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 朝の一杯にホットコーヒー

 今日の行動予定を整理する

 アイスもいいけどやっぱりホット

 ニュースで世間の出来事をチェックする

 電車遅延がないことでホットする

  ....
足元で油蝉が腹を見せて静かに死んでいる
目からの距離が遠くやけに小さく見える乾いた亡骸
その隣に腕時計を外して寝転び
同じように静かに死んでみたいと思う
誰がが通報した真夏のサイレン
十数分 ....
今日は
日ばかりで 
葉がみえない

三ツ矢サイダー塩素のプール

麦わら帽子はどこ
霧積まで

百日紅の路

消費期限ぎれの
サクマドロップスの山を
走っていた
鈍行は
 ....
この世に
植物以外に緑のものが
あるだろうか
緑の鳥
カメレオン
葉緑素は
愛を作る

草は否が応でも生える
草の意思に
光が答える
地球上の植物と動物の
互恵関係―
とうと ....
幸せになったら
地獄へ飛び立つための羽は退化して
心の中にしか生きられない花は枯れる
毒を放つ、世界一綺麗な花

「じゃあ、
わたしはしあわせになってはいけない?」

「ううん、
そ ....
カーテンを閉め切った
黴臭い部屋の中で
俺は自分の人生を
振り返っている

あの頃思い描いていた未来は
そんなに輝かしいものでは
なかったけれど
まさかこんなに侘しいものだとも
思っ ....
ガス燈の灯る、
光の街は
地図にない
ヴィヨンの橋影が
夜の流れに
揺らめいている

街行く人も
名を伏せた仮面のまま、
濡れた石畳の道を
忙しく
通り過ぎた

裏通りの女も ....
森はうすい木漏れ陽
誰知らず湧き水が澄みわたる

泉の
閉塞した世界に生まれる
山女魚は けして他の暮らしを知らず
夢さえもみず
泉に生きる

存在は、認識の果て
山女魚には街 ....
6歳だった
80cmの溝を飛び越えられずに
何度も何度も砕けたのは
歯が欠ける衝撃があった
頭蓋骨をぶつける痛さがあった
心底、怖かった
泣きながら家に帰ると
泣くな!と父が怒った
ど ....
四角い顔によく似合う
四角い眼鏡によく似合う
視界良好よーそろそろ
まちのしかいは
眼鏡のレンズ
魚眼が見る
マサキ

まわるコンクリートから
目のはしでとらえる
四角い眼鏡が運ば ....
シュコン!

プルトップを引き上げた瞬間

白い泡が怒涛のように吹き出す

カンの冷たさが手に伝わる

急がば回れ!

急いては事を仕損じる!

善は急げ!

クールに ....
海の上だけが居場所
心があるのは網が続くどこか
魚たちが網目をくぐって去っても
くぐる様子を波音に伝えて
それが繰り返し鳴っている
確かなこと
いなくなった魚たち
駄目ではない
そ ....
信号機の青 と、
群青色の空が重なって
眩暈に吊られてしまいそうになる

一日の仕事が終われば
世界の一日が始まる あさぎりの夏

また朝刊二軒分ほど残ってしまった
むろんわたしの ....
運転中 

不意に現れ 目の端で捉える

蔦の絡まる建物

 もう、その時期か

あの夏から

幾度 高校野球が開催されたか

懲りずに毎年 

十七歳の夏に引き戻され ....
はだの色はいろいろ

かみの色はいろいろ

めの色はいろいろ

ふくの色もいろいろ

くつの色もいろいろ

ちの色は赤で皆同じ

仲良くできるよね
真夜中、夜の公衆便所
  消毒済の白磁の便器のなかで
    妊婦がひとり、溺れかけていた
      壁面の塗料は、鱗片状に浮き剥がれ
       そのひと剥がれ、ひと剥がれのもろ ....
髑髏山の蟻塚は
罪人たちの腐りかけた屍体である。

巣穴に手を入れると
蟻どもがずわずわと這い上がってきた。

たっぷりと味わうがいい。
わたしの肉体は余すところなく美味 ....
真夏の空は
なんと意地悪なんだろう
カンカン照りの
日に限って
群青の画布に
輝くばかりのアイスクリームを
描いちゃってさ
国と自分を同一視して
国すごいから俺もすごいと
やりたいわけです
持たざる者は
つらいよな

が、すごいのは
僕、個人であった
君はそうでしょうけどね
スキル、知恵、誠実さ
僕はそ ....
パパと手をつなぎ

道を歩く

私の小さな手が

パパの大きな手に

吸い込まれそう

パパのあたたかさが

パパの大きな愛が

私の中に吸い込まれる

あーあ、し ....
なにかを探して
なにかに追われて
胸のざわざわが何なのか分からなくて
ほんとうは知りたくなくて
ぼんやりと海がみたくなった
胸が痛くて
それがなぜか知りたくなくって
とおい夕焼けをみてい ....
七階から見下ろす階下
サイレンのなる街

駅から数分のマンション
ざわめきやノイズ
観葉植物の葉を
  てに載せる

試験体と友達になって

とうめいな容器のなかで ゆっくりと呼吸 ....
発車ギリギリの電車に飛び込んだ
座れたけれどだるい
夏期講習サボってどこか遊びに行きたい
そう思いながらYOASOBIを聴いている
サラリーマンのおじさんおばさんたちも
疲れた顔してスマホを ....
アボカド
ブロッコリー
椎の木
言葉
滑り落ちていく坂道
ブランコの途中
ところにより雨
ソファーで聞いてる
包丁の音
いつもの思い出話
壊れた玩具と
無くした部品
外 ....
通貨はベイベイ横浜駅で
青いユニホームかぶった駅員が
帽子のあごひもキュッと締める
まるで駅員であることを確認するように
特急、接近、ハマ風が吹き、
ファッショナブルに回転する駅員
膨らむ ....
 
 広くつづいた枯野の道は
 骨ばかり
 高く乾いた冬空に
 黄昏月の悲しげな瞼の赤らみ

 涙の匂いがしないように
 化粧水をたっぷりふりかけて
 いかなる慰めも求めていない
  ....
新しくないアタシが

新しいことを始めるのは とても大変で

古ぼけた部屋の中で縮こまって縮こまって

「・」になれたらいいのに と

瞼を閉じた内側に逃げ込む

けど


 ....
あの日

まだ遊園地があった頃

待ち合わせて出掛ける夕まずめ

武庫川に架かる橋には溢れる人

背の高いその人が

欄干横の塀に私を乗っけてくれた

スカートが風にめくれ ....
わたしはやっぱり
PARCOが好きだったんだなあと思う

むかしのPARCOが
好きだったなあと思う

津田沼PARCOには
何度も、何度も行った
アルバイトで貯めたお金で
ヒス ....
困るは木が四角の中に

閉じ込められてる

根は下へ伸ばせない

枝は上に上がれない

葉は光を浴びられない

風にも当たらず、

身動きができない

そばを通ったもぐらが ....
本田憲嵩さんの自由詩おすすめリスト(2113)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ほっとコーヒー- 佐白光自由詩125-8-3
- 降墨睨白 ...自由詩4*25-8-2
百日紅- wc自由詩625-8-2
緑の島- 杉原詠二 ...自由詩125-8-2
悪魔さん- 印あかり自由詩125-8-2
自称詩人- 花形新次自由詩325-8-1
ヴィヨンの橋影- atsuchan69自由詩18*25-8-1
_夢をみない魚_- 月乃 猫自由詩11*25-7-31
原点- りつ自由詩5*25-7-31
しかく- wc自由詩9*25-7-29
カンビール- 多賀良ヒ ...自由詩325-7-29
心のすみか- 自由詩10*25-7-29
認知症ぶれいく- 洗貝新自由詩14*25-7-29
ひと夏の甲子園- 花野誉自由詩13*25-7-28
いろいろないろいろ- 多賀良ヒ ...自由詩325-7-28
蛞蝓。- 田中宏輔自由詩15*25-7-28
蟻。- 田中宏輔自由詩10*25-7-28
手が届かない夏の- 室町 礼自由詩525-7-27
お国ちゃん- りゅうさ ...自由詩3*25-7-27
パパの手- 多賀良ヒ ...自由詩325-7-26
蹲る- りつ自由詩5*25-7-26
水槽- ryinx自由詩725-7-26
海洋鉄道の夏- 自由詩12*25-7-26
まどろみ- たもつ自由詩8*25-7-26
ベイベイ横浜- 松岡宮自由詩8*25-7-26
ヒヤシンス- リリー自由詩10*25-7-26
あしぶみ- さち自由詩5*25-7-24
花火を見たのか- 花野誉自由詩14*25-7-23
津田沼パルコ- うめバア自由詩825-7-23
困ると固まる- 多賀良ヒ ...自由詩325-7-23

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