すべてのおすすめ
いつも何も思わずやっていた事に
やる前に恐怖を感じたり

俺は成長してないのか
成長したのか
分からないが
やるしかないんだ

固唾を飲んで
見守る自分の人生の先に
果たして本当に ....
空から落ちてきた
一粒の火の粉が発芽して
庭に硝子の意志が蔓延った

温い月光を受け止めた
水盤には真鍮の孤独が湧き
何匹かのメダカが犠牲になった

溶けたアイスキャンデーの
「 ....
大いなる孤独は自分で切り拓く為の厳かな凪
自分だけの答えに応えてゆく儀式のような砦

指南書も滲み
羅針盤も狂い

途方に暮れる寂しさに
あの頃に戻されそうになる

自身に毒を喰らう ....
知らないところでさり気なく
「うちの妻が」と言ってもらいたい

時代に逆行しても
「思い出に残る熱い先生でした」と卒業式の寄せ書き

オルガンをうまく弾けなくても
「あの子守歌、背中がこ ....
アンドロメダ商店まで行くのが億劫で
ルナマートで買い出しを済ませよう
飾り立てられたリトラクタブルライト号
さあ、行こう
橋を渡る
川も渡る
雲を追いかけて
雷雨
立ち止まって
バス ....
 青空が遥か高く張りつめた時
 草も花もない地上に
 私は頼りなく立っていた

 掌の感触は忘れていない
 あなたの爽やかな顎をなで
 たくましい肋骨を数えた
 奇妙に光る瞳で私を縛 ....
白い本をひらく

そこは、永遠てしのない階段が続く

教えられたままに ゆっくりと登っていく

いつか空に近づくころ 段差は代わりに五線譜になった

そこからは、音符の上をのぼりはじめ ....
{引用=こんなにも遠くの土地の

バスの停留所で

傘をさしていた


 ゆめのなか


ノイズのなかの風景の

砕けたアスファルトから


視える空は

雨粒に浸透 ....
死に
たかる蟻たち
夏の羽をもぎ取り
脚を引き千切ってゆく
死の解体者
指の先で抓み上げても
死を口にくわえてはなさぬ
殉教者
死とともに
首を引き離し
 ....
夏の一日
わたしは蝶になりましょう。

蝶となって
あなたの指先にとまりましょう。

わたしは翅をつむって
あなたの口づけを待ちましょう。

あなたはきっと
やさしく ....
夏の夜風は
思い出の形をした
巻き貝から吹いていて
静かな海の
やさしい波音は
地球に命が生まれたときに
落ちた涙の音を含んでいて
さわさわとゆらゆらと
秘密の中で育ったすくすくと
 ....
 東の窓辺で目を覚ます
 ゼラニューム
 もどり梅雨の雨声が
 耳にしたしく寄ってくる

 麦芽のような珈琲の香りと
 かるくトーストしたクロワッサン
 昨日の埃とまざりあった
 私自 ....
わたしについて
詩における一人称
または一人称に対しての考察
人類最初の一人称は
叫びだったように思うのです
誰に対して
わたしを放ったのでしょう
それは夜であり
的であり
であるな ....
星がふたつに割れて
あなたはどちらを選ぶのか
選択を迫られる
わたしは毎日洗濯物を干している
あなたは輝いているお琴
強い野心のある男がいいわ
まだ17才/参政権を手放しても ....
気がつけば一面の緑のなかで
途方にくれていた
どこから来て
どこへ行こうとしているのか

すでに熱を失って
剥製のように軽くなった
小鳥のむくろを
両の手に捧げている

はばたいて ....
本が来る

熱烈な片想いが成就するかのようで

子宮がゾワゾワする

浅い昨夜の眠り

今日あたり

恋しい本が来る

半眼で想う

(行ったことのない)スコットランドの風 ....
あめんぼうは、すばらしい数学者です。
水面にすばやく円を描いてゆきます。
想い出したように
鳴る

風鈴が
躊躇うように

あなたが
幼い頃の話をする時のように

鳴る
風鈴が

逃げる風を追い駆けようとして
諦めたように

鳴る

あなた ....
 人混みに向けて無意識にシャッターを押している

 晴れやかな笑顔で闊歩している人々

 歩いているだけで苦悶の表情

 太陽の光を避けながら速足で軒下を駆け抜ける

 二度とない ....
あなたが好きな

あなたが教えてくれた曲たちは

夏の太陽みたいな陽気さで

とぼけたような気軽さで

悩みなんて欠片も感じさせない

まるで あなたのような

悩む前に放射し ....
冬場も薄着で、
寒くないのですか? あなたは
って言ったら、
年寄りには寒さも暑さも同じこと
って、返されたけど、
人間も体温に近い毎日が続けば朦朧と蟻になる
体感以上にあたまのことだ ....
全部夏のせいにして
逃げてしまおうか



あのひとが
優しく笑うものだから
わたしは素直に頷いた


     遠くへ行きたい

そんな想いが重なって
わたしたちは
手 ....
この告白が親不孝だって分かって尚
書くことにする

不安定な家庭で育っても
不安定な人間にならないように
必死にしてるのが俺の誇りだ

嫌な人間関係に揉まれても
嫌な人間にならないよう ....
何でも吸い込む掃除機を
神様は創った
掃除機はゴミを吸って
小さな虫を吸った
動物を吸って
人を吸って
夕暮れの街や
朝焼けの海を吸って
地球を丸ごと吸って
星々、そして宇宙 ....
今日は七夕

夕食後のお茶請けに

水饅頭を買ってかえる

点てたお茶を飲み

水饅頭をのせた皿を持ち上げる

「カエルの卵の大きいやつみたいだね」

食べ終えた隣の人が言 ....
 西風が吹きつける
 白い塗装の剥げかけた
 木枠の窓

 嵐の前の雨が胸をつき
 かえるべき場所を見失った心は
 ぐるりぐるり
 過去の幻をめぐるだけで
 固くなる

 あなたは ....
真夜中、夜に目が覚めた。
凄々まじい羽音に起こされた。
はらっても、はらっても
黒い小さな塊が、音を立てて
いくつも、いくつも纏わりついてきた。
そういえば、ここ、二、三日とい ....
しゃんとしんしゃい。ばってんじゃなかと。わかっとっとないば。しゃんとしんしゃい。まんますすまんね。ぎゃーけだけにはしゃんとしとかんばよ。わからんないば。ききんしゃい。きかんとがいかんとじゃなかと。しら .... 眠れないから針を投げる
夜がナマズみたいに口を開けてる

忘れた頃に届いた手紙
still love you.なんて
文末に軽く添えやがって
こっちは本気だったのっ!

白くなった ....
ネガティブ思考で何時も愛を求めていたね。恋に恋してた時があったね。ずっと答えが出ないままでいたね。私はとがっていたのかな。今では芥子粒の思い出でしかない。砂を両手で抱えて。隙間から抜けては手に残ったフ ....
本田憲嵩さんの自由詩おすすめリスト(2113)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふと- sonano自由詩225-7-23
酷暑- 夏井椋也自由詩1025-7-23
大いなる孤独- 朝焼彩茜 ...自由詩325-7-23
目ざめる前に- 唐草フウ自由詩16*25-7-23
岩国- 降墨睨白 ...自由詩6*25-7-22
ノイバラ- リリー自由詩13*25-7-22
_文字のない本- 月乃 猫自由詩15*25-7-21
薄い風景- ryinx自由詩9*25-7-21
蟻。_- 田中宏輔自由詩18*25-7-21
蝶。- 田中宏輔自由詩8*25-7-21
古傷は夏の夜風に吹かれて- トビラ自由詩3*25-7-19
そばにいて- リリー自由詩10*25-7-19
レイベリング- 降墨睨白 ...自由詩2*25-7-18
愛のビンゴ- 洗貝新自由詩8+*25-7-18
埋葬- そらの珊 ...自由詩14*25-7-17
ハイランダーはまだ来ぬ- 花野誉自由詩13*25-7-16
あめんぼう。- 田中宏輔自由詩17*25-7-14
風鈴- 夏井椋也自由詩13*25-7-12
写真- 佐白光自由詩3*25-7-12
太陽みたいな人- 花野誉自由詩10*25-7-11
寒さ暑さも便秘にシュール- 洗貝新自由詩8*25-7-10
熱帯夜- りつ自由詩6*25-7-9
不安定- sonano自由詩525-7-8
小さな物語- たもつ自由詩4*25-7-8
これは水饅頭- 花野誉自由詩11*25-7-7
凍った雨- リリー自由詩14*25-7-7
羽虫_。- 田中宏輔自由詩16*25-7-7
うつけのうつわ- 武下愛自由詩4*25-7-7
来年の七夕- mizunomadoka自由詩1325-7-7
あの頃の私へ- 武下愛自由詩3*25-7-6

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