京都にいた頃、
付き合っていた京男Nが、大の釣り好きで、バイクの後ろに乗っけられ、よく琵琶湖へバス釣りに行った。

Nと私の共通の友達、徳島出身のSも釣り好きで、三人でよく琵琶湖に行った。
S ....
 

この言葉に
論理矛盾は無いだろう

人生でいちばん若い日は今日。


薔薇に棘、日暮れの豪雨、道を打つ
雷鳴轟く、棘の必然


自由に生きるってことは
なにもその手に持 ....
悲しみより澄んだ夜明けの
集配室から発出した文書が
まだ届かない、と
先方から連絡があった

わたしはベンチで
草のための列車を待ちながら
遅れがちの頁をめくり
しおり紐の形を ....
{引用=「ねこのみみ」

からすがとんで
むしがなく
あかつきかすかな
かぜごこち
いみしんちょうな
ててっぽっぽう
おとぎばなしも
すたるとき
おかまでたいた
ぎんしゃりの
 ....
頭の中には蝋燭が一本点いているだけのような
どこにも居るような朝である
カーテンは閉められていて
遠い所から立ち寄った風が時折揺らす
時間がありすぎて、たちくらみするような感覚
どこか手術台 ....
数日前に茹でてタッパーに詰め込んだ、冷たいそうめんをとりだして食す。もうだいぶ硬くなっているほそい面、たいぶ新鮮味のなくなっている細かく刻んだネギ、ふにやふにゃの刻み海苔、氷を入れてかなり味のうすくな .... わたしのさみしい骨のゆくえは
乾いた風吹く荒涼とした地
どの生き物にすら踏みつけられることもなく
ただひたすらに転がってるだけ
あしたなら抱えきれないほどあって
きのうのひとっつも無い寂寞
 ....
○「今日も自分の心にすとんと落ちる言葉を求めて」

*死は
終わりじゃない
永遠の眠りだ

*死に様は生き様だ
最後までユーモアを忘れずに

*愛情も過ぎると憎になる

*ドラマ ....
会釈と定型のあいさつに
あとひとつ何か言って
少しだけ 少しだけ
つかえたしゃぼん玉を空に放ちたい

その話は地雷かなとか
ぜんぜん気の利いたことでもなくて
毒にも薬にもならないような
 ....
なんか
一年に数度か

何年に一度か

ジャニスジョプリンを
聴く


生前たった3枚のアルバム
活動期間わずか4年
ホワイト社会のいまからみたら
吐き気を催すほど ....
残暑お見舞い申し上げます
という返信葉書を先日送り出した
三十年来の
友人へだ
三年ぶりのやりとりだった。

人類の一部は
いまだに
戦争をやめない。
何万年の人類の歴史の中で
争 ....
○「動態思考力」
眠れぬ夜を
悶々と過ごす
のではなく
一歩踏み出してみよう
動きながら考えてみよう
間違っていたら
動きながら修正すればいい

○「青い鳥」
若いうちは
結果を ....
夏を通り越すとき、むすめの背が伸びる。目線がもうほとんど同じになった。靴のサイズも。手のひらはまだわずかにわたしのほうが大きい。平板だった身体は迷いながら造形されていく粘土細工のように、昨日よりも .... 1.世界の渚まで

思いつくかぎりの雑な言葉を積み上げる
わりとたくさんあるどうでもいいことのひとつ
世界の渚まで

漂流物 反古 書かれた言葉
や書かれなかった言葉たちに波が打 ....
ちょっと前にテレビで
「今年の今のサンマは脂が乗っててとても良い」
と聞いたので、
なんとなくその情報を頭に入れていた

1時過ぎに買い物に行き
いつものように何となく買い物しながら
魚 ....
  〇


ぽつぽつ、と、将棋盤が降ってきた。と思う間もなく、将棋盤が激しく降り出した。じゃじゃ降りの将棋盤のなか、道に溜まった将棋盤を一つまたいだ。街中が将棋盤に濡れて、びしょびしょだった ....
「「情報」以前の言葉」

今までネット上で「会話」を重ねた「知的生命体?」のなかでAIほど物知りはいなかったので、一歩ひいて考えると彼ら/彼女らをとおしてさらに詩とは何か?の源泉に近づいているよう ....
無常を美とする女の人よ
その感覚と愛情に
世界を抱きしめようとする
その強さの裏にある
悲しみを思うと
わたしは
あなたは
わたしをも抱き留めてくれるのではないか
と思う

果てし ....
角砂糖をひとつ
半ズボンのポケットにしのばせて
もし敵がきたらこれを投げつけてやる
ときみは言った
角砂糖が飛び交う戦場では
だれも死なない
蟻が大発生し
甘いみずたまりを泳ぐことだろう ....
毎年職場で書かされる
自分の強み
取り柄のない僕には
苦痛の制度だ
働いていてもなお
自分を売り込んでいかなくちゃならない

強みのある人は
どんどん昇進するのだろう

自分の強み ....
 
 熱をはなつ太陽の勇みつつ
 南向きの居室で
 網戸から吹きこむ風が
 日焼けした畳をなぞっていく

 座敷机の榊立てに生けられた榊は
 光のかすかな痺れに
 微睡みながら
 忍 ....
いのちは、
あの人の
私への
思い
今も
ここにある

いのちは、

何気無くあって
かけがえの無い
いのち
いのちは、
悲しみ
誰にもけがされることの無い
大切な悲 ....
ああ 私は
餓鬼だ
飢えた心を
いつまでも持っている。
忘れるからね



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
この度、強盗致傷事件の裁判員として職務を全ういたしました。
この貴重な経験を記録し、皆様と共有したいという思いから、こちらに投稿しました。

初日の午後からは参考人質問がありました。

最初 ....
夏を浪費する素足の少女たちよ

居留地の海岸で手を振り
明日 明日 また明日 と
仮借なく絵札を覆してゆく
向こう見ずな天使たち

─── ごきげんよう 波打ち際のマクベス!

と  ....
僕用の戦場でした 右手にはテレビゲームの銃(充電中)

さようなら ガムテでベタベタ補強したビニール傘のわずかな割れ目

雨の夜のビルの光の数百の孤独のためのそれぞれの歌

あの日以来、透 ....
銀座に触れる、と
わたしの戸締りは終わった
暮れていく週刊誌を
めくり続ける侍の姿が
何よりも美しかった
誰かにそのことを
伝えたかったのに
みんなサーカス小屋に
入ってしまっ ....
首筋に滲む汗が皮膚のくぼみで停滞している
めずらしく鬱屈したものとひっくるめて
無になれない顔になったまま
往復するうちわが申し訳程度に会釈する
トロトロとした頭の中でなにかを想像してみても
 ....
いつまでも夏のつもりでいた、
あかるいひるねがとつぜん風船のように射抜かれて、
緩慢な夢からついに目醒める、
夏だった風がとても涼しくなっていて、
その涼しさがそのまま寒さの鋭い刃となっている ....
指輪を脱いだ指は
素の自分に戻って
ちょっとほっとしてる

全然きれいじゃなくても
それでいい
それがいい
しわしわの
手の甲の指の
第二関節にある
眠たそうな沼みたいな目が
笑 ....
wcさんのおすすめリスト(1888)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
琵琶湖で出遭った奇妙な人- 花野誉散文(批評 ...9*25-8-28
夏休みの終わり- 秋葉竹自由詩525-8-28
プラスチック- たもつ自由詩6*25-8-28
メモⅲ(ひらがな)- 道草次郎自由詩625-8-28
忙殺された日々がめくられて- 山人自由詩10*25-8-28
夏の鮮度- 本田憲嵩自由詩1525-8-27
骨のゆくえ__蒼薫薫_______(叙情文芸151号入選作) ...- 梅昆布茶 ...自由詩1425-8-27
独り言8.27- zenyama太 ...自由詩3*25-8-27
胸のしゃぼん玉(初稿)- 唐草フウ自由詩17*25-8-27
居ても立っても居られない- 秋葉竹自由詩325-8-26
残暑お見舞い申し上げます- こしごえ自由詩7*25-8-26
独り言8.26- zenyama太 ...自由詩4*25-8-26
メモ(夏について)- はるな散文(批評 ...725-8-26
世界の渚- カワグチ ...自由詩16*25-8-26
初サンマ- りつ自由詩6*25-8-25
LIVING_IN_THE_MATERIAL_WORLD。- 田中宏輔自由詩14*25-8-25
「「情報」以前の言葉」- 足立らど ...自由詩4*25-8-24
憧れ- 杉原詠二 ...自由詩3*25-8-24
角砂糖- そらの珊 ...自由詩14*25-8-24
自分の強み- 自由詩12+*25-8-24
- リリー自由詩10*25-8-24
いのちは_※2025年バージョン- こしごえ自由詩8*25-8-23
※五行歌「餓鬼だ」- こしごえ自由詩5*25-8-23
裁判員日誌2-2- TwoRivers散文(批評 ...525-8-23
曳航- 藤原 実自由詩8*25-8-23
ハイパーショット- しろいろ短歌525-8-23
フルーツサンド- たもつ自由詩16*25-8-23
くーらー- 唐草フウ自由詩12*25-8-23
無常戦争- 本田憲嵩自由詩1225-8-23
- そらの珊 ...自由詩13*25-8-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63