母さん

私は誰ですか
昨日はもう弔いました
それでも自分がわかりません


若い桜の樹ばかりの町
そこで私は生きています

信じられますか
そこで私は生きています
信じられま ....
朝に聞いた曲
心の目が柔らかく開く

見落としていたもの
忘れていたこと

目玉焼きのカタチに
母が

洗濯したハンカチの色に
父が

リキッドの眉墨には


私の ....
最も遠い牡牛を見に行こう
インゲン豆の思想を持って
白鳥の内面を持って
大地の虫歯
お茶の先端に刺さる深く静かな悲しみ
誠実な熟読と
ヤマウズラの貞節な唾液を持って

今朝はグリーグの ....
Dear St.Nicolas,


極北の暮らしも
季節は、
子供たちへの贈り物の準備
そんな 忙しさをましていることと
存じ上げます。

今年の クリスマスの
願い事のリス ....
暗渠の上の緑道を歩く

枯葉を踏みながら
自分の影を踏みながら
何処も目指さずに
誰も目指さずに

曲がりくねった道を彷徨う

陽射しはただ微笑むだけで
空の青さが背筋に染みる ....
冷たい雨が降りだした町に
冷たい夜がやってくる
夜明けはいつも遠い
トーストの微笑みも
紅茶の雫も
珈琲の湯気も
夜明けの向こう側にある
手を差し出しても
触れることができない幻を
 ....
ジャズ

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なんとなく

https: ....
愛を忘れた神殺しの
愛が
宙で宙ぶらりんになっている。

そうして
遠くて近い銀河の岸で
神殺しに殺された神は
宙ぶらりんの愛で生き返る。

自分に都合のいいだけの神なんて無いの
 ....
それは遠い遠い昔のこと
命は身体という
不自由な傷つきやすい器を
必要としていたという

鼓動 とか
呼吸 とか
だから今はもう
命の比喩としてかすかに
その器の記憶を伝えるだけ
 ....
エイリアン
共は

自分の
ア◯ルが
妙に
疼くので

しらみを
消す為に

現実逃避

エイリアン

自称詩人を
抜かせば

ア◯ルは
満たされる

ヌク ....
いまのように
日をまもり
枯れ枝をあつめた
この霜焼け
道端の紅葉に

部屋の隅へとどく
はらばいになった
暮れの西日
どこで線をひいていい

ひとりより
ひとりにきづくほうが ....
 ちょっとくたびれたスニーカーで散歩に出る
 午後からの散歩は時間と追いかけっこになる
 つるべ落としとはよく言ったものだ
 沈みかける太陽からの光が心地よい
 長寿の太陽にあやかりたいが ....
錆びた鉄格子の向こうに

月明かりが望みの影を作り出している
冷や汗が滴り床に小さな地図を描く

これは出口への暗号だ
誰も読めない

壁が息をしている

湿ったコンクリートの肺が
ゆ ....
師走の候
医院の待合室
暖房を入れ始めてから日が経つ

ブラインドの向こう
夏からの工事は、まだ終わらない

受診後の患者様たち
次の予約は年明けが多い

帰り際に掛けられる言 ....
あれは中学生のころだったか
母に連れられ下着屋に行き
子どもには不釣り合いなほど立派な刺繍の入った下着を
母は子に買い与えた
そんなものより
質素なスポーツブラがよかったのだが

わたし ....
嵐は去った
ちぎれた雲が 空に置いてある

僕の気持ちも ちぎっては置き去りにしてきた
捨て方も分からない この気持ち 

誰かの落とした種を拾ってしまうことがある
育てたのは僕だけど
 ....
Contents

I.  Those who seek me diligently find me.
II. You do not know what you are asking ....
日、いちにちと
冬のけはいが濃くなり
きのうより
はやくなった夕暮れ
人はみんな
もうこれ以上は失われまいとして足早になる

冷気はあしもとからやってきて
なにかによばれたような気がし ....
買ってから
どれくらい経つだろう
黒色の電気ケトル

購入時は白が欲しかった
でも、在庫がなくて
この、いかつい黒を選んだ

最近は、沈黙することが多い
スイッチを押しても応えない
 ....
粗末な哀しみを夜に浸し、
柔らかくなった端くれを口へ運ぶ

牛脂の付着した鍋に、
豆と小麦粉、
岩塩を加えてシチューを作った

焚き火に、美しい魔女が裸で踊っていた

火のそばが母の ....
師走がすまぬという

みんな居なくなってすまぬという

 やさしい言葉をかけるのを躊躇う
 やさしい言葉が渦を巻いて襲ってくるのを躊躇う 
 助手席に乗せては苛々が募り
 飽きもせず ....
{引用=

白い吐息に、

深山は十六夜の雪明り
影を踏む音も 粉雪にすわれ、


 人の気配など
ありようもない午の刻
新雪に足跡を残しては、
森をさまよい
 さまよい
  ....
散歩の帰り道

ガス会社のフェンスに
ひとさし指先ほどの
緑のサナギ
アゲハの類か

細い指先で畳まれた
葉っぱのようで、
その美しさを観察する

雨風を凌げるものなど
周りに ....
愛してる
愛してみる
愛さずにいられない
愛しすぎてる

どの愛を感じて
どの愛を伝えたいの

あなたはどの愛を求めていますか

会えない夜
会える夜
会っている夜
会った夜 ....
 意中の牌を掴んだときの感触
 こみ上げてくる興奮に震えることも
 対面のオジサンの手が一瞬震えた
 右をみて頷いて
 左を見て眉間にシワを寄せた
 正面に向いたとき
 視線を避けるよ ....
ヘミングウェイが入ってきた。
(レイモンド・チャンドラー『さらば愛しき女よ』32、清水俊二訳)

元気そうじゃないか。
(チャールズ・ウェッブ『卒業』1、佐和 誠訳、句点加筆)

プルース ....
(なかには森と同化している人もいるのでしょうが)
 
ぼんやりと 
ほんらい人は 


森に住んではだめなのではないのだろうか 
 
最近なんとなく、思ってみたりしています
  
 ....
赤信号
ここの信号は
変わるまで長い

運転席から見やる舗道は
眩しいくらい明るい

紅葉した連なる木々が
夕日に照らされて輝く

ひらひら 
赤、黄、茶の葉が
人々の上を舞う ....
悲しみを悲しみ
苦しみを苦しみ
喜びを喜ぶ
さまざまな気持ちを感じる
これらが生きている証
命の命が
生きるために生きる
命に従い生きるんだ
味わおう命を

目標は
生き尽くすこ ....
星をくるむ透明な血
理由は内側から外側から
結節点にて陵辱しながら
からからなんだ
助けるって戻すってことなのか
俺は僕に踵を返し
料金を払って
なかったことにする
そろそろ羊水を拭き ....
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