レタスの先端
心音のひずむところ
温度の終わりに
少し触れる
つめたさ
教室みたい 、
と思う

穏やかな湾の入口を
句読点が航行する
健康的な食事
その後で
わたし、 ....
うたうたに見おくられながら、おとこはあたらしい歌をひきつれて旅をした。
うたうたは酒に似ていた。せかいを光の波紋でにじませて、あまく匂ういきをはいた。
波うちぎわでは、松のぎょうれつが盤根をもちあ ....
三つの色、
一つの終わり
声と息が重なり、
いのちを紡ぐ

春、
菜の花が咲き
夏、
青い夜に

秋、
幾度もの口づけ、
瞳に映るのは
紅蓮の炎

めぐる季節と
想いは ....
○めでたさも
感じなくなってきた
古稀の元日

○女房と健康
失ってみるとよくわかる
元日の朝

○隣の猫さえも
いなくなると
やっぱり寂しい元日の朝

○今日は何日か
ボケ ....
○「なんで生きる」
死にたくないから生きる
死ぬのが怖いから生きる
やりたいことがあるから生きる
これからも
人生の山を登り続けたい
行けるところまで行くつもりだ

○「大事小事」
 ....
痛点を通過する
ブランコに揺られて
春を待つ間に
チェニジアの
ハイスクールも
時間が経った
珍しく向かい風の
匂いがする朝
皮膚病だらけの
野犬に看取られて
誰もが死ぬ、 ....
いつも貴方は真の実力を眠る胸に秘めて
夢幻のかなたへ委ねてしまう
響く才能の音はますます遠くなっていく
いつものことで大手を振る者が先に進む

卒業していく才気あふれる者たち
旬の果実は若 ....
地上に次々現れる
重い物が増えている
ビルやクルマの原料は
海や山の地球資源
同じ量が動くだけ
地球の重さは変わらない
宇宙で沈むことはない

地上で次々消えていく
軽い命が増えてい ....
重い扉を開いて
漆黒の闇の向こうへ
行こう、生こう

絶えず打ち寄せる光
銀白だったり黄金だったり
光それ自体は見えないから
光に照射された色彩熱響きに
魅せられ眼見開き行こう生こうと ....
おれの心象に積もった雪へ
ダイブする
あなたのかたち それは
不思議な窓 
あるいは、うつくしい鈴
絡まった糸を切るひと
ほどいて
むすびなおすひと 夢で
会ったよね もうない、学校へ ....
対象を欠く
憧れは郷愁は
未来から沸々と
湧き立ち流れ来る
次々と実に絶え間無く

記憶映像の
過去から未来へと
ひたすらに直進する
無常時計時間とは逆に

未来から過去へと遡行 ....
夜空を切り裂く光が
万華鏡みたいに泣いて
涙も乾かないうちに
新しい顔をする

打ち上げられた花火を
こんな風に見ている君は
どこかへ行きたいのに
どこへも行けないまま
僕の夏に飛び ....
日本にはいいものがある
たとえば大航海のゲーム
よくできている
海外の人も
おいしくいただいている

逆輸入的に
気づくことが多い
攘夷論ではなく
誇れるようになるまで
あと幾数世 ....
オレは世の中の99.9999%以上の事象を知らない
バカで バカで どうしようもないバカなのだ
酒を飲んではくだを巻き
夜の闇に溶けるだけ

たったそれだけの存在を
月だけが優しく頬笑んで ....
ぎぼむす(義母と娘のブルース)からの詩を紐解く。の続き、、、

*

蛇足

AI詩つて何だと考えていますか

AI詩は、人工知能が生成した詩のことを指します。これは機械学習アルゴリズ ....
1、

たおれたままの若い病身に 全身全霊をかたむけて
詩神の秒針がかさなるとき もはや時刻は総毛だつ
純白の牡牛に身をかえて 四つ足のステップで誘惑し
美貌のエウロペをさらっていった 伝説 ....
木目に沿って歩いて行く
輪を描き運に従い
静かさの波打ち奥まり
暗闇の上層にぽっかり穴開き
水色の空、白雲の流れ うっすら
青い光帯び ひろがりいく

年輪を重ねリズミカルに木目刻まれ
 ....
ぎぼむす(義母と娘のブルース)からの詩を紐解く。

 
ぎぼむすもファイナルとなり家族愛 
生命として貴方をまもり
 
 
*

「義母と娘のブルース」(ぎぼむす)は、2018年7月 ....
足元をよく観てごらん
幸せは足元に
人知れずいっぱい咲いているから

見上げてごらん
希望は星空のように
空いっぱいに輝いているから

心を澄ましてごらん
愛はあなたたちの心の中に
 ....
*1つのティーカップ1


 整理するとこういうことになる。

 まず、彼女は交通事故にあった(それは君の元ルームメイトから後で聞いた)。そして、幸いに怪我は軽症で済んだのだが、君は ....
もしカラスが人間に敵意を持つようになったら
もし蜂が人間に敵意を持つようになったら
もし蚊が人間に敵意を持つようになったら
もし蛇が人間に敵意を持つようになったら
もし蟻が人間に敵意を持つよう ....
(だれが呼んでも
(きこえないよ
(きみが、いちばん!
羽根のない子どもは月に擬態する
集団下校の輪の中に居たはずなのに
だれも名まえを思い出せない
古い友だちの口笛は
(風が散ったから ....
 もやぐ朝 

夜が朽ちて
朝が生まれる
霧に覆われた街は
港へと変わる
赤い太陽は
無音の出港の合図

けれど想い出は
いつでも切ない
胸に
錨をおろしたまま


 さ ....
若い頃は
「○かⅩ」の思考であったが
近頃は「△」が増えてきた

老いるということは
△とともに生きていくということかもしれない
お骨はゆうパックで送れるんだって
へぇ
そんなわけで叔父の骨を預かって
春と夏が過ぎた からんと
最近は近所に犬を見なくなった
骨を差し上げるあてもなし
わたしが咥えてしまおうかしら
叔 ....
ともに歩いている砂浜、
こちらをむいて、
つよい波風にすこしウェーブがかかる、
花のように、首を、傾ぐ、
ながい黒髪の、まるでオニキスのようにまるい、
とてもおおきな瞳、
しろいレース柄の ....
  おしゃれなRockが
  煙るような音量で充満する
  ビジネス・ホテル 3104号室
  いやな感じだ


  青白い天気図の影を
  カーテンが弾いている
  さっきか ....
  なまこの指に溜まっていく
  季節はうつくしい
  ゴム長靴が 二、三組
  傘もささずに駆け去っていく
  この場所が 貴方の 唇であったなら
人類やってるね

えっ?
やってないのか。

 ・・・・
一番最初に火を付けた人がいるんだよね。
物理的発見であり発明の話だ
火を付けたというより、火を創ったともいえる
実用化したと ....
似姿ばかりがある
存在するとは彷徨うことだから
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