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なにをつくっているの?

なみをつくっているよ

それはたいそうむつかしそうだね

そうでもないさ
るるるは上にいく
りりりは下にいる

ただそれだけだよ
黒電話の尻尾に
ボールペンを巻き付け欠伸
落ちた文字
を掬う気もなかった
引っ掻かれた痕、は
途端喋り出した

絵のない額縁
のようなホテルの窓
ひた、と
冷たい壁に頬擦りし
小 ....
混迷の闇の中を照らす一筋の光。その向こうにあるのは、希望ばかりではないぞ。
リストカットする。自分で自分を傷つける。何故自分でそんなことをするのか分からないと、彼女はいう。
図書館へ行けば色々な本 ....
牛に呼ばれた

これは牛の呪い

中途半端故にどっか経由して

ボロボロになって

舞い込む紙飛行機を開いてみれば貴方からのメッセージ

思わず折り直した紙飛行機は誰も見ない見ない ....
ひみつ
口にもしないから
風も通らずよどんで
古い醤油瓶底のようなそれ

そんなものが胸のすきまに
たまって
口がどんどん重くなる

もう一言も発せないから
すこしばかり目 ....
くらやみ 霧のような きもちを閉じて
結露のような まよい 触らないで 消えるまで

雪色のブランケットを どうぞ
こんや さまようわたし ささやく繭の変化 気づくことなく

朝日色の花び ....
ブラックコーヒーをもらう
飲めば喜ばれる
その代わり自分の時間はなくなる
油断すれば尊厳さえも
わかっていながら
最初はチビチビと
やがてゴクゴク飲み干す

今では自らブラックコーヒー ....
横尾忠則 細野晴臣 ビートたけし 渋谷陽一
ブライアンウイルソン ピートタウンジェント ジョニミッチェル ボブディラン

ありがとう ありがとう ありがとう 20世紀
ありがとう ありがとう  ....
ポゥと灯る
淡雪は幽霊の涙
だって、そうでしょ
あの子の思い出が
まぶたからこぼれる

バカだな
それはそう
愛しさは
金平糖のせいだから

助けてほしいよ
わからないからさ
 ....
ふるい夢をみた
ふゆの朝

たまごが2個の目玉焼きは
血が混じったために
スクランブルエッグになった

またつくればいいさとあなたはいう
ギンガムチェックのテーブルクロスに
あた ....
夜の舟
櫂はいらない
ゆられているのは
こころのありか

星くずは
あかるく燃えながら
一瞬で消えてしまった
とても遠い闇が
触れるほど近くに落ちてくる

ここは宇宙の湊
願い ....
 
月も冷笑してしまう
走り続ける独創的な
コキュトスへの思考

孤高なけもののように
おのれのしをさとり
文字に置き換えていく

どくりつした文字は
文字なのに君がしんだら
誰 ....
駅舎の垢を落としていた工夫が
簡単な朝食をとるためだろうか
夏の最中にゆっくりと
手紙を出した
曇り空のホテルに停泊した潜水艦は
色とりどりに悪態をつくけれど
言葉がすべて気化して ....
詩によって花瓶は儀式となる。
(キム・スタンリー・ロビンスン『荒れた岸辺』下・第三部・18、大西 憲訳)

優れた比喩は比喩であることをやめ、
(シオドア・スタージョン『きみの血を』山本 ....
波音を聞いて、
(ヘンリー・ミラー『暗い春』夜の世界へ・・・・・・、吉田健一訳)


足下を振り返った。
(マーク・ヘルプリン『シュロイダーシュピッツェ』斎藤英治訳)


僕が見たもの ....
何も言わず、
ただ静かに祈る。
風の音が遠くから届き、
その優しさが胸に染みる。


過ぎた日々を振り返りながら、
手にしたもの、失ったものを
ひとつひとつ思い出す。
でも、それらは ....
冬枯れの
野に小雨降る
牛たちは思いおもいに
草をはんだり
寝ころんだり
長いまつげに
露がつく
草千里は今日もおだやか

おだやかです。

冬は枯れ
牛たちのつゆ
はる ....
おまえの幸福はここにあるのだろうか、
(リルケ『レース』Ⅰ、高安国世訳)

単純な答えなどない。
(アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』第二部・14、中田耕治訳)

人間はいったい何を確 ....
手足も鋭い口の一部だった、
小さな鯵はたちまち餌食となった
隠されたふたつの針が捕食者の自由を奪う
烏賊は、見知らぬ力に捕らえられた

月のない夜だから、
磯は辺り一面墨を溢したような暗闇 ....
雨が降る中
山下さんが一人で
電車ごっこをしていた
手を挙げると
駅でお乗りください
と言って猛スピードで
走り抜けていく
山下さん、昨日ね
お母さんと話したよ
もう会えない ....
{引用=
いつからか、おなじ風景をみていて その光景が、なにか いつもと違っているような、そんなふうに想えるような どうしてか、陽射しの注ぐ よく晴れた日のこと
 ひとの話し声や、遠くのひとかげや ....
白いテーブルに散らばった、
古い痛みと哀しみが
碧色のガラスの欠片とともにある
陽の当たる部屋から外を覗く

破れた写真をページに挿んで
永く閉じている本の背表紙に触れる
想い出は、夢の ....
 世界は、ただ一枚の絵だけ残して滅んだという。いったい、だれの描いた、どの絵として残ったのであろうか? あるいは、世界自身が、世界というもの、それ自体が、ただ一枚の絵になってしまったとでもいうので .... 空の青がとても悲しくて
黄色い銀杏の葉が飛ぶ時を待っている
中庭に降り注ぐ陽射しは眩しくて
{ルビ眼=まなこ}を閉じて五体を開き暖をとる
ときおり吹く風は透明な北の便りを運んできた

午後 ....
そろそろと人間が影絵になる頃
通い路の柳がそのうでを
わたしのほうへ
やさしくのばす
はらっても
はらっても
しなやかなそのうでは
あきらめることがない
からめとられたら
わたしも
 ....
 冬の石畳みの
 陽だまりを愛しながら
 時計の針で刻めない
 とおい未来から届く昨日を
 思い起こしてみる

 追いもしない記憶に追われもせず
 そこに立ち止まって
 年齢を重ねる自 ....
魔は
内なる自分自身に巣くってをりました

生まれる前から
ずっといたのだと
居心地の良い身体だと
嗤ってをりました

私は全身全霊で
強く強く祈りましたが
をらなくなったようには ....
夕暮れの中庭のベンチに腰をかけ
{ルビ鋼色=はがねいろ}の空を見上げると
鳥が矢印のような隊列を組み
還るねぐらを目指して
陽の沈む方角に飛び去っていった

病棟に戻り
やがて食事のアナ ....
        


',
, 髪の毛が十勝フイールズ
, ジャマイカなストロベリーフイールズ
, 何食わぬ顔でスノウドーム
, 逃げ込むオピニヤォン

',&# ....
{ルビ朧=おぼろ}に深まってゆく夜
鏡に映るのは諦めをつなぎ合う僕ら
幾重にも繰り返されたパラダイス・ロスト
進むほどに歪んでゆく羅針盤

僕らの無邪気の夢はとうに喰い尽くされた
誰かに  ....
本田憲嵩さんの自由詩おすすめリスト(1784)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それだけのはなし- wc自由詩15*24-12-20
ロード、バード、ストックヤード- らりるれ ...自由詩5*24-12-19
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ひみつ―澱- 凍湖(と ...自由詩524-12-18
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絶叫- 平井容子自由詩1924-12-16
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メタ認知- 足立らど ...自由詩8*24-12-15
午後- たもつ自由詩124-12-15
THE_GATES_OF_DELIRIUM。- 田中宏輔自由詩14*24-12-15
Corpus_/_Grain_Side_Version。- 田中宏輔自由詩15*24-12-14
祈り- 天草原悠自由詩524-12-12
つれづれ- wc自由詩12*24-12-12
THE_GATES_OF_DELIRIUM。- 田中宏輔自由詩12*24-12-11
烏賊- atsuchan69自由詩11*24-12-11
惜別- たもつ自由詩524-12-9
落とし物- ryinx自由詩1124-12-5
碧の欠片- atsuchan69自由詩19*24-12-4
THE_GATES_OF_DELIRIUM。- 田中宏輔自由詩15*24-12-4
【病棟日誌】_冬のはじまり- レタス自由詩11*24-12-2
かよいじ- そらの珊 ...自由詩15*24-12-1
刃物- リリー自由詩12*24-12-1
因縁(自戒)- りつ自由詩7*24-11-30
【病棟日誌】_寒空- レタス自由詩6*24-11-30
Glass__Onion__- アラガイ ...自由詩11*24-11-29
rouge_so_sweet- 塔野夏子自由詩4*24-11-29

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