成層圏を脱出してから
どれほど経ったのだろう
宇宙の果てまで
まだまだ遠く届かない
来世という未来に託すしかないのか

路傍の石ころに生まれ
泥に生まれ
虫に生まれ
魚に生まれ
豚 ....
細い路地を右折する
ふと、思い出し
 ふと思い出せなかった
小さい頃
僕はいつから
自転車を乗っていたのかな
夕焼けのなか
町の空き地で
いもうと揺れる
かあちゃん揺れる
 ....
散る音も転がる音も枯葉らし

寒のみを老野良猫に感じたり

木枯らしや葉っぱ転がる二歩三歩

{ルビ皸=あかぎれ}が嫌がらせする小指かな

ランナーを真似てか岸辺走る鴨

それぞれ ....
間違って、鳥の巣のなかで目を覚ますこともあった。間違って? あなたが間違うことはない。Ghost、あなたは間違わない。転位につぐ転位。さまざまな時間と場所と出来事のあいだを。結合につぐ結合。さまざ .... 空はなぜ青いのか
永遠の疑問だった
太陽光線の波長の違いといっても
なぜ青いのかの答えにならない
問題の設定が悪かったのだ
永遠の疑問が空なのだ
そして
空はなぜ無限に広いのか
ひとす ....
薄すぎて困るといううちなんちゅ

もう誰も居ない教室 一輪花

三十はしらふで生きた会社員

逢う人はいつも初だと思いおく
田は朽ちて遥か遠くに去る声の
懐かしきかな小さきかはず
木枯らしが街に吹き込んで来て

にぎやかなイルミネーションの饗宴がはじまる

厚着をした早歩きに急ぐ人々のそばを

黄色い大きなランドセルの集団が跳ねまわる

日暮れには

  ....
コップから溢れる水を集めては集めてみては溜め息ばかり

ぼくたちはみんな無銘とラベリング とマウントされボクラ評され
ぺたりぺた?ラベラー機には見えないし いろいろなこと学んでいるのに


 ....
あなたの列車に乗った
各駅停車だった
ゆっくり発車すると
どこにも行かなかった
車窓から見える
ありふれた空や木や石に
何の意味があるのかは
わからなかったけれど
ただ美しかっ ....
茄子は火炙りの刑に処する
獅子唐はオマメに挟んでおけ
ああ、俺が見てやるから
1.5meter離れて見てやるから
               人参は小指に切り落として  玉葱の皮一枚だけ ....
コーヒーをやめて{ルビ白湯=さゆ}にす冬の朝

小春日の電車園児に満たされて

ふくよかな大根足の{ルビ娘=こ}もいいね

その音のパリッと淋し踏み落葉

シュッとして冬のゴキブリ安楽 ....
色が褪せてしまった花びらが強く冷たい風に煽られてあっけなく散ってゆく、それはそんなに大きな花じゃなかった、それはそんなに美しい花ではなかった、それはそんなに心を掴むような花でもなかった、ただ俺の座 .... 目が覚めて失われるのは物語
燃え尽るのは安い情熱

もう一度しようと思った 間違いを
同じ熱さで焼かれてくれる?

うつぶせの君のまつ毛と同じくらい
やさしいものって他にないよな
○「ユーチューブ家族」
パパもママも子どもたちも
布団の中でみるユーチューブが
一日のほっとする時間だって

○「玉木代表」
将来の総理候補とも言われていたのに
「玉」を潰されてしまった ....
大根断ち白き純情現はるる

鯛焼の尾までうっすら{ルビ餡子=あんこ}かな

鯛焼屋客の多さに目が泳ぐ

鴨のんき見るぼくも又のんきかな

くるりんと体丸めて鴨潜る

{ルビ灯火=と ....
温かい土のなかで眠り続け
眩しい光に導かれて
初めて外の世界を知った
希望と期待を抱きながら

何も知らなかった私
たくさんの愛と夢が
私を守ってくれると信じていた
たくさんの裏切りと ....
祈ることによって
私が変わる

いつもインスタントラーメンしか食べない私が
今日は料理を3品も作った
驚き!
料理オンチなので
味付けはイマイチだったが
○○のもとを使わないれっきとし ....
みぃんなの
希みも祈りもことわれないから
ついたあだなが  博愛ねーちゃん


さらさらと
風に吹かれて揺れる髪
かきあげる手が震える街角


さざなみの
ような彼女 ....
 
 十六の胸で炸裂せし「檸檬」褪せぬ果汁よ残りし種よ

 図書室で恋うちあけし{ルビ汝=な}の弾いた合唱祭のピアノ忘れじ

 「もうひとつ恋終わったの」と告げられし十七の残酷はいま ....
自らの意志で動かないものを
普通は物体と呼ぶ
だとしたら
この意志の届かない手足は何だ?

十月十五日
この日を堺に
俺の左手足は麻痺し
俺の意志の届かないものに成り果ててしまった
 ....
今宵の月光の柔らかな白銀の拡がり 、

 周辺に無数の星を散りばめ輝かせ
  不協和音の地上の呻き聴き取り
 協和音の天上へ誘う契機与え

られながらも
同仕様もないこの苦痛、
 この ....
って
どうよ!
下痢をしているわたしの部屋に
ジミーちゃんがたずねてきて
唐突に言ったの
最近
猫を尊敬するの
だって
猫って
あんなに小さくて命が短いのに
気にもとめない様子で
 ....
タマキン代表は
タマキンがでかいから
不倫ぐらいしないと
タマキンが爆発してしまうので
仕方ないと思います
痛み止めのかわりに睡眠薬を飲んで、
買い物へと出かけて行く。

主婦に休みなんてないんだよ。
あなたは主婦ですか?
いいえ、家事手伝いです。

わたしは単なる家事手伝いです。
昔は夢や ....
もう随分長い間、アラガイsくんから付きまといをうけて
いる。この投稿サイトがコメント自由である開かれたサイ
トであることはよくわかっている。
その上でいうのですが、コメント自由な開かれたサイトは ....
 白い闇が襲う
 これまで生きてきた想いが募る
 私に prestoをかけようとする
 崩れかけた斜面の沿線
 時には避けて
 時には埋めて生きてきた
 はじめて神様に祈りを捧げたの
 ....
○「103万円の壁」
壁は一つだけではなかった
官僚がいくつも壁を築いていた

○「不幸なニュース」
テレビは今日も
世界中の不幸なニュースを
流し続けている
視聴者は不幸慣れしている ....
水族館から
水族が溢れ出した
水族は移動を続け
乾燥地帯にも
幾ばくかの水分をもたらし
貧弱な草木を発芽させた

水族館の後には
館と館長だけが残った
館長の手の甲にはいつし ....
横になればすぐにわかる
どうして今まで立っていたのだ
眠るために必要なものは、
とりあえず枕と寝床があればよい

悔しかったことや腹が立つこと
悲しいことや傷ついたこと
虫歯の痛みや腹ぺ ....
wcさんのおすすめリスト(1363)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
孤独- レタス自由詩11*24-11-22
ふらふらふらと- アラガイ ...自由詩17*24-11-22
冬の童話たち- 森田拓也俳句15*24-11-22
THE_GATES_OF_DELIRIUM。- 田中宏輔自由詩17*24-11-20
ありがとう、スプートニク- 室町 礼自由詩4*24-11-20
しらふ- 足立らど ...俳句6*24-11-20
かはず- 栗栖真理 ...短歌324-11-19
黒いランドセル- アラガイ ...自由詩8*24-11-19
2024年11月15日_満員電車のなかから- 足立らど ...短歌5*24-11-15
通り雨- たもつ自由詩324-11-15
未消化に終わる調理の予定- アラガイ ...自由詩8*24-11-15
誰かの冬の物語- 森田拓也俳句14*24-11-13
彩の瘡蓋- ホロウ・ ...自由詩3*24-11-12
うつむせ- はるな短歌424-11-12
独り言11.12- ホカチャ ...自由詩3*24-11-12
冬に唄えば- 森田拓也俳句10*24-11-11
毒華~HANA~- 栗栖真理 ...自由詩424-11-11
こんにちは!- りつ自由詩4*24-11-11
博愛ねーちゃん- 秋葉竹短歌124-11-11
突然短歌- 平瀬たか ...短歌424-11-11
物体- 岡部淳太 ...自由詩3*24-11-11
詩苦、四苦、、月光。〇。(改訂)- ひだかた ...自由詩524-11-11
存在の下痢。- 田中宏輔自由詩11*24-11-11
国民タマキン党- 花形新次自由詩324-11-11
- 朧月夜自由詩11*24-11-11
アラガイs君に愛をこめて- 室町 礼散文(批評 ...2+*24-11-11
breath_~時の鐘- アラガイ ...自由詩10*24-11-11
独り言11.11- ホカチャ ...自由詩3*24-11-11
館長の話- たもつ自由詩324-11-11
微睡の草原- atsuchan69自由詩14*24-11-11

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