深夜
歯ぎしりの隙間で生まれた妖精が
空気清浄機に吸い込まれた


部屋全域に稀釈されたそれは
朝の炊事により換気される


空気中の排気ガスは
確実に基準値を下回っている
 ....
 今月ももうすぐ終わる。仕事のほか、事務的なものを多く作成する必要があったが、昨日でほぼ完了し少しホッとしている。家業で書いているブログも書き終え、ふと外を見れば思いがけず朝焼けとホオジロの声があった .... この世での光は消えてのち
また射す光、止めどなく

覚悟せよ
全ては〃進化〃の時流に乗り

大地が割れる感触を
肉に刻んて進み行く

この世に在る限り
この世での光は消え去って
 ....
「好きでした」一行の手紙が時を止め君が綺麗な声で泣く春



きみの乗るスクーターにはあの頃のセピアの記憶をまだ積んでいる




弓なりに背を反りかえし喘いだらダメだとわかって ....
歩き疲れてベッドに横になった
からだがスライムみたいに
ひらべったくのびて
平面と化していく
目も鼻も
どこにいったかわからない
耳だけはラジオの音をひろう
手も足もシーツの端から
ゆ ....
コロナウイルスに感染して苦しむ人に
インフルエンザウイルスを投与して
身体のなかで
ウイルスの覇権争いをさせたなら
コロナの辛さを
インフルエンザで忘れる的な形で
撃退出来たりするのではな ....
欲しかった
黒の楽茶碗が一万円
形良く 手に馴染みそう
オークションの画像を
あちこちから見入る

さあ 開始
値がカチカチ
一万五千円 一万八千円 二万円
「まだ上げられますか?」 ....
労働と眠りをたして何日か
掛けたら給料がもらえる けど

むなしくて頭の中を流れだす
『働く男』『すばらしい日々』

なぜかなぁ吉高由里子のドラマで
ナミダしたのは観てしまうのは

 ....
マスコミや知識人や評論家も含めて、既に染まっている
コロナという呼び方をコビッド19(日本風アレンジをしてもいいけど)と
呼べないことが根っこにあることに気づいてもらうことが、
最初にやるべき今 ....
元日に歌番組見て笑った男が
2月発症して傷害で拘束
3月には物言わぬ骸に
嬉しげに報じる記者と
嘲り溜飲を下げる視聴者らが
彼に支払う対価は幾らだ


2月節分の豆を撒き
3月雛祭り ....
犯人はおまえだという、
心を返せという
恨みごとが
耳に
こびりつく。

深いため息に疲れる
ザラザラとながれる血の色
胸はいつも
おかしな方向から
傷つけられる
まるで望ま ....
コロナくんさよなら
さよならコロナくん
また逢う日まで
きみは僕の友達だ
この世は中国人だらけ
きみなしではとても
生きて行けそうもない
だけど僕は鎖国した
江戸時代以来の鎖国なんだ
 ....
原初のもりのなかには
原初の夢があったのだろうか

生命ははじめて声をだしたときに
詩を綴っただろうか

曖昧な系統樹のはてに僕たちは
何の権利もないことを知るが

それが自由なのか ....
背中の影が
みえないかなしみを染み込ませて
笑ったら
朝になった

そんな
ちいさな窓からは
めにはみえない明るさが
すんなりと射し込んで
失った色を思い出させた

どん ....
夜寒さの無音の部屋で飲む焼酎

何故だろう独り静かに此処に居る

ゴォとまた街の彼方が唸っている

薄陽射す花野広がる忘却の果て

ひたすらに草を食む牛只在りて
未完成な 時空ほど美しい

 たとえばそれは 忘れていた
 あどけない ことばにぃ しぐさにぃ

まるふぇいす ぼでぃでっばぐ


さぁ りいんすとぅーる しなきゃ


嗤え ....
人に向かって歩く
遠くに見える人
人が点滅する
そうして人は消えてゆく

離れている時はつながっていた
いくつそんなため息をつけば
光を育てられるのだろう
もうたぐり寄せるものもなく
 ....
毎夜夢に現れる人達の
考えていることが見通せない
それぞれがそれぞれの意志を持ち
まんまブラックボックスだ

私の夢なのに!私の夢なのに?

彼らは何処からやって来るのだろう?
彼らは ....
青空が見えている

静かだ

青空を見ている

静かに


呑まれていく
わたし


青空が見ている

静かに
重いテーマじゃない詩は軽いと誰かが言う
震災、津波、原発、自殺、貧困、差別、
そういうものを扱わなければ詩じゃない
そういうものを書かなければ詩人じゃないと
重いテーマを重い言葉で綴った重い詩 ....
私が見ている光景と
あなたがたに見えている事件は違っている
ということを
驚きとともに思い知る事がたまにある

でもあなた方が一斉に
同じ景色を見ているのだと思うのは
たぶん私の錯覚で
 ....
死んだ父が
殺された、という
名札をつけて立っている

その横をコンビニ袋に
かつ丼を入れた男が
実存の靴を鳴らして歩く

蛍光灯の下で
頭だけ照らされた女が
命について考えると
 ....
レタスって
あの
苦味がすきなんです

雨降りあとの
鉄さびのような
あの
匂いもうれしいです

かさを
ぐる ぐる
回してみました


ぐる ぐる
ねこが
丸い手 ....
銅線で
脳神経を
キリキリと
縛り上げていく
のは快感だろうから
この春の夜に画策する

までもなく
渦巻くハンマー音の波
ラバー壁に弾き返され
夜半過ぎに獰猛な咆哮
で復讐を開 ....
五輪の開催が危ぶまれている。
しかも延期開催までも、が 。
選ばれる選手たちのモチベーションからいっても1年以内に開催されるのが妥当だろうと思われる。
行きたくても行けない。買いたくても手に入ら ....
ひょっこり魔女がやって来て
箒でお掃除するでしょう、
帽子は中折れするでしょう、
夜はこれから更けるでしょう。

ビルの谷間を翔ぶでしょう、
その身を凍らすビル風は
魔性の心を呼び覚ます ....
死体のような
ひたすら一点に
冷たく凝固していく
気配、
辺りに充ち満ち

私は漆黒のアスファルトを進む

蒼く蒼く結氷する
異界の感触、
次第に足許に広がり
じわりと恐怖に浸さ ....
インディアンポーカー

非常事態すらうわの空

生まれてから今日まで
いつも最悪の札を選択

呪われない自分の心と
呪われてしまう世界が

疎ましい、うとましい
インディアンポー ....
一年後


ユーザー名とpwをペースト

おっ xxx xxxさんがトップ (゚O゚)

か… などと

たぶん 嗤っている


自分が 観える
わたしはさいきん
けずりぶし
いえ、最近じゃなく
常時そうなんです

ふりかけられては
振り落とされては
そこが あつかろうが
さむかろうが
おどっている
おどらされている
 ....
こたきひろしさんのおすすめリスト(2051)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
歯ぎしり- TwoRivers自由詩4*20-3-28
かすかな朝焼けとホオジロの声- 山人散文(批評 ...5*20-3-27
捨て石(改訂)- ひだかた ...自由詩420-3-27
さまざまな世界で鴉が鳴いている- 秋葉竹短歌720-3-27
洗脳- Lucy自由詩12*20-3-26
特効薬- 花形新次自由詩220-3-26
嵌まる- もちはる自由詩3*20-3-26
労働と眠り- 佐和短歌320-3-26
ウォルトディズニーの憂鬱- 足立らど ...自由詩1*20-3-26
Exchange- 大村 浩 ...自由詩620-3-25
虚無の海に死す- 立見春香自由詩320-3-25
コロナくんさよなら- 花形新次自由詩120-3-24
原初の森- 梅昆布茶自由詩1020-3-23
まっしろなせかい- 秋葉竹自由詩720-3-23
推移(改訂)- ひだかた ...俳句620-3-23
みかんすう- ナンモナ ...自由詩6*20-3-23
点滅- 木葉 揺自由詩520-3-22
夢の他者- ひだかた ...自由詩420-3-22
空の青と本当の気持ち- ひだかた ...自由詩620-3-22
重さ- もとこ自由詩10*20-3-22
今宵強風が吹き始める- Lucy自由詩9+*20-3-20
何時- 為平 澪自由詩920-3-20
かさぐるま- ナンモナ ...自由詩10*20-3-20
- ひだかた ...自由詩420-3-20
この際アメリカは五輪の放映権を日本に譲るべきである。- アラガイ ...散文(批評 ...6*20-3-20
魔女と月- 秋葉竹自由詩420-3-20
異界(改訂)- ひだかた ...自由詩320-3-19
インディアンポーカー- 足立らど ...自由詩1*20-3-18
爽快な千里眼- ナンモナ ...自由詩3*20-3-18
けずりぶし- 唐草フウ自由詩9*20-3-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69