ファミファミ暗い音
秘密めいた
謎に歪んだ
スタッカートほどの傷

でも救いなのは
ファミは途中の音
次の音の選び方次第
スラーかかって
明るい音になるかも

慎重に
でも ....
目を閉じれば
まんかいの花


まっくらな公園に
美しく散る
はなびらの音がする

はなびらを
縫うように
さまざまな
桜色の魚たちが
泳いでいて

あれは
どんな海への ....
舌を絡めつつ
アソコをいじくりまわしても
それは性行為とは言えない
(A+B≠C)
という
スウェーデンポルノ学者
グレタ・モコロナの問い
所謂、ABC予想を
日本人AV愛好家の
餅 ....
話して 話しつづけて
話しても仕方の無いことを
病院の屋上から見えるもの
遊ぶ犬たちのことや
食べられてしまった飼い兎のこと
売薬の無駄遣いで喧嘩しても すぐにほぐれて
直らない足の痛痺れ ....
午前九時
輝度は安定

明るい窓際だから
素直な態度で
見え透いた嘘をつこう

(大丈夫、もう許したから。)

明日は約束の日
恨みを隠して
花はきっと咲かない

雲一つ足り ....
鳥がさえずっている
朝の息吹を感じる
そう言えば車も一台ばかり

今日は何をするかな
カタカタと打つこのパソコンの音も
読みさしの本も
私の手でその意味を読み解いていく

ただ、想い ....
変なおじさんは変なおじさんの
同一性をなくさないでいてほしい


公共放送でアーカイブ化されるより
押入れのなかのビデオライブラリとなれ
またの名を泥船という

WHOの人間を
全員入れ替えた場合
果たしてその組織は
WHOと言えるのか?
この問い掛けに
ギリシャの哲人
パパイエニイルポスは
「誰に入れ替わっても
中 ....
お言葉ですが、と言った男
確かに言葉に違いない
うまく喋る
来年の言葉も昨年のように喋る
言葉は耳で聞くものではなく目で見るもの
肉体だからね、目で見る
 山下君、山下君だったね
 はい ....
春雨が降る水曜日の午後、
刻まれた皺につうぅと雨滴が走り
男はしゃがれた声で
さようなら と言った。
雨が
木の幹を濡らしていく
緑の木立は微かに揺れて
時の狭間に佇んでいる

この四月馬鹿の一日に
優しく優しく照り映えながら
雨は
間断なく降り続け
やがて
街を静かに濡らしていく ....
工具箱に銃弾を一つ忍ばせている男になるべし。
大量のボルトやナットに上手く紛れ込ませるべし。
たぶん30ぐらいの
白人の妊婦さんが
息も絶え絶えなのに
“コロナにかかり重篤になるのは
高齢者ばかりじゃない”とかなんとか
スマホで自撮りして
大変なところ人類のために
うった ....
神さま薄汚れた魂の
居場所はどこにあるの
嘘をつき尽くしたときの
あなたはどこか満足げに

涙が流れても
その味がにがければ
天使はやってこない
あなたは「不味い」から
打ち捨てられ ....
いつから間違っているのだろう
いま死が人の姿で現れる

ぼくのいのちを守る為に
あらゆるいのち達から遠ざかる

ぼくという、みにくい外皮だけが
ここに残っている
要らぬ物が部屋の片隅で圧迫し

果てしない程の膿が溢れて噴火した

要らぬ家具の類に家賃なんて払えない

要らぬ物 要ると聞かれ要ると答えたリス

トラは要らぬと云ったのに 

意 ....
陽の光満ち、
無数の銀の矢飛び交うなか
私の意識は泳ぎ出し
遠く貴女の声を聴く

久しく憧れ懐かしい
囁くような貴女の声は
やがて天空に力強く木霊して
飛び交う銀の矢を震わせ
降って ....
真夜中近く
巨大な目ん玉のお化け達
天を埋め尽くし
ピカピカピカピカ
青白く黄白くまた赤く
揺らぎ明滅しながら
迫って来る迫って来る、
大雪原に独りぽつねんと立つ私に

小学五年の私 ....
コウモリだか
センザンコウだか
知らないが
腹減ったからって
何でも食ってんじゃねえぞ!
お前らの
その意地汚さが
み〜んなに
迷惑かけてんだぞ
分かってんのか!
ああ&#1281 ....
風が強いから洗濯物を追いかけて
綿毛が背中を撫でていく、さよなら
踏みぬいてしまいそうな青い草地を
蛙が春へと飛んでしまったから

ひとりきりで立ってます

スイカズラの甘い蜜を分けあっ ....
深夜
歯ぎしりの隙間で生まれた妖精が
空気清浄機に吸い込まれた


部屋全域に稀釈されたそれは
朝の炊事により換気される


空気中の排気ガスは
確実に基準値を下回っている
 ....
 今月ももうすぐ終わる。仕事のほか、事務的なものを多く作成する必要があったが、昨日でほぼ完了し少しホッとしている。家業で書いているブログも書き終え、ふと外を見れば思いがけず朝焼けとホオジロの声があった .... この世での光は消えてのち
また射す光、止めどなく

覚悟せよ
全ては〃進化〃の時流に乗り

大地が割れる感触を
肉に刻んて進み行く

この世に在る限り
この世での光は消え去って
 ....
「好きでした」一行の手紙が時を止め君が綺麗な声で泣く春



きみの乗るスクーターにはあの頃のセピアの記憶をまだ積んでいる




弓なりに背を反りかえし喘いだらダメだとわかって ....
歩き疲れてベッドに横になった
からだがスライムみたいに
ひらべったくのびて
平面と化していく
目も鼻も
どこにいったかわからない
耳だけはラジオの音をひろう
手も足もシーツの端から
ゆ ....
コロナウイルスに感染して苦しむ人に
インフルエンザウイルスを投与して
身体のなかで
ウイルスの覇権争いをさせたなら
コロナの辛さを
インフルエンザで忘れる的な形で
撃退出来たりするのではな ....
このお店は改装中です。
ですから、お立ち入りにならないでください。
改装が終わったら、
あなたも入ってみると良いですよ。

わたしは言葉を商っています。
わたしは「無限」という言葉の意味を ....
欲しかった
黒の楽茶碗が一万円
形良く 手に馴染みそう
オークションの画像を
あちこちから見入る

さあ 開始
値がカチカチ
一万五千円 一万八千円 二万円
「まだ上げられますか?」 ....
労働と眠りをたして何日か
掛けたら給料がもらえる けど

むなしくて頭の中を流れだす
『働く男』『すばらしい日々』

なぜかなぁ吉高由里子のドラマで
ナミダしたのは観てしまうのは

 ....
マスコミや知識人や評論家も含めて、既に染まっている
コロナという呼び方をコビッド19(日本風アレンジをしてもいいけど)と
呼べないことが根っこにあることに気づいてもらうことが、
最初にやるべき今 ....
こたきひろしさんのおすすめリスト(2119)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ファミのうた- 木葉 揺自由詩120-4-8
桜色- 立見春香自由詩320-4-7
ABC予想- 花形新次自由詩220-4-6
話しつづけて- 大村 浩 ...自由詩14*20-4-5
植木鉢- TwoRivers自由詩5*20-4-5
求めたくても飾りは多く- 二宮和樹自由詩720-4-5
ビデオライブラリ- ナンモナ ...自由詩9*20-4-4
テドロスの船- 花形新次自由詩220-4-4
明滅- たもつ自由詩1520-4-2
お別れ(改訂)- ひだかた ...自由詩520-4-1
四月馬鹿の雨- ひだかた ...自由詩920-4-1
銃弾- クーヘン自由詩3*20-3-29
未感染者- ナンモナ ...自由詩4*20-3-29
ある悲しみについて- うみ自由詩220-3-29
コロナウイルス- フリーダ ...自由詩220-3-29
トラの断捨離を知らないリス- 朝焼彩茜 ...自由詩7*20-3-28
銀の矢(改訂)- ひだかた ...自由詩420-3-28
現夢〇他者(改訂)- ひだかた ...自由詩220-3-28
ゲテモノ食い- 花形新次自由詩120-3-28
春景に立ち- 帆場蔵人自由詩7*20-3-28
歯ぎしり- TwoRivers自由詩4*20-3-28
かすかな朝焼けとホオジロの声- 山人散文(批評 ...5*20-3-27
捨て石(改訂)- ひだかた ...自由詩520-3-27
さまざまな世界で鴉が鳴いている- 秋葉竹短歌820-3-27
洗脳- Lucy自由詩12*20-3-26
特効薬- 花形新次自由詩220-3-26
言葉屋- 朧月夜自由詩6*20-3-26
嵌まる- もちはる自由詩3*20-3-26
労働と眠り- 佐和短歌320-3-26
ウォルトディズニーの憂鬱- 足立らど ...自由詩1*20-3-26

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