すべてのおすすめ
人には言えない
その願望を
持て余すごとに
花を植えよう

白のプランターに小さいお花

黒のプランターに寒色のお花

摘んで
手折って
咲かせて
蒔いて

百八日目を ....
夕暮れ
道を失った
木々の間を歩く
コンパスは狂い
足はもつれ
命の行方も危うい

計画も装備もなく
闇雲に動いて
葉先で皮膚を切り
悲鳴をあげる

闇が迫り
足音だけが響く ....
vanitas vanitatum.
空虚の空虚。
(『ギリシア・ラテン引用語辭典』)

そこにあるものは空虚。
(ロジャー・ゼラズニイ『いまこそ力は来たりて』浅倉久志訳)

詩人はひ ....
 字をかく
 筆先の弾力が
 未知の世界に突入する

 柔らかくしなりながら
 墨は、
 濃く薄く線を描く
{引用=ヴァイブレーションに充ちた 
小さな愛の告白を
嘲笑うべきではなか ....
君の耳にだけ寄せる波がある
その波に織り込まれた風を聴きながら
君は眠る
あるいは踊る

フォスフォラスが鏡に映れば
ヘスペラスになり
ヘスペラスが鏡に写れば
フォスフォラ ....
あなたが見てきた髪の毛を
とうとう削ぎ切ってしまった
あっけなくあっさりと
思い出がぱらぱら落ちていき
掃かれて

さあ新しい自分になる
とはぜんぜん思わない
それでも少しずつ
 ....
{引用=柔らかな地で少女が寝そべっている静かな自然の優しさに包まれ透明なオーラを放つ少女

まるで私たちここに住んでるかのよう悦びの極地、そこにある安らぎ

まだ目を瞑っている老人誰かの影がそ ....
大きく膨らんだ乳房と
細く括れた腰と、
窪んで華奢な股間がある
女の人っていいな、素敵だな

髭も剃らなくていいし、
空しい自慰の後の罪悪感もない
夜な夜なエロ動画を観たり、
裸体を崇 ....
 嵐の夜
 いく本かの北山杉が
 悲鳴もあげずに倒れた

 十四歳だった私が
 暗い峠を越えた山間地の
 北山杉は
 鋭く尖ってざわめいて
 無垢な翼を持った時代のおもいで

 嵐 ....
貴方と舌が結ばれないままに
呼びあえぬ愛し名は
予兆と非在の間に燃え立つ
痙攣する青薔薇
可能性を孕む
貴方の呼び名に
呼応が匂い立ち
対話が開かれる
此方から彼方へ流れる
絶えるこ ....
白い貝殻たちは
海にさらされた
うつくしい骨
空につるされた
ほねとほねは
風にゆられてぶつかり合い
連れ立って
清んだ音を生んでいる

望めば
とぎれることがないように思える
 ....
休日の昼下がり

虹鱒を追いかけていた

ザブン! と飛び込む親子

魚がいるぞ! 父親が叫ぶ

ぼくは仕方なく水と戯れた
電車に揺られ
意識はスマホの向こう
ふと周りを見渡せば
殆どの人は抜け殻のよう
みんなどこにいるのだろう


僕は仮想世界にいる時
ポジティブになれて
生きてる感じがする

肉体 ....
全時空の僕は開眼したまえ全て雨粒は矢たとい母と{ルビ姦淫=かんいん}しようとも一向に矢は止まぬ一つの悲劇につき作る詩は三編までとせよ。両の目を{ルビ刳=く}り抜こうとも生まれながら両の{ルビ踵=かかと .... 逃げ出したくて
吐いた嘘を
骨は知らない

抗いたくて
千切った縁を
骨は知らない

痛んで
悦んで
肉がくたびれていくのを

誤魔化して
宥めすかして
心がたるんでい ....
 畳の間、煙立つ
 半分に折ったお線香
 母へ挨拶する私を
 初夏の陽が
 ただ ゆるゆるといたわって
蜩の
愛を歌う
いのちは
果てしない
星の光

 ※蜩=ひぐらし。別名、かなかな。



もう
いいよ

放てば満ちる
こころ



人を
思って
五行歌 ....
 顔をかすめる南風

 ざわつく心の行方はどこだろう

 朝から時間に追われている

 追いつかれない逃げ道はどこだろう

 陽ざしの中を影がよこぎる

 太陽はどこだろう
 ....
 夕立の雲が垂れ込めているのに
 ふりそうにない{引用=まだ降らない
まだ降らない
まだ降らない} その短いようで限りなく不穏な時
 
 夏草の背の高い奥庭
 開かれた窓に
 夕顔が、何 ....
五月雨の
明けない
空から
ひとつぶ ひとつぶの
落ちる光

 ※五月雨=さみだれ



天の風に
吹かれている
このいのち
果てるまで
つらぬきとおす



 ....
あなたの夢はと聞かれ
答えられない自分
無の衝撃が胸に広がり

日常の空模様が怪しくなる

どこかで雷が鳴り
風が吹き雲が追いかけてくる
あっという間に激しい雨に打ちつけられる

 ....
耳の不自由な彼は
音が見えた
と 言った

わたしには聞こえただけだった

目の不自由な彼女は
色が薫った
と 言った

わたしには見えただけだった

後ろめたくなかった
 ....
もう二度と会えない
さよならも言えなかった
願いは夢で会うこと

思い出を繰り返し語り
笑ったり泣いたり
居場所を灯す

好物だったそうめん茹でる

そうめんの川にオクラの星
麺 ....
銀河の岸で
七夕の日
小鬼の私は
手紙を書いた
ムーミンの切手を貼った
 ひそやかに
 風 渡りすぐ音のする
 竹の飾りは夏をむかえて

 ショッピングモールで
 友人に勧められて買ったマーメイドスカート
 そのレモンイエローに、つい気持ちがはしゃいで
 揃 ....
夜をすぎて混ざりあった
イエローとピンク、
パステルカラーの朝が 
たなびく空に滲む

満ちた潮の香りと
膨らんだワンピース
裸足になったキミは、ひとり
貝殻の残骸を数える

砂浜 ....
 

天の川銀河に
恋を希っても
叶えてくれない気がするな
いつぶりか忘れてしまったけど
短冊にねがいごとを書いて
笹の葉に吊るそうかなと
想ったよ
行列のできるお饅頭屋さんの
 ....
白い紙の上にこぼれてにじんだ
わたしのかなしみ、
あなたのりんかく

揺れながら
つめたく細い流木のような腕を
にぎりしめたときを
かみしめる
揺れながら
幼子が ヒーローの名前 ....
  
  
 崩壊を起す月の期間、乙女であることを恨み涙するこの痛み煩わしく、ストレージから消せないのは振り出しが恐ろしいと理解しているからである
 紛らわす1/20は所詮虚像なのだから役に立た ....
今日は雲一つない晴天夜空

ひとつの銀河をそのままに
グラスにとくとくとくと注ぐ

星々がきらめき弾けて消えて行く
飾りには土星をグラスの縁にのせて

風呂上がりの夜空の三日月に腰掛け ....
本田憲嵩さんの自由詩おすすめリスト(1784)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕の遺灰を- 三月雨自由詩624-7-15
BASE- 自由詩424-7-15
The_Great_Gig_In_The_Sky。_- 田中宏輔自由詩6*24-7-15
砂の橋- リリー自由詩5*24-7-15
- 塔野夏子自由詩6*24-7-15
余韻- 唐草フウ自由詩5*24-7-14
カスミソウ- 陽向(2 ...自由詩10*24-7-14
女の人っていいな- atsuchan69自由詩9+*24-7-14
北山杉- リリー自由詩9*24-7-14
愛の完成-SSへ- 英田自由詩224-7-14
浜辺便り- そらの珊 ...自由詩12*24-7-14
五行歌【渓流】水に遊ぶ- レタス自由詩8*24-7-13
SF- 自由詩724-7-13
僕らに告ぐ- 森 真察 ...自由詩324-7-13
- 夏井椋也自由詩10*24-7-12
五行歌_一首「花琳」- リリー自由詩6*24-7-12
※五行歌_三首「蜩も歌うよ」- こしごえ自由詩9*24-7-11
時雨- 佐白光自由詩5*24-7-11
雲居の空- リリー自由詩12+*24-7-10
※五行歌_四首「果てるまで_つらぬきとおす」- こしごえ自由詩8*24-7-10
夢も傘もなく- 自由詩7*24-7-9
五感- 夏井椋也自由詩10*24-7-8
七月七日- 自由詩924-7-7
※五行歌「銀河の岸で_七夕の日」- こしごえ自由詩7*24-7-7
たなばた- リリー自由詩9*24-7-7
海の風- atsuchan69自由詩13*24-7-7
七夕- 秋葉竹自由詩224-7-7
空白- 唐草フウ自由詩9*24-7-7
重要事項- 菜音自由詩224-7-7
天の川サイダー- キャサリ ...自由詩5*24-7-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60