すべてのおすすめ
東京SK駅から北東約十分
明日にかかるプールバーで
転がる玉を見ている
すべての始まりはそこで
やがて
花火の夜に散るように
マイクロバスから
あせた国際色が帰る宿
すべての始まりはそ ....
 暗いボックスに
 抱き合って動かない男女が居た
 感傷的なメロディーを弾いているピアノ弾きは
 禿げかけた頭を時折 片手で撫でていた

 頭の中も躯の中も
 お酒で一杯の筈なのに
 ....
人間は個として
およそ同じ体積の中で
古い身体を処分し 新しい身体を作り 生きている

樹木というものは
死んだ古い身体の上に 新しい身体を重ねながら
体積を増やし続け 太く大きくなってい ....
初めて触れた彼女の素足は
子供のように小さくて
すべすべとしてなめらかで
指が六本あったけれど
幸せを運んでくるための
六本目なんだと
そう言ってくれた彼女の笑顔が
愛らしいことこの上な ....
幻想が消えていく

私の人生を彩っていた 夢の中の人々

私のために 私が作った 私の家族たち

さよならも言わず なんだか笑顔で遠ざかる

私は泣きながら立っていた



窓 ....
時を隔てて人は変わる
人が変わると街が変わる
街が変わると想いは募る

変わるのは人の心なのかそれとも街なのか
思い出は深く胸に刻まれ
けれども風景は変わっていく

思い出してごらん
 ....
もう もどっては こないよって

あいつは いった

ぼくのことなんか ほっといてよって

あいつは いった

ツチノコ ツチンコ シタリガオ

また どこかで会えるって? ハ ....
 背筋を伸ばして立つ
 その人の目は前方の二番ホームがある背景へ
 据えられている様に見えた

 腕まくりされたワイシャツ
 右手が口へ運ぶ平たくて長いパン
 大口でかぶりつき頬張って噛む ....
朝 目がさめて

僕がお布団ともっと一緒にくっついてたい
という日



僕はもう起きてなにか始めてもいいと思うのに
お布団がやたら僕にくっついてくる
という日

がある

 ....
はい、僕が
銀座の高級時計店に
押し入った犯人です
ダークナイトって映画あったでしょう?
あれに出てくるジョーカー率いる
犯罪集団みたいな感じでやれたら
カッコいいなって思ってたんですけど ....
持ち家で生活に困らない
歩みは遅いが滑らない
どんな場所でも前にしか進まない
アクシデントは殻に入ってしのぐ
食べ物は草木の表皮だから無限
殻の維持に必要な炭酸カルシウムも
街のコンクリー ....
 芸術における表現の自由という命題があらゆる意味に於いて言葉上の珍穴子である限り、今後詩人という名刺を自らに課し扱うことを私は拒否もしくは否定する。

その壱
詩人とはなんだろう。人が言葉を ....
ただ ここに隙あるから
好きになったかな

隙間あったから
入る余地あったかな

隙間なかったら
タンポポさえ
咲かなかったかな

あなたを好きになれて
良かったよ

隙 ....
太鼓のリズム
太古のリズム
神さまが来る
邪気払う

今日よい天気
青空の下
アフリカ気分で
ちょっとノリノリ
農作業

植物 優先
お天気 優先
ノーと言えない農作業

 ....
未明のラジオ体操で
待ち合わせをしていると
あなたは幹線道路の方から
しろやま公園に入って
産声をあげた
町内会の会長さんは
壇上に上がり
体で体操をしている
お手本だから左右 ....
音韻を小瓶に入れて思い切り放り投げた
海岸線を歩けばカモメが鳴いて
子供達がはしゃいでいる

それを横目で見ながら
私はするりと通り過ぎる

明るさはいつも影を落とす
その事が私の胸を ....
生まれて、育った町の
毎日 渡った橋を
きみとゆく

今日は雲が多いね
川面もすこし 白い

そうして乗る
路面電車の窓を
飛ぶ鳥が
きみとぼくを 一瞬
つれて

どこかで  ....
けだるい午後です。
青い海に目をやると、
廃工が浮遊している。
そうです、蜃気楼なのです。
乾ききった喉をうるおさなければ。
日照りで目がくらみます。
立ち眩み、立ち眩み…
自販機が ....
背後霊が生前自称詩人だったため
いつも耳元でクソみたいな
自称詩を囁かれて気が狂いそうだ
自称詩人の背後霊は
自分のことを
「うしろの朔太郎」と名乗っているが
朔太郎とは程遠いクソ野郎だ
 ....
真新しいマンションが増えてきたこのまちで
わずかに残った古いモノ
ああ、あのぼろっちい空き家ね
頑固に過去にしがみつく
なんとも無様な姿を地域住民にさらしながら
はや数十年が経過した
 ....
 稚くて
 美しくて
 二人には白い花びらの開き切らず咲く 
 真ん中だけ ほんのりピンク色に染めた
 薔薇が似合う
 
 交わす口づけもさわやかに愛を誓い合った

 いつか二人は大人 ....
日本国を率いる者たちが
自分の間違いを認めようとしない
このままだと日本は滅びる
そのことに気づいている者たちが
その間違いの元である
貨幣の信用創造という事実に基づいた
正しい貨幣観を広 ....
洗濯したシャツを畳んでいると
シャツに畳まれている私があった
痛くないように
関節が動く方向に畳んでくれた
畳み終えると皺に注意しながら
シャツはそっと私をタンスに仕舞った
衣替え ....
 よる
 音が 音に渦をなし
 風が風との 
 谷間をなして
 私が 私のゆめを捨てる

 二十三時ごろ だったと思う
 玄関先でスニーカーを履いていたら
 「ノンちゃん、僕だけど。」 ....
何も思い出すようなこともない
遠い昔に歩いた夜
何も知らない僕らは学生だった
親から借りた車に乗っていた


湾口から見ていた化学工場の光と
遠くから来たであろう小さな船
船員たちが出 ....
いつか壁は
壁でなくなってしまえる

いつか
柔らかなひびが
全て覆いつくし
手ざわりをなくしてしまえる

あなたという冗句が
絖りの奥で枯れると
限られた視界は
縫目のない夜服 ....
家の窓の中にいると
そこが家の眼だということを
うっかり忘れそうになる
薄いカーテンを開け放ち
風を出迎えると
人の眼も
家の眼も
まばたきする
季節のかわりめに
少し驚くようにして ....
真夜中、夜の川
川面に突き出た瀬岩を
{ルビ躱=かわ}しかわしながら
ぼくの死体が流れていく
足裏をくすぐる魚たち
手に、肩に、脇に、背に、尻に
触れては離れ、触れては離 ....
ジェンガティンガ司令

来る日も来る日も定位置まで数メートルを進む。食べるため生きるために日々が変化の暮らしの繰り返しのなかで一挙一動ひと言葉ひと言葉が命とりになる世界で生きてきてこれからも生き続 ....
蜃気楼を君が飼っている
蜃気楼が君を飼っている
どちらにしてもおなじことかもしれない
どちらにしてもつかのま見つめているだけ
春の午後に置いた
白い椅子から
本田憲嵩さんの自由詩おすすめリスト(2453)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ビー玉沿線- AB(な ...自由詩9*23-5-21
ダンスホール- リリー自由詩3*23-5-20
樹木のように- 日朗歩野自由詩10*23-5-18
六本目- 坂本瞳子自由詩3*23-5-16
さよならも言わず- 短角牛自由詩8*23-5-16
雑踏にて- 久遠恭子自由詩323-5-15
ツチノコ_ツチンコ_シタリガオ。- 田中宏輔自由詩12*23-5-15
ワンカット- リリー自由詩5*23-5-14
相思相愛すぎる- 日朗歩野自由詩7*23-5-13
仮面の告白- 花形新次自由詩123-5-12
カタツムリライフ- イオン自由詩2*23-5-12
脱_詩人宣言- アラガイ ...自由詩11*23-5-12
心ん中- ルルカ自由詩3*23-5-11
アフリカ音楽にのって- 日朗歩野自由詩6*23-5-11
未明のラジオ体操- たもつ自由詩123-5-11
コバルトブルーの涙- 久遠恭子自由詩5*23-5-11
with- 完備 ver.2自由詩323-5-10
ナマ唾- ナンモナ ...自由詩3*23-5-10
うしろの朔太郎- 花形新次自由詩223-5-10
よしやの秘密- うめバア自由詩623-5-10
複色のばら- リリー自由詩1*23-5-10
「断固阻止しなくてはならない」- ジム・プ ...自由詩5+*23-5-9
衣替え- たもつ自由詩12*23-5-9
留守番電話- リリー自由詩5*23-5-9
五月の夜- 番田 自由詩123-5-9
何故、どうして- soft_machine自由詩223-5-8
まばたき- そらの珊 ...自由詩15*23-5-8
葵橋。- 田中宏輔自由詩17*23-5-8
ジェンガティンガ司令- 足立らど ...自由詩4*23-5-8
春の午後に- 塔野夏子自由詩3*23-5-7

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