
その背景の前で
風に揺れたスカートの裾 ....
くすりと笑う君の
世界はとっくに
喪失されていたんだね、
くすりくっすり ひっそりと
剥き出しの硝子窓の枠組み震え
余りに露骨なままそのままに
外界に曝された君という
漂白され切った世界 ....
ふわっと蒸しタオルで顔を包まれる安心感
顔を包むホイップクリーム
束の間の緩みから転落するように
カミソリが肌を滑るスリル
リラックスがこそげ落とされ
たらればが緊急に緊張を引き出し
背骨 ....
良い火星の石、瞬いた。魂の異世界よ。
よいかせいのいしまたたいたたましいのいせかいよ


血だ。とんがり触れたレプリカント達。
ちだとんがりふれたれぷりかんとたち


痛い痛い。敵居る ....
極夜にひとり読む活字は文明のかすかな点滅 泣くから悲しいのだし
悲しいから泣くのだ
その行為には嘘はない
泣くというのは祝福された自然な行為だ
感極まるとき
涙の嗚咽に飲まれる
そのときその人は浄化されている
血も涙もない人が
 ....
遠い昔
有名作家が書いた小説全集の一冊が
場末の古本屋の店頭にバラ売りされていた

古本屋の軒下には
時間の残骸のように小さな位牌が
重なっている
わら半紙を糸で綴じただけの
茶色く変 ....
去年の秋のことだ。
老婆がひとり、道の上を這っていた。
身体の具合が悪くて、倒れでもしたのかと思って
ぼくは、仕事帰りの疲れた足を急がせて駆け寄った。
老婆は、自分の家の前に散らばった落ち葉を ....
吹く風の光り

抜けてゆく想い

水際に佇む女の子が
泣きべそ顔で向こう側へと渡って
いった

精一杯力を振り絞り生き抜いて
 

 
時計だらけの夜空をみあげて
ふと
生きてるって 
突き放されるゲームみたいだなと
ふと
想った、よ

過去を渡れるはずがないのなら
海に近い潮の匂いのする川の
大きな ....
義務と責任に 取り憑かれ
小さな嗚咽を 飲み込んで
それすら 笑顔で遮った
君はどうして 無理をする

あればならぬと 奮い立ち
恥をかくなと 叱りつけ
そうして 自分を守るのか
背負 ....
塀越しに高く高く
はなみずきが咲いた

芝生に植えられた一本の花水木
随分昔のことのような気がする

裏口から出られる婦人は
いつも和服をきちんと着て
わたしににっこり微笑んで
丁寧 ....
幻のような町にいた どこかで風景が流れる光景を眺めていた 音のない世界だった 時折誰かとすれ違った気がした なにも見ないようにしていた 鳴いている仔猫を見かけた気がする 歩道橋の階段を登り 車の流れる .... 風の日の(長い改行)花筏
喧噪 人混み 遠くなる明日


もう二度と、(もう二度とともう二度二度ともと二度ともう)思い出さない
詩読み人のひとりごと

心臓の表面に張り付いた固定概念という
古さびたシールを剥がす作業のツールに
詩が最適なので利用した(詩を読んだ)
wcさんのおすすめリスト(1644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月よう日- 花野誉自由詩3*25-4-21
独り言4.21- zenyama太 ...自由詩2*25-4-21
はりがね- はるな自由詩325-4-21
雨の音- 番田 自由詩625-4-21
雪びら- 本田憲嵩自由詩1025-4-20
俺の銀河- TAT自由詩225-4-20
語り部- 足立らど ...短歌225-4-20
クレクレ星人の独り言「ヴォイニッチ手稿考察」- ジム・プ ...散文(批評 ...2*25-4-20
執着を消し去る入魂トロールマシン_~トロールの神話~- 菊西 夕 ...自由詩3*25-4-20
物語は終わり、別な物語がまた始まる- 山人散文(批評 ...8*25-4-20
犬人- 足立らど ...自由詩4*25-4-20
豆腐と納豆- 洗貝新自由詩12*25-4-20
Paper_airplane- 自由詩11*25-4-19
ラーメン- レタス自由詩15*25-4-19
ナレーション魂。ナレーション熱- 鏡文志散文(批評 ...5*25-4-18
夏がくる- 自由詩6*25-4-18
霊の汀、No_Quarter- ひだかた ...自由詩6*25-4-17
たらればの恋- 自由詩12*25-4-17
偉大な遺体(回文)- 水宮うみ自由詩4*25-4-17
極夜の読書- 紅茶猫自由詩1*25-4-17
泣くことは嘘ではない- 黒髪自由詩2*25-4-17
古本屋の軒下で- 室町 礼散文(批評 ...6*25-4-17
横木さんの本を読んで、やさしい気持ちになった。- 田中宏輔自由詩16*25-4-17
深夜の頂- ひだかた ...自由詩725-4-17
ファドの声- 秋葉竹自由詩225-4-16
無口な君を忘れるな- みぎめ  ...自由詩325-4-16
はなみずき- けいこ自由詩11*25-4-16
pale_a_ir- ryinx自由詩9*25-4-16
花筏- はるな短歌325-4-15
詩読み人のひとりごと- 足立らど ...自由詩3*25-4-15

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