寂しさの星座へ向かう一月半ば

諦めを一つ手持ちて鬼は外

もう良いと言ってほしいの冬銀河

冬の雨寂しいという合言葉

父がいないわたしは起きる寒き朝

かけがえのない思い出に浸 ....
兎みたいな。季節感と、昔の記憶。
子供の頃は、RPGをしていると、
数学の秘密に触れているみたいだった。

ΦとかΠとかrとか。
数々のばらばらと、藻の色をして浮かぶ、
谷底の集合論、ドッ ....
祈ってる 誓いが折れて近くから違う言葉になっていくのを


限りなく透明に近いプードルと散歩している透明人間


記録的小雨 最後の一冊を君が見つけて崩れた黄色


曖昧にあまいアイ ....
 擬態

わずかに残された木々のふゆの葉を北風がこきざみにゆらすとき
それは小鳥のはばたきになる

 家出

街角のメリーゴーランドは天使をのせてくるくるまわる
色とりどりに着飾った馬 ....
 はかり知れない
 暗黒の 宙に
 君は浮かび

 その彼方から
 確かにとどく君の
 燦めく 言霊
 
 それは時に
  のんびり夢みる浪の音
 それは時に
   欣び甘える涼 ....
純白に
立ち現れる
アナタは誰?
優雅な笑み
その顔に浮かべ



燃え盛る黄金の
文字で記されて居る
のか、それは?
堤防が決壊すれば
すべて無に帰し



顔のまた ....
涎。箱は壊れたよ。
よだれ はこはこはれたよ


梅雨出身。真実輸出。
つゆしゅっしん しんじつゆしゅつ


感情無し。海を見失うよ、進化。
かんじょうなし うみをみうしなうよ しん ....
君は何色なのかぼくは知らない

けれど 君の言霊が心地よくて
逢えるのが楽しみだ

ぼくはその優しさを抱きしめて生きている

西の空を眺めては
日々の約束を頼りに
君の名を呼んでいる ....
雨の初日
都会にも雨が降った
たくさんのものが濡れて
雨音の音や
雨水の水が
ふとした街路の様子を
美しく満たしていく
人混みの中で感じる
植物の吐息
どうしても
辿り着け ....
夏を置き去りにして
熱は大気に溶け
甘やかな冷涼
時に運ばれ来る秋に
真紅に染まった貴女
輝き出て私を眩ませ
両手差し出した瞬間
突然到来した冷気に
置き去りにした夏の
呪詛響き渡り ....
ノーベル経済学賞のアルビン・ロスが
結婚生活で守るべき法則として
「配偶者より幸せになってはいけない」
と言っていたという記事を読んだ

結婚当初家内は
私を幸せにしてあげたいと言った
 ....
半年ぶりにOさんに会った
50歳の彼女だが相変わらずかわいい声である
癒し声である
若い頃は顔に興味があったが
この頃は声に興味がある
かわいい声 やさしい声 トゲのある声 暗い声 
明る ....
 このところ何も
 ほんとうに 話す事が無く
 彼の微笑に
 「はい。変わりなく過ごしています。」
 とだけ

 困っている事も
 迷っている事も
 どうにかしたいと希むことも
 彼 ....
{ルビ一滴=ひとしずく}の涙が
{ルビ渓流=たに}となり
やがて河となって海に溶けてゆく

若かったあの頃はとても純粋で
年が経つほどに灰色になって
ぼくには些細なことが当たり前になった
 ....
他人には
私が幸せかどうか
なんて決められない。
私自身がどう思うかだ
私は幸せです



不幸な時もあるでしょうけど
ある意味、幸せはなるもんじゃない
幸せに気付けるかどうかだ ....
ぺしゃんこ だね
人はいつだって
ぺしゃんこなんだ
なんどもなんども
生きて死んで
また生きて
少しずつ
少しずつ
立ち上がりながら も

やっぱりまだぺしゃんこ だな
うん そ ....
小さな青虫が
葉っぱを虫食いにして
生きてゆくみたいに、

夢を壊して、
優しさを捨てた男と
胸のはだけたドレスの女

ふたりはいつか
美しい蝶になって
この街を、
飛び去りたか ....
暗い森に彷徨い
ぼくは大きな林檎を探していた
森の入り口にそそり立つ老木に林檎の在りかを尋ねると
「三丁目の角を右に曲がり百歩あるいたらcafeのランタンに聞けば良い… 名前を聞かれたら決して答 ....
なにかがあるんだよ
人の内には
何かが、
瞑目して
意識の視界に
次々浮かび来る
顔や色彩や木々やら
観入り感じて居るとそう想わざるを得ない

死に絶えない、
ナニカ が

  ....
朝、いつものようにキッチンに向かう
痛っ、イタタ
キッチンの入り口にぶら下がっているのれんに頭をぶつけた
昨日まで柔らかい麻布だったはずだったのれんが
硬い板状の物体と化していた

一体こ ....
日本に来るのが
初めての留学生の二人は
日本語も話せない
十代の女性だけれど
来た初日に
歓迎会のアトラクションとして
歌って欲しいが
引き受けてくれますか?

そんな
ホームコン ....
 石灯籠に赤椿
 民家の門前、紐で繋がれ
 うずくまる
 白黒猫は どこか
 浮世絵見る様な

 冬日和
 濃いグリーンの目を細め
 通りゆく人
 ながめて過ごす
 今朝は見ら ....
ふしぎなことを
経験すると
ふしぎなことが
ほんとうに思えるんだ
魂は永遠にいっしょだよ



銀の三日月は
私の胸で
ほほ笑んでいたよ
夢が叶うとは
知らずに
右に左に揺れる洗濯機が嬉しそうで
何が嬉しいの?と聞いたら
右に左に洗濯物が
逃げ惑うのが綺麗なの
と答えた

 水の音は気にならない?
 少し気になる
 踊っているのかもしれない ....
焼き場で
まだ熱い骨を拾いながら
生きててえらかった
と言う
レエスの縁のハンカチが
小さなポケットからはみ出して

花に埋もれたあなたは
びっくりするほど小さい

いつ終わるのか ....
絶対届かない詩がある
死者への詩だ
私はまだ生きている
そんなにじろじろ見ないでくれ
独り言は遠い
電子レンジを開ける
中には海がある
波間にレンジが漂っている
泳ぐことは苦手だけれど
意を決し飛び込む
君との二人分の
ご飯を温めたかった
何とかレンジに辿り着き
扉を開ける
 ....
俺「向日葵がうな垂れるほどの猛暑の中、
  ヤッケを着ての作業、
  水、泥水、土のけむり、構内のホコリ、そして自らの汗、
  そしてときには鉄骨、
  そんな、
  荒々しい太陽にまみれた ....
見よ、この一行をわが蠕動にかたどる背景として魂の炎はやおら踊る

おみくじを長く振ることが年々長くなっている
結局は運任せになんてしないのに
何かに縋ろうとする癖は未だ身体に呪いのように浸透しており
結果によって他人に及ぼす子供じみた態度も直らず
 ....
wcさんのおすすめリスト(1363)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つれづれと俳句- 朧月夜俳句5*24-2-4
ネイビーブルー- 由比良 ...自由詩4*24-2-4
未だ愛は曖昧- 水宮うみ短歌3*24-2-4
冬のストーブは熱い魂- そらの珊 ...自由詩8*24-2-4
春愁- リリー自由詩7+*24-2-4
五行歌、この意識の内に∴雑然と- ひだかた ...自由詩624-2-3
怪界回文- 水宮うみ自由詩3*24-2-3
君に- レタス自由詩8*24-2-1
黒板- たもつ自由詩6*24-1-31
移ろいの狭間に- ひだかた ...自由詩824-1-29
配偶者より幸せになってはいけない- イオン自由詩3*24-1-20
- ホカチャ ...自由詩4*24-1-20
診察室- リリー自由詩5*24-1-20
セフィニ- レタス自由詩6*24-1-19
※五行歌_二首「幸せに気付けるかどうかだ」- こしごえ自由詩5*24-1-19
ぺしゃんこのうた- ひだかた ...自由詩6*24-1-19
虫ケラの刹那- atsuchan69自由詩11*24-1-19
黒曜の夢- レタス自由詩8*24-1-18
詩想夜想、ナニカ- ひだかた ...自由詩9*24-1-18
のれん- そらの珊 ...自由詩8*24-1-18
ドラえもんのうた- 板谷みき ...自由詩2*24-1-18
五行歌_銀ちゃん- リリー自由詩7*24-1-18
※五行歌_二首「魂は永遠にいっしょだよ」- こしごえ自由詩8*24-1-18
揺れながら- 妻咲邦香自由詩4*24-1-18
熱い箸- 凍湖(と ...自由詩724-1-17
独り言- 空丸自由詩924-1-13
漂流- たもつ自由詩524-1-9
残高- 本田憲嵩自由詩824-1-8
一凝視のこころみ- 菊西 夕 ...自由詩424-1-6
さいはて_に至るまで01- ゆるこ自由詩324-1-5

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46