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あまりにも純粋で
故に{ルビ果敢=はか}なく捉えがたく
けれど
強く深く

轟きでもあり
静寂でもあり

満ちあふれ
けれど虚ろで

鋭く
けれどやわらかく

かぎりなく甘 ....
ちょっと悲しくなった
ちょっとだけだと思った
作りかけの粘土が乾かなくて
まだ柔らかいから
まだ自由
今なら行っておいでと
いくらでも言えるのに
何処へでも行っておいでと
どうして言っ ....
投函された手紙のような
つつましい
アメージンググレイスは
手紙それ自身が読まれるまで封をされ
言葉ありき、a、α
胎の中でなくしたまま産まれ
ここが家だと、わかる
教えてくれたもの、人 ....
 イノチガ フト
 オモタクテ
 窓ヲ アケルト

 ヒトツ フタツ ミッツ
 カゾエテミタラ
 ココロガ カルクナッタ

 アカイノ 
 ホントニ アカイノ
 イマニ コガラシガ ....
  約束の時間にすこし遅れて
  寂しさの続きのような場面が始まる
  駅舎の街灯に羽虫が 丸く 集る


  高架下 ラーメン屋に入る
  やがて感情は数枚の貨幣に似てくる
  ....
({ルビ天=てん}{ルビ使=し}の、{ルビ骨=ほね}の、{ルビ化=か}{ルビ石=せき}、じつと、{ルビ坑道=かうだう}の、{ルビ天盤=てんばん}を、{ルビ見下=みお}ろして、ゐた、……)

({ル ....
 お前と私の くされ縁
 ペンとノートで膝つき合わせて
 何の進歩がなくたって
 へっちゃら

 お前の いじの悪さを思う
 私の頑固さを お前は笑い
 諦めてしまえば
 お空 ....
船場汁っちゅうのは
塩鯖のアラを使い、
その塩気と、
だしだけで食べるもんや

汁の具は鰭と目玉、
鯖の骨やらのアラのほかに
大根の薄切りをつかう
そんだけでもう十分やろ

板張り ....
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 思い出せない暗唱番号

 思い出は走馬灯のように流れてくるけど

 意味のない数字の羅列は浮かんでこない

 味気ない数字をなにげなくならべてるだけ

 ....
それほど
私の愛は深くは無いので
終わらせてやることは出来ません。
ただ、魂のそばに在るだけ
それしか出来ません。

ああ何故だ
何故
と今は
のっぴきならないことを
問うのは止め ....


夕空と海の混じり合うそのすきまに
すべり込むうみどりの影のさみしさ
赤い包みのキャンディーをポケットから取り出すと
口に入れる間もなく
風景に溶ける




”ちかみちは ....
生きる事は
何かを誰かを
あやめる事
奪い奪われを
繰り返す事

それに疲れた人達は
ドレッシングだらけにしたり
クジラを守ったり
条件を出したりして
脱出を試みる

全てには ....
  



明るい空はとても気持ちよく
心は晴れ
今日も かわいい蛇がにょろにょろ
中庭の土の上 たわむれています
そこに さんっ と太陽が照っています


あぁ なんてのどかな ....
憂鬱の汀よ
さらえ
霊魂はここに瓶詰
したためて殺す
抉られるべき言葉のからだを携えて
断崖に立つぼくのもとへの
あたたかな漂着は救済でなく
まして死への希求ですらない
それは白濁する ....
赤いウインナーに、
十字の切れ目を入れて
四本の足を作る
さらに一本づつ 内側から
四回、切れ目を入れて
八本の足を作る

油を引いたフライパンで
コロコロ炒めると
足が開いて蛸ちゃ ....
  日の光の血痕
  かさなった眼が ここにない
  熱い空 道すじをかすれて
  私たちの歌は時間の
  壁の裏におちた
  庭にいるのはだれか。 (エステル記六・四)
  妹よ、来て、わたしと寝なさい。 (サムエル記下一三・一一)



箪笥を開けると、
──雨が降つてゐた。

眼を落とすと、  ....
#ながすぎる夢

たくさんためて
あらためて
新たなうたを
うたいます
あなたのために
無知な私の闇に
月がてらてら光っていて
青白い私の横顔の
青白い縁は冴えかえり
ひとつの魂
ふるふるとふるえ
人のこころも分からない
故に
人のこころを思うが
ふるふるふるえるばかり ....
倒したかったんじゃない 触れたかっただけ
侵したかったんじゃない 去りたかっただけ

避けたかったんじゃない通したかった
透けたかったのでもない助けたかった
思ったと思っても
ことばになる ....
優しい
闇に
月一輪
聴こえて
魂はふるえる



自分
勝手

自分
月一輪めぐる



月一輪は
地上を
見ている
にこにこほほ笑み
私もにこにこ
    


  あちら向き

  こちら向き

  淡いピンクのささめきは あなたと私の様

  うす曇りな心に 寄せて消えゆく

  秋桜のうた




   
 ....
僕らの夜をめぐる熟れた遊星
僕らの夜に降りそそぐ甘やかな流星

僕らはいつか来る終わりを
待ち望む気持ちを
ひそかに淡く抱きながら
今ひとときを寄りそう

銀の小さなフレームの中の
 ....
開いたままのネバーエンディングストーリーを閉じた日

新卒面談のための歩き方から座る仕草、
表情から目の輝きまで
徹底的に叩き込まれて
やってきたというのに
残念ながら俳優には勝てなかった ....
生きるたびに怖いところがふえていくねって
きみがうつむいて
コーヒーカップをなぞりながら、
震える指で、
伏せたまつげを揺らしながら、
他人の「すみません」に肩を震わせる
「音楽をきいてな ....
寂れた町の匂いのする
季節外れの席でビールを飲む
砂粒だらけの赤い足で、
板張りの床を踏んでいた
濡れた髪の女の子が
ハンバーガーとポテトを運んだ
台風が去った跡の景色が、
そのままこの ....
ありがとう
空よ
私の至らない部分が
人のこころを傷つけてしまうのは
私が至らないからです。すると
みんなが至らないよ、と
空は
青ざめてくれる
空よ
ありがとう
いくつかの雲は  ....
 苦悩というものについては、ぼくは、よく知っているつもりだった。しかし、じつはよく知らなかったことに気がついた。ささいなことが、すべてのはじまりであったり、すべてを終わらせるものであったりするのだ。た ....
玩具のミニカーに乗りたい、と
息子が言うので
助手席に乗せてあげた
エンジンが無いと動かない仕組みを
なるべくわかりやすく伝えた
息子は勉学に励み
大人になって
ミニカーに ....
膣は穴じゃない
日頃、閉じている扉の向こうにあるものは
それは穴じゃない
迷いこんだ樹林の枝を入れるべき穴はない
天空に唾するとき岩の戸は閉ざされ空が落ちる
雷鳴 豪雨の闇の中 
あれは穴 ....
本田憲嵩さんの自由詩おすすめリスト(1652)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
THIS- 塔野夏子自由詩5*23-11-9
粘土遊び- 妻咲邦香自由詩3+*23-11-7
アメージンググレイス- wc自由詩1023-11-7
熟柿- リリー自由詩10*23-11-7
羽虫- 草野春心自由詩523-11-6
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩11*23-11-5
詩に云う- リリー自由詩4*23-11-5
船場汁- atsuchan69自由詩13*23-11-5
ログアウト- 佐白光自由詩2*23-11-4
とんぼの涙と今日の空- こしごえ自由詩9*23-11-4
なないろ、五行歌風- wc自由詩10*23-11-4
私達は人間- ルルカ  ...自由詩6*23-11-3
さびしい蛇- 家畜人自由詩723-11-2
弔電海- 医ヰ嶋蠱 ...自由詩4+23-10-31
三匹の蛸ちゃん- atsuchan69自由詩10*23-10-31
lensflare- 草野春心自由詩823-10-30
陽の埋葬_- 田中宏輔自由詩12*23-10-30
#ながすぎる夢- 足立らど ...自由詩623-10-29
返信- こしごえ自由詩4*23-10-29
liquid_crystal- soft_machine自由詩223-10-29
※五行歌_三首「優しい_闇に_月一輪」- こしごえ自由詩3*23-10-29
五行歌_(一首)「散歩」- リリー自由詩5*23-10-29
僕らの夜- 塔野夏子自由詩5*23-10-29
開いたままの/お題はwill氏即興ゴル開催中- 足立らど ...自由詩5+*23-10-28
じゃあね、またね- 這 いず ...自由詩523-10-28
幽霊たちの砂浜- atsuchan69自由詩18*23-10-24
失礼します- こしごえ自由詩12*23-10-24
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩11*23-10-23
落とし穴- たもつ自由詩723-10-22
膣は穴じゃない- 松岡宮自由詩8+*23-10-21

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