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磁石は
線をだす

磁力線と
いう

おなじ
性質は
はんぱつし、
ちがう
性質は
ひきつけ
あう

磁場のなか
磁化が
おこなわれる
なか、
つみは、
 ....
  お月見


少女は青い服を着て

ひと晩ぢゆう恋文をかかずにゐた

姉さんの形見のコーヒーカツプに

月をうかべて


{引用=(二〇一八年九月二十五日)}

 ....
貧乳者が虐げられていることは
社会的な大問題だと
声高に主張する人は少ない

確かに世の中には
貧乳マニアが存在し
それ向けのAVもある

しかし、大多数は
美乳や巨乳が好きだ

 ....
10代前半女子しか
愛せない青年が
今にも犯罪行為に走りそうになるのを
実際は10代でも何でもない
140cmシリーズのAVを観て
必死に堪えているとしたら
誰がそれを非難出来るだろうか? ....
1.蝉の脱け殻

階段を登っていると、カサリ と音がした
足もとに目をやると、蝉の脱け殻が潰れていた
私はそれが、崩れてしまわないように、
そっと、ポケットに仕舞った



2.虫籠 ....
ぽっかりと空いた時間に何をしよう

流れる雲はいつもよりちょっと忙しそう

吹く風は私をちっとも気づかってくれないし

花はまたねとゆらゆら揺れている

石ころはちっともこっちを見 ....
朝の職場には苦い光が満ちている
クーラーだけが職場を奏でる音楽だ
夢も幻もどこかに隠れていそう
何もかも柔らかく統合され
一日を彫り上げようとしている

朝の職場には清潔な真実がある
パ ....
生きることに不真面目だから
自称詩なんかに逃げるんだ
きつい現実から目をそらして
ゆるゆるの関係性に逃げ込むんだ

おまえさ
ただの一度でも
自分以外の為に
(人でも神でも馬でもいいよ ....
自称詩人の中で
最もたちが悪いのは
プライベートでも
友達にならないか的なことを
言い出す奴だ
こんな奴の誘いにうっかり乗ると
宗教団体の集いに参加させられたり
ゴミみたいな自称詩集を高 ....
自称詩人の皆さんへ
特に若い自称詩人の皆さん
自称詩なんか書いてないで
一所懸命働いてお金貯めて整形した方が
ずっと楽しい人生が送れますよ

だってモテないから
クソ自称詩なんか書いてい ....
金がないモテない
才能がない
人生に行き詰まった人間が
"詩人"という響きに誘われ
引き寄せられるのが
自称詩投稿サイトだ

奴らは詩を読んだこともないし
そもそも ....
{引用=

くさきりはら橋、火に包まれる。燃え上がる{ルビ橅=ぶな}、椎、樫の森、火事のさなかにも岩魚は泳ぎ、水の中でなお炎上する。腹を見せれば狐に食われ、背中には芥子の{ルビ膏=くすり}が塗られ ....
愛はみずうみ、湖底の起伏をすみずみまで満たすもの。欠落やひび、果てのない深淵さえも無限に満たしていく。魚たちは浅く深く光を伝達し、水草は緑色に微笑んでいる。僕は僕という風景の連なりを君に映写した。 ....   1 ある青年

この強力なバーナーから騰がる炎の熱を蓄えた
おおきな{ルビ布袋=ふたい}で空にのぼるのだ
「トーキョーだかニッポンだか知りませんが
ぼくには十世紀まえの遺跡です」
点在 ....
緑の宙に貼り付いた羽
暗い曇をくぐる曇
二番目の指で涙をこすり
終わらぬ宴の後を追う


くちびるとねじれ
溶け合う朝と みずいろの水
ひるがえる ひるがえる
火と灰 ....
アタシに初めて薔薇が咲いたのは
十二歳の冬の日だった
ひとつ、ふたつとこぼれ落ちる
目が痛くなるような赤い薔薇
そのことをママに告げると
彼女は「やあねぇ」と眉をひそめた
それは悪い魔女の ....
アタシは夏が嫌いだった
生まれた朝を思い出すから
アタシは冬が嫌いだった
自死する夜が思い浮かぶから

長い闇から解放されて
自由を謳歌している声が
アタシの脳を撹拌するから
彼らを不 ....
  赤い車の
  座席で 
  わたしたちは
  部分的に
  毀れた

  雪がふり
  たばこを吸い
  腿にふれ
  窓をぬぐい
  寒かった
虎がくすくす笑って居るので
児童に英語をうまく教えられない
私の心は二兎を追って
天空へと翔けて行く
鳩が中々飛び立たないので
やはり英語をうまく教えられない
私は仕事の面接を二本予約して ....
契約を結んでいく人々の群れに
時計の針は刻々と告げる
その日一日歩いていく泥濘の深さを
法は空を舞う繊細な鳥のよう
大地に降り立つことなく空想を奏でている
この日本という原始的な帝国 ....
空飛ぶ家の 群れのなかに棲み
扉から一歩を踏み出せずに
眼下にひろがる風と原
飛び交う家々を見つめていた


街 クレーター 街
人と原は円く分けられ
薄い緑に吹かれて ....
目を閉じることはあなたを閉じこめること
あたたかな瞼は部屋をつくり
光線の残りはゆきかい
あかるさはあかるさのまま重力となって
珊瑚の舟が滑りだす
窓を開けるんだ
向かいのマンションには
規則正しく電灯がついている
屋根と受信アンテナが見える
国道沿いには
リサイクルショップの看板があり
車両の通行する音が波打つ
すべてが小 ....
温もりでとろける
絡まりあった指と指
暗い部屋に響くのは
ノクターンの寝息

人はこれを幸福と呼ぶのでしょう

欲しているのはここにはない指で
せめて夢の中ではと
瞼を閉じる
見え ....
海月の
ほねを喰み
みずになる
こえを束ねて
輪郭を増す
つきの舟
波のくだける音が
燃えうつり
粟立つ
膚はひえる

仰向けに
こおりつく花の
かおりを
弔ってみ ....
片目を射抜かれたので
精肉部門に逃げ込んで
働かせてもらうことにした
精肉部門では隠れてカイコを
飼って居た様で
絹糸を秘かに作って居ると言う噂だった
私はシルクロードに居る様な気分で
 ....
皮膚の毛穴から
声にならない呟きが聴こえてくる
ひとつ、ふたつ、
呟きはふえていき
大きくなりやがて叫びに変わる
叫びが全身を駆けめぐるとき
私は目覚めて
意識のなかの
ひとつの物語の ....
君と僕
孤独に震えるクローゼット
明けはなして見ている朝日の階段のむこうは

夜で
夜って言ったら目を閉じるゲーム
サイコロ転がして3マスすすんだ先で転ぶゲーム
うつぶせで動かない君を
 ....
薄くにじむ曇天に
陽は破れ
私たちは歩く
口の尖った犬を抱えて

濃い実の残る柿の梢に
風をぶら下げて
風の飛び去る松の林に
大きな瞳を棲まわせて

薄くにじむ曇天に
陽は動かな ....
穏やかに白く
少しだけ痩せた面持ちで
たなびく蒼い雲よりはるか
高くに在って潤むもの
この想い捉えて放さず
冬枯れた枝のすがる指先逃れ
軌跡すら残さずに
やわらかな光秘め沈黙の
あらゆ ....
本田憲嵩さんの自由詩おすすめリスト(2119)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
よるの匂い- 犬絵自由詩818-10-6
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白と白- 木立 悟自由詩818-2-1
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クローゼット- ふるる自由詩9*18-1-1
冬の散歩道- オイタル自由詩13*18-1-1
大晦日の空に- ただのみ ...自由詩15*17-12-31

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