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世界のことを考える
それが本当に必要なのか
俺には分からない
例えば
何処か遠いところで
起こっている戦争も
貧困も
テレビ越しに観て
憤っていることに
意味があるのか
俺は疑って ....
どこで誰が、君が何か
わからないまま白くうめく
雛鳥のまだやわらかなくちばし
まなざし
墓地にひそむトカゲの眼の黒眼
好奇心に濡れている、ね
とりつくろったって、ダメだよ?
わかるからさ ....
わかい母の呼びかけに首を振り
父の実家のお座敷で小走る
ニワトリの様な女の子
おむつが外れてから
便意を我慢してしまうクセのついた子の
浣腸でひとそうどう
陽のあたる縁側 ....
だれもいないディスプレイを眺めて
だれとでも会話できるわたしはいない
時間という記憶だけが過ぎている
だれもがいる夢の中で
人為的に造り替えてきた
もはや自然はどこにもないのだ。
....
ソーセージとケッチャプと小麦粉パン
わたしはChild時代
パパとママは子供で世話がやけた
AIで産業革命は加速するし
病院の待合室は永遠のSPIRALで
山手線のイネムリと同じよう
とこ ....
心を
亡くした時に
命を
忘れる時があります。
命は、
あなたの心
私の心
水不足の時の雨
雨続きのころの晴れ間
命は、
今は亡き人が生前に書いてくれた手紙
朝食のパン
命 ....
名前のない
ゆらめく魂が
夜の端で
少しだけ、
寝返りを打つ
遠くで
赤い灯がまわる
火元はもう、
地図と一緒に燃えたのに
残酷な温もりだけが、
まだ配られている
....
十八段
抜きつ抜かれつ一緒に登った階段
ひとりで降りるには少しさみしく
転がり落ちるにはこわい
上を見上げる
あと何段だろう達成したと感じられるのは
途中で背負った ....
しかし、タバコのカートンってのは何でこうも開封し難いんだろうね。
大人に限定されてるからか?
それともイライラさせて、タバコを早く消費させようってそんな魂胆か?
いや、じゃあ、さっき開けよう ....
あんなに意地も見栄も張ってきた
何を守っていたのか忘れてしまったけど
車内で席を譲る若者 当たり前の仕草で
意外さを感じさせる
誰かから見る僕は 意外に映るだろうか
それとも、その程 ....
幾日も 焦燥感に さいなまれて
ある日 ハヤの泳ぐ川の水が
ありありと 心の中に流れる
澄んだ 水の感触 腹黒さも胸の焼けたような虚しさも
済んだ
棲んでいると からだの内側 ....
OH 彷徨える旅人の心よ
心地良きと、気高きにお前は包まれ
畦道砂利道田んぼ道
ぬかるみに足を掬われ、時に露頭に迷おうとも
どんな時もお前を励ます 歌 歌 歌
書き留めるスケッチとその切れ端 ....
眠らないまま夜が明けて、そろそろ郵便局がバイクを走らせはじめた
カーテンをゆする光が、〈朝〉と呼ぶにはあまりにも弱々しい 紅茶をいれてくれ 紅茶なんておしゃれなものはここにないけれど
....
僕たちのそれから
ひろい校庭の隅で三人は黙り
未来の形を小石で描いていた
消しゴムほどの 確信だけが
石灰線の先へとつづいていた
君は 遠くを見過ぎる癖があり
友は 笑って 現実を ....
私はそのうち死ぬ
病気で いつか効く薬が無くなり 死ぬ
「誰だっていつか死ぬよね 先に逝っちゃってごめんねー」
そうやって 死ぬ準備は万端だっていう素振りをする
でも 本当 ....
大好き
どちらかというと好き
どちらかというと嫌い
大っ嫌い
どちらでもない
わからない
迫り来る選択枝から
必ずひとつ選んで
枝先に向かって
背中を押され続けてきた
やが ....
屁は笑えるから好きだ
屁はした後気持ちがいいから好きだ
屁は愛とか正義とか喚かないから好きだ
本当にそうか
本当にそうなのか
嗅ぐ人が嗅いだら屁は不快なのだ
ゆったりと優雅な席で
....
やや横向きの
その顔と 相対した時
いつだったか
どこかで見た気がした
気づいたのは
ついさっき
このまえ夢に見た
亡き祖父の顔
私に
助けて ....
平成はどこへ行った。
未来からの警告だったビープ音
ミスターロボットが人を叱った
聞かなかった島国で 平成は
下書きのまま 地下に落ちた
薄い表層で 名も知らぬ僕らは
無償の言 ....
影絵は遊戯ではない。それは夜が自分の来歴を語るために用意した、沈黙の劇場である。
私は障子の前に手をかざす。すると五本の指はたちまち骨ばった枝となり、枝先には名もない鳥が止まる。鳥は鳴かない。た ....
街の灯も 音のない雪。
歩幅をかえることのない
繰り返しの日々に
息を潜め
あからさまな
白い息に
暖くもりをもとめる夜
夜の戸の音は控えめで、
永くな ....
誰が何をどんなふうに語るのか
緊張が先走って
何も耳に入ってこない
厳しい意見の怒り声
相槌を打つので精一杯
どうまとめていくのか
まるで考えが浮かばない
怒り声がずっと付き纏う
時計 ....
それは死なない
風が死なないように
それは生まれる
風が生まれるように
それは今もわたしを生かしている
生かすべきでないものを
強いどころか
あまりに強い
光よりも先につくられ ....
そうやってわができていくんだね
とじられてると
勘違いして
ブラウン管の向こうから
なら
あおぞらのむかいがわ
7等星のレンズから
おうとつを簡易変換したくないほどには
さみし ....
遠くでジャズが鳴り響いてるわ
わたしは花
硬くてしなやかな金属の塊
あなたのために
二人のために
100万人の誰かのために
永遠を見つめ続ける花
季節は巡 ....
地下駐車場を上がると
青空の下
広大な うずまく雲
──紛れもなく 雪雲だ
冷えた頭と
落ち着かない心臓
ただ
そう認識したと
ひとりごちる
突然の別れと
止ま ....
妹と
柩に入れる花束を
買いに行く
花束ができるあいだ
ふと
呼ばれた
すぐ横にあった
スイトピーたち
ピンクに
シアンの縁取り
鮮やかな染めブルー
淡い色たち
....
どれだけ見栄を張っても、オナラブー
どれだけ格好つけても、オナラブー
偉大な文豪小説家
或る日、五月の雨の中
得意のペン先尖らせて
魅惑の名文閃いたと、ポンと膝打ち肩慣らし
お決まりの ....
少しずつ光が氷を解くとき
日は滝の苔を照らし
雫が次々に湧いて輝き出す
福寿草が開き始め
タラノキが芽吹き始めたら
厳しい冬も終わり
早春の風が吹き始める
長い冬の曇り空が
晴れや ....
書き止めておいた、メモの切れっぱしが見つかった。
(ガルシア=マルケス『族長の秋』鼓 直訳)
これは詩になるな
(ウィル・ワーシントン『プレニチュード』井上一夫訳)
まだ、詩を作ってい ....
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