乳歯が抜けて、AQCが生えました。
Aから始まってるので、品質は良さそうです。
 もうときどきしか、空からは降りてこない鳥。鳴き声すら、聞こえない高さに。舞いあがり、ゆくてに消えて。ねえ、わたしの持っていた鳥かごが、気にいらなかったのね。ねえ、わたしの用意した巣箱が、気にいらなか ....  深緑の庭園で、わたしは薔薇をつんだの。裸のおんなのひとがこちらを見ていたけれど、わたしは気にならなかった。なぜ? どうして? 「あの人は服を着ていない」って、ぽつりとつぶやいてから、藤棚の小道をかけ .... 骨まで、
はがしてほしいのです。

偽りでもいい・・・
愛が知りたいのです。

ちぎれた月に、
照らされている間。

白い布で、
顔を覆われ、
私の細動が止まってしまう、
 ....
西の空が
赤銅色に燃え残り
薄暮が辺りを包む頃
俺は拳を握りしめ
一心不乱に進んでいく
腹の底に蟠る
抑えがたい不安感に
鼓動激しく息を継ぎ
夕闇の道を進んでいく

西の空が
漆 ....
海王星と冥王星は今でも友達だろうか。
年賀状のやりとり、まだ続いているかな。
今日は雲の流れが速い。
または僕の血流が遅い。
ふとChagallの“恋人”を観たいと
新幹線のグリーン車に乗り
倉敷の大原美術館へと向かう

じっとその絵の前でChagallならではの
黄緑色をじっと1時間くらい観つづけた後
また新 ....
五円玉に麻紐を通したペンダント。
母に馬鹿にされ、小さな家出、幼き夕方。
ありきたりに言ってしまえば
そう 川は人生そのものなのだろう
そう 川は生命の流れなのだろう

流れる水と水が寄り添うことは愛のよう
本流と支流に別れていくものは悲しみのよう

岩にぶつ ....
王さまとお妃さまのだいじな一人娘です。
クレモンティーヌはもう年ごろだけれど、
縁談があるたびに破談にしては笑ってて、
「この国の将来はあんたんたるものね!」
とか、からからとした声をあげてい ....
この夏もよく働いてくれた扇風機。
5枚の羽、それぞれに、夏の埃、同じ分量。
深夜とけいの
短針と長針と秒針におわれて
くらい穴ぐらで
ひざかかえて
かくれる夢をみた

黄色い花が咲いていた

黄緑色の電車が走っていた

庭に座っているのはかしこいしば犬 ....
生きるのがやだったから死んでた
少女で
わからなかった
つめたいキスのさなかで
まぼろしをゆめみたり
空気に番号をふったり

誕生日のあと
起きあがった
世界の ふちのところ ....
ひたすらに憧れて
螺旋階段を昇っていく降りていく
根無し草の宙吊りで
呼ばれるように拒まれるように
(何一つ叶えられることはないのだと)
遠い遠い鐘の音を聴きながら
ただひたすらに憧れて
きみが声高に叫ぶことに
そうそうそうそうそうそううそ

きみが胸を張って言うことに
そうそうそうそうそうそううそ

きみが誇らしげに自慢することに
そうそうそうそうそうそううそ

き ....
台風のこどもが、道にまよって、
たけのこ半島に上陸。
でも、たけのこはじょうぶだから大丈夫。
夜じゅう風がふいたけれど、へっちゃら。
 
「おかあさんはどこかな?」
 
台風のこどもが、 ....
つくしんぼくわえ煙草の真似をして、東風(こち)と白桃甘水(ピーチジュース)で酔い醒め 夜、寝る前になって
やっと止まる原因不明の嘔吐感
医者はばんばん薬を処方し
私はばんばんそれを飲み
そうして実は気付いている

吐き出したいのはこの魂だ
上手く吐き出せない現状に
吐き ....
ゃ、ちこ、こゃ、、ち。
本当にごちゃごちゃしている。
松川の
駅に到着した方の
きらめく白刃陽光を受け

変わらない
昔を思い出す癖は
スプーンを使って流し込むだけ

次の人
捜す力も気もなくて
悪人だと知るただれる月夜 ....
ああ、窓ガラス越し
物凄い空の青が広がって
自分が何処に居るのか
わからなくなる
地球、いや宇宙
そうだ、此処は地球という
宇宙に浮かぶ場所なんだ
まぁるく回る星なんだ

それにして ....
天空を白雲が流れていく
非常な速度で陽を受けて

地上では彼岸花が鮮やかに
赤く揺れて咲いている

一輪、二輪、三輪と
用水路沿いに咲いている

人々は歩いていく
いつもと変わらず ....
今月はじめ、10年前からピック病(初老認知症)の義母(72歳)の面倒をみながら二人暮らしていた義父(77歳)が、腰痛で苦しんでいるので様子見の電話をしたら、昼間家で転んで頭を打ったと言っていて、しかも .... タネ・ホカホカの空のした、
キーウィ・バードの本屋さん。
カウリの{ルビ洞=うろ}にお店をひらいて、
なにを売るの? なにを売るの?
 
売りきれのない、森の本。
木の葉でできたページをめ ....
いつか消える
いつか消える

そのいつかが果てしなく
遠いと思われて

早く消えたい
と うたってみた

月日は流れ
そのいつかが
もうすぐそこにまで
迫っていると感じる時
 ....
一日の終わり、日めくりカレンダーをビリッと。
その紙を正方形に整えて、今日は今日の鶴を折る。
世の中に無駄なものは
ひとつもないと賢者は言う
でも果たしてそうだろうか

ひとは自分を否定されたとき
言い訳をする
心配心に摩り替えて
媚びすら売る
それが自己肯定の逃げ口上であり
 ....
しばらくして
テレビを消した
部屋を満たしていた効果音とボケとツッコミが
少し開けた窓から外に流れ出すと
誰かが掃除機をかけているのがわかる

静かで
ひとりだ
冷蔵庫には
鯵の南蛮 ....
澄みきった青空のブルーシート。
傷ついた人々を雨ざらしから守って下さい。
こたきひろしさんのおすすめリスト(2119)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
AQC- クーヘン自由詩7*19-10-1
女と鳥- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-30
カシニョールの庭- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-30
ハ・ガ・シ・テ・- ナンモナ ...自由詩4*19-9-30
闇の推移(改訂)- ひだかた ...自由詩519-9-30
友達- クーヘン自由詩5*19-9-30
または- クーヘン自由詩3*19-9-29
或る夜_眺めのいい部屋から- HAL自由詩4*19-9-29
家出- クーヘン自由詩5*19-9-28
A_River- HAL自由詩4*19-9-27
湯冷め姫- la_feminite_ ...自由詩3*19-9-27
- クーヘン自由詩2*19-9-27
深夜とけい- 立見春香自由詩319-9-27
誕生日- はるな自由詩119-9-26
憧れ(改訂)- ひだかた ...自由詩619-9-26
相槌- HAL自由詩3*19-9-26
台風のこども- la_feminite_ ...自由詩4*19-9-26
落花春恋- 秋葉竹短歌519-9-26
吐き出す(改訂)- ひだかた ...自由詩6*19-9-25
ごちゃごちゃ- クーヘン自由詩1*19-9-25
ただれる月夜- 秋葉竹短歌419-9-23
地球に座る- ひだかた ...自由詩1219-9-23
光景- ひだかた ...自由詩419-9-23
義父が急に認知症?に- ふるる散文(批評 ...2*19-9-23
本のお店- la_feminite_ ...自由詩3*19-9-23
いつか消える- Lucy自由詩7*19-9-23
- クーヘン自由詩8*19-9-22
賢者の言い訳- HAL自由詩3*19-9-22
鯵とテレビと掃除機と- Seia自由詩319-9-21
青空- クーヘン自由詩7*19-9-21

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