山田太一が亡くなった。
もう新作が出ることはないと思っていたが、訃報に接して、改めて彼の作品を見ることができない現実を知る。


私にとっての山田太一脚本作品は、人生の道標としていたよ ....
青空が大好きだ
遠い
色なのに
近しい
さびしみ
 振り返るこころの余裕があるだろうか

 前進あるのみ

 前だけを見て歩いている君は

 視界良好だろうか

 目前に広がる景色の中に

 霞のかかる点障はないだろうか

 ....
どんなに立派な人でも
どんなに美しい人でも
それはガン細胞かウイルスでしかない
仮面舞踏会のように
知って知らずか
浮かれて生きている

何処かで聞いたのは
人は皆 うんこ製造機だと… ....
静かな夜に独り酒をあおり
訳のわからぬ経を読み
華を散らし
伽羅を焚いた

想い人に手向ける夜だ
今となっては届かない俺の声は夜空に消えてゆく
あの時
こうあれば
ああすれば良かった ....
 まったき明るい赤みがかった砂利道をゆく
 砂利道はやがて深い深い森へ至る


感覚され艶めきの外界、確かに在り
直観され浮き立つ内界、確かに在り

この世界、これら二局面から成り在り  ....
 
 寒風、

 常緑樹の生垣が吐く

 銀白と やがて溶け

 やさしげに揺れる

 山茶花

 

 
気温が高い
紅葉しているけれど
ゆっくり紅葉している

そこまで厚着しなくても
快適に過ごせている

冬の入口が見える
もうすぐ気温が下がり
寒さがやってくる

紅葉の眩しいぐら ....
早朝の待合室で手袋をとってひと息入れる遠い国から たくさんの秘密を分け合おうよ。ときには魔女のように下卑た笑みをいっぱいに浮かべながら、沸きたつ好奇心に駆られて、たくさんの楽しいことを。
たとえば小学校の男子用トイレ。その鍵がかけられた個室のドアー ....
雨の子になってみたいな 魂が渇くことなく笑えるでしょう

レインツリー 逃げ込んだなら枝の下 母に似た君に会える気がする

さぼてんが奏でる音色レインスティック 何かと問う声ふるえは止まず
 ....
どうしてひとりの人しかいないんだろう 微分したキャンディーは溶けて
積分した気持ちは夕焼けに
またひとりの友が溶けてなくなった夜に
 
 
 
泣き屋はパンを返してくれた
そのパンは固くなってしまって
食べるには自分の ....
清らかな
水流、蒼天を流れゆく

鳥の啼き声、辺りから鋭く響き

きらり、きらり
太陽の光滴 蒼天の水流を飛び跳ね

ふと躍り入る巨大 宇宙の心音在り。
自分のこころが
話し相手の私
悪も私
善も私
いろんな私
一日がこぼれゆこうとしている
どこへ
だれの手によって
疑問符は
フェイクファーのふかふかの中で
あくびを噛み殺して
目を閉じる
ここはやがて誰の手も届かない場所になる

別府湾を切 ....
今一番見失われているものは
信じる心ではないか
詐欺の多い時代ではあるが
人を信じないでは生きていけない
たとえ生きていけたとしても楽しくはない
人間の喜びは
人を信じることとともにあ ....
透き通るように白い肌を薄く削ったらカラフルな内臓がみえました

先端から雲がもくもくまとわりついた飛行機がトマトの味がするように

右手の人差し指で僕から眠った星に地平線を引けば

左手で ....
心音の意味は未だ口にしない


逆さまの三月にサーカス探す


ぞんざいに存在してるお惣菜


虎の七と八を切り分けた刀


あかんねん 茜さす目が開かんねん


許され ....
  「冬の詩人」



  やがて 
  夜明けはおとずれ
  薄暗い空へ 一羽 また一羽
  飛びたってゆくとりたちのざわめき

  眠らない草花で 
  静まらない木々の枝 ....
これでいいのだ

言えばぶっ飛ばされそうな
木枯らしが吹く
秋の夕

僕は掛け値なしに
いいやつだった
それを知れただけで
俺たちは
満足なんだ

でも生活の問題は
据え置 ....
好きな詩人はたくさんいるが、石原吉郎ほどその言葉の碇が時代を超えて突き刺さる詩人はいない。私にとってもその都度読み返す大切な作家のひとりだ。




花であることでしか
拮抗できな ....
 
そんなことありえないって言いながら
しゃがんで花火をするローライズの腰から
見えちゃってる果汁100%
 
 
 
東京にもこんなに静かな夜の場所があったの
という思いが油っぽい湯 ....
 乾いた大気
 
 緋色砕けて心臓響く

 天上は真夏

 大柳

 烟り散る冬の湖面
壊れた
あるいは
壊した季節
散らばる破片を
君は今は
振りむかずともよい

君が遠くを歩いているあいだに
それをそっと
継ぎ合わす手がある
月と星の光を熔いたもので
ひとつひと ....
○「インターネットオタク」
ものすごい怖さを感じた!
多感な時期の中高生が
毎日さまざまな有害情報に接している
SNSで危ないやつとやり取りしている
今や親に自分の履歴を見せられる子供が
 ....
台所を独壇場にする、
梅干しよりも止めどない、
はるかに暴虐的な唾液の滝、ほとんど果汁にも紛うほどに、
強烈な、そのかおり、
それでいて、
主役の実力を才能以上に引きだす、きわめて個性的で有 ....
Museum of Broken Relationships
星のきまっている者はふりむかぬ

私がニューヨークへ
映画のプロモーションに行くと
朝5時半から行列ができた
8時の開場までに ....
長年カーよいなれた湖畔のドライブインがゴールインしたというので、祝いにいった。
助手席には白樺がフロントガラスをくりぬいて座り、はやくも車を湖沼にみちびいた。
故障にしずむクラッシュカーに枯葉がお ....
味わいに
静かさ奥行き
感じる我、
其処に
静かさト遠さ 在りと。


静かさ遠さ、
〉とおさしずかさ〈
今に在ります

これ、微妙な感性の震え

只今捉えがたく一つに在り。
wcさんのおすすめリスト(1644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
道標にしていた- ワタナb ...散文(批評 ...223-12-2
※五行歌「青空が大好きだ」- こしごえ自由詩5*23-12-2
明日君は- 佐白光自由詩1*23-12-2
盗人- レタス自由詩2*23-12-2
夜の旅路- レタス自由詩823-12-2
詩想42- ひだかた ...自由詩5*23-12-1
五行歌_一首「雪もよい」- リリー自由詩4*23-12-1
冬の入口- 夏川ゆう自由詩223-12-1
2023年12月1日、遠い国からおはようございます。- 足立らど ...短歌523-12-1
- 本田憲嵩自由詩623-12-1
雨のうた- 福岡朔短歌7*23-11-30
初冬- かち自由詩123-11-30
gastronome_41-50- AB(な ...自由詩4*23-11-30
意識の光景10(改訂)- ひだかた ...自由詩523-11-30
※五行歌「自分のこころが_話し相手の私」- こしごえ自由詩7*23-11-30
まがいもの_やがて夜にのまれる- そらの珊 ...自由詩11*23-11-30
信じる心- zenyama太 ...自由詩3*23-11-30
硝子を割って- 暗合自由詩223-11-30
弾んだ音弾いた- 水宮うみ川柳1*23-11-29
冬の詩人_2023- 丘 光平自由詩223-11-29
隙間風- りゅうさ ...自由詩4*23-11-29
沈黙と言葉- ワタナb ...散文(批評 ...323-11-29
gastronome_31-40_- AB(な ...自由詩323-11-27
五行歌_一首「花火」- リリー自由詩3*23-11-27
継ぐ手- 塔野夏子自由詩8*23-11-27
独り言11.27- zenyama太 ...自由詩2*23-11-27
檸檬- 本田憲嵩自由詩923-11-27
春_~Judy_Garlandに- カワグチ ...自由詩323-11-26
めぐる季節にドライヴィン・ローリン・クリスマス- 菊西 夕 ...自由詩2*23-11-26
詩想39〇しずかさとおさ、五行歌借り- ひだかた ...自由詩423-11-26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55