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浮かんでは消え
浮かんでは消え
まるでシャボン玉

いつか弾けて
本当に消えてしまうのだろうか
屋根まで飛ばずに

私の夢はシャボン玉
日曜は朝寝

もっちゃり十時に起きて

思いついてラグを洗う

本格的な梅雨前に

サッパリした畳にしてやろう

ラグの洗濯に難儀していたら

心配そうに風呂場を覗く顔
 ....



胸と背中に挟まれた
狭い胸郭のお立ち台で
夜もたけなわと、踊る心臓

ドックドックと五月蠅くて
寝返りを打つベッドの独り身

いっそのこと、止まってくれれば
永遠の眠りに ....
わだかまりを引き摺ったまま
辿り着いた朝

とびっきり苦いコーヒーで
昨日を飲み下す

垣間見る液晶は
物価高とゴシップと
ヒトやモノが傷ついた話ばかり

息が詰まるような気が ....
 暦(こよみ)と呼んでいたころが懐かしい

 ○を付けたり

 ハートマークを書いたり

 大安 仏滅 友引 先勝 赤口

 いにしえからの伝承の言葉が

 その日その日に意味 ....
あの頃 樹にもたれて 眠っていたきみを
切り裂いたのものは

きっと 誰かの作り話で
 仔猫が、お腹を空かせていたのだろう
という 事になっていて

なぜないているの
と  ....
群青のうねりと尖った氷山をかき分け
巨大なヤツが俺を片眼で睨んだあの日から
俺は毎日1インチの縄をキリキリと絞り
玉鋼の銛を鍛えては研ぎ続け
ラム酒をあおってはヤツを呼ぶ歌を唄ってきた

 ....
ーぼくのブログを見ないでほしい
というブログを目にしたので、僕はブログの中身を開けて読んでしまった。

ーぼくのブログには見たこともない惑星の
読んだこともない言葉で、わかれ(◑★⇄)が告 ....
偶然、ハートの形した
ポテトチップスが入ってて、手にとった
恋をしている人たちにいいことがあったらいいな、
うすぼんやりと思いながら口に込めた
小学校四年生のときに読んだ『フランダースの犬』が、すべてのはじまりだという。実際、彼の作品は、神を主題としたものが多い。二十代までの彼の見解は、サドが『閨房哲学』の中で語ったものと同じものであった。「 .... 水蒸気が立ち上り

白く烟る農地

遠くには八ヶ岳

折り重なり連なる

パッチワークのそこかしこに

夜明け前から働く人たちが点点点


深く吸い込んだら

山の精 ....
ウメが好きといっていた母が亡くなり

十三年もたち忘れていたころに

実を結んだことで思い出話しの花が咲き

居間の隅で笑っているご先祖様に会釈して

今日一日がやっと終わろうとし ....
死なない日の朝は
母の優しさが欲しかった

歪な世界の片隅
私にしか見えない景色

いつも途中で終わる
意味不明の夢の経緯を
母は聞いてくれた

覚えていますか
夢の途中を

 ....
カーネーションが花屋を飾る
それでやっと思い出す
薄情だと自分で思う
せめてもの気持ちで電話する

久しぶりだね元気なの
困ったことがあったら言いなさい
声が聞けて嬉しい
こっちは元気 ....
車窓から見える白樺の森

希望の街を後にして

着いたのは無人駅

ボストンバッグを肩にかついで

見渡す景色に唖然

世界でたった一人になったかのよう

同時に

心 ....
{引用=𝘴𝘢𝘺𝘰𝘯𝘢𝘳𝘢、游ぐいきもの 透明な
さかなであることの等しさ

𝘱𝘭𝘢𝘯𝘬𝘵𝘰𝘯というのもいいかもしれない
水がないのに 𝘢𝘭𝘤𝘰𝘩𝘰𝘭を含むロに
  °

炭酸の泡が弾ける ....
句読点のように
あなたは
暮らしの中に
花を飾る

音符のように
あなたは
暮らしの中に
言葉を並べる

本の頁を捲るように
あなたは
暮らしの中に
楽しみを見つける

 ....
喫茶フィガロで食べたチキンカレー
オレンジ色の洪水が
厚めに切った玉葱とチキンとともに口の中でぶつかり合う
喉の奥で絡まる暑さと辛さ
まるで口腔全体が待ち受けたように全ての旨みを受け止める
 ....
南の祖母は
星の名を教えてくれた
できの悪い生徒である私は
星の名をときどきまちがえた
そのたびに
牛乳をいれたコップが割れたり
黒猫が尿路結石になったり
母の眼鏡が折れたり
祖母は言 ....
○「坐禅」

「ムームームー┅┅」
今日も広いお堂にすわる
若いお坊さんとすわる
世間から切り離された特別な空間だ
しかしムになろうとしても
ムにはなれない
かえっていろいろなものがき ....
岸壁に腰かけて

オレンジ色に光る波を見てた

足踏みしかできない私たちが

束の間 癒された時


こうなる前に

どうにかできただろうに

選択権は私にしかなく

 ....
夜 歪み絵の上に鏡張りの円筒を置くと
立ち現れる 舶来之軽業少女
鏡の森を抜けてきたので
衣装に絡みついた光を手で払う

零度で宙吊りになる 水で書いた詩
ストローで吸い込んで要約すると
 ....
おぶわれた彼女は彼に傘をさす

耳と耳をくっつけて

時折 顔を見合わせて

どうか神様 この二人が

このまま幸せでありますように


あの日 竹林の小径

傘の縁から ....
{引用= 夕暮れに、きょうもひとは、 めいめい帰ってゆきます

 その中のだれも きのうのゆめの つづきを読んでいる調子です

 まっさらな気持ちで空を飛ぶ はじまりのページにまき戻る

 ....
人間の細胞はおよそ37兆個の細胞からなるという
元素は酸素・水素・炭素・窒素・カルシウム・リン
手元に残るのは焼骨のリン酸カルシウムくらいだけだ
残された者はそれを後生大事に故人を偲ぶ
大空に ....
描き写した花びらの
燃えつく因果のあざやかさ
いずれ消えゆき 死んでいく
辿り着く道は ただおなじ

わたしの燃ゆる夕焼けを
灯していった あの人の
暗い木陰で澄む 横顔は
どこかで読 ....
わたしがあたしを見つめたとき
あたしの心が安らいでいく
あたしがわたしに微笑んだとき
あたしの未来が見えてくる
新しいところに行くために
今までのものを背負っていく
誰もが未来の山を登る
 ....
近くの公園で
詩集を読んでいると
小さい虫がページのうえに

無造作に手ではらったら
簡単につぶれて
ページにしみがついてしまって

すぐに部屋に戻って
消しゴ ....
あさ、仕事に行くために駅に向かう途中、
目の隅で、何か動くものがあった。
歩く速さを落として目をやると、
結ばれていたはずの結び目が、
廃棄された専用ゴミ袋の結び目が
ほどけていくところ ....
私は雲です
風に押し流されるものです
こうしておおきくなりはしましたが 
いつどのような{ルビ原理=ことわり}に依って生まれてきたものか
さだかな憶えもありません
すうすうと胸が{ルビ空=す ....
本田憲嵩さんの自由詩おすすめリスト(2453)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シャボン玉- 栗栖真理 ...自由詩225-5-18
ビールをつぎながら- 花野誉自由詩425-5-18
白いシーツの波跡- まーつん自由詩9*25-5-18
スランプ- 夏井椋也自由詩15*25-5-17
カレンダー- 佐白光自由詩4*25-5-17
to_iU- ryinx自由詩14*25-5-17
鯨捕りの歌- レタス自由詩8*25-5-16
ぼくのブログ- 洗貝新自由詩11*25-5-15
真夜中のポテチ- 唐草フウ自由詩9*25-5-14
百葉箱のなかの祈禱書。- 田中宏輔自由詩13*25-5-12
信州の朝- 花野誉自由詩4*25-5-12
我が家の長い一日- 足立らど ...自由詩10*25-5-11
母へ- TwoRivers自由詩8*25-5-11
Mother- 自由詩11*25-5-11
信州へ- 花野誉自由詩12*25-5-11
oyasumi- ryinx自由詩11*25-5-11
あなた- 夏井椋也自由詩13*25-5-10
チキンカレー- 栗栖真理 ...自由詩8*25-5-10
星の名- 尾内甲太 ...自由詩1625-5-10
独り言5.10- zenyama太 ...自由詩3*25-5-10
密々- 花野誉自由詩425-5-9
ローラ- 藤原 実自由詩5*25-5-6
雨宿り- 花野誉自由詩325-5-6
zero- ryinx自由詩13+*25-5-6
生命- レタス自由詩6+*25-5-6
花とレプリカ- みぎめ  ...自由詩2+25-5-5
未来の山- 自由詩8*25-5-5
100人のダリが曲がっている。__- 田中宏輔自由詩13*25-5-5
THEN。__- 田中宏輔自由詩15*25-5-5
_雲のひとり言- 「ま」の ...自由詩3*25-5-4

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