一つの生をたずさえて
一つの詩をたずさえて
赤ん坊から老人マデ
寄り道しながら
僕は行く

)今は何もせずぼうとして
)うねる夏の光を夢見ながら
)美しく深まっていく世界を信じ

 ....
すごく素敵なリアクションの持ち主
フライドチキンは譲りたいからいつも三本買った

どこにも行けない場所なんて無い
それを確かめる為だけに深夜の国道をぶっ飛ばしたね

んでプレヴェールが少し ....
二〇一五年三月一日 「へしこ」


 日知庵で、大谷良太くんと飲みながらくっちゃべりしてた。くっちゃべりながら飲んでたのかな。ケルアック、サルトル、カミュの話とかしてた。へしこ、初体験だった。大 ....
ふゆのみず一枚ものの山の{ルビ膚=はだ}

日向ぼこ先客ありや梅の花

冬禽のほおばる橋や信濃川

かざはなとともに踊りの孤軍なり

冬帽子かぶるもぬぐも父めけり

とつぷりと{ル ....
ツンドラに三日月墜ちて小半日そろゝ窓も童話帯びしか


鍵盤に凭れし少年老いやすき高音探しに暮るゝ聖堂


魂は濡らさぬようにふところに忍ばせて来る冬の男ら


おもいでは至る所に散 ....
鮮やかな轍を残しつつ
決して姿を現さぬもの

底に沈んだ泥団を
清められた手で掬い上げ
透過する心の底
遥か彼方の源頭に
耳鳴り繁く接続する

見えないものと見えるもの
貫き生きる ....
{引用=鳶}
暮れかけの空
トンビたちは思い思いの弧を描く
風に乗り
風を切り
風を起こし
また受けて
狩りの照準を
時折水平に起こし
淡くたなびく雲の帯を
くぐるつもりか遠く巡っ ....
白く燃えている
白く
詩の言葉のなか
わたしはもはや
この世の物ではなく
白く燃えている
白く


純白の壁取り囲む
純白の壁走る
純白の耳鳴り
純白に総毛立ち

体が空だ ....
接触年……いくつめかの膜宇宙の寝返りの時、古い厠のような銀河の27週半した頃

種族分類……Aおおむね炭素、Bおおむねメタン、両者惑星間たった8パーセク

事後……A壊滅、Bに壊滅の意図なし及 ....
愛を1リットルをおくれ
もしお金で買えるならばね

ひもじさをもう一度おくれ
愛に満たされた後で

美しい言葉が降りてくる前に
本当の悲しみを教えてくれるかい

ストリートファイトで ....
暗闇に蒼白い河原の
小石夥しく静まり返り
流れ澄む川は無音
黒く光る水面の異様
恐るべき氾濫を孕み
奥まった沈黙を保つ

決して終わらない不安は
この沈黙という深い謎に
剥き出し曝さ ....
 耳朶の下に隠れていた子鬼がふいに現れPCをシャットダウンさせてしまう。ふり向くと堆く積まれた原稿用紙がある。どこからか蝿が飛んできて、用紙のマスの中に不器用に死んでいく。促されるようにCDの記録層に .... 目を瞑ると
さっと広がる
闇のなか
光の気の熱の子が
くらげのように
浮遊する
泡立つ
暗い意識のなか
触手を伸ばしたり
縮めたり
反発したり
共鳴したり
それは忙しい
流動 ....
二〇一五年二月一日 「樵」

 30年ほどむかし、毎週土曜の深夜に、京大関係の勉強会かな、京大の寮をカフェにしていて、関西のゲイやレズビアンの文学者や芸術家が集まって、楽しく時間を過ごしていたこと ....
どんよりとした
鉛の雲の切れ間から
青が光って覗いている
俺はくたびれ脱力して
道端に腰掛けている
わけの分からない宣伝カーが
ゆっくりと通り過ぎて行く
ひんやりと動かない空気
傾きか ....
恋してるそっと掬って湯豆腐とタラと白菜 里は深雪 二〇一五年一月一日 「初夢はどっち?」


 ようやく解放された。わかい、ふつう体型の霊が、ぼくの横にいたのだ。おもしろいから、ぼくのチンポコさわって、というと、ほんとにさわってきたので、びっく ....
「漂流」

気が付くといつも善悪の島に流れ着く。



「地球動物園の《人間山》」

自分にどこか似ているが自分より脆そうな猿、そんな猿がいると、猿は安堵する。そういう猿の存在が猿山で ....
俺は朝から何も食べていない、
ひたすら吐き気の塊だった

静けさに沈む
 何もない
静けさに沈む
 足場を欠く

俺の肉体と意識は解離したまま、
冬陽の芳香を嗅いでいた
それは明る ....
水底の声が叫んでいる
水底の声が叫んでいる

どうしようもなく救いのない
どうしようもなく光のない
隔離された孤独のなか
閉鎖された闇のなか

水底の声が呻いている
水底の声が呻いて ....
おしゃべりな猫と
沢山の言葉を持っている猫は違うみたいだ

沢山の言葉を持っている猫のなかには
的確なことばを伝え得る猫もいるとおもう

時宜にそって言葉をつかいこなせる
たぶん詩猫って ....
夢の中でタバコを吸いました。
至福のときでした。
目が覚めたときの罪悪感と現実には吸っていない幸福感。。。

けれどこの夢は奥が深いことに気がつきました
簡単に二者択一で禁煙の勝利とは言えな ....
新年の夜が深まり
姿を持たぬ思考たち
五感の縛りから解き放たれ
星空の下で踊り出す
遠い過去へと遡行する
魂の営みの始まりだ
透明な窓辺で落ち合って
僕ら、それぞれの旅に出よう
肉を携 ....
ふと 命綱を切り離した
白く照らし出された地上に満ちる禍は
無関係のまま皮膚に調和した

昔は幸せでも不幸せでもなかった
路傍の刹那は
ありのままでいられると 凱歌を放った

ふと 命 ....
{引用=線を引く
すると
くわわり
へる
ディメンションが{ルビ幻視=みえ}る



駱駝にしょわれ
千里

息の中には
妖精も
居る
妖精の過去も
有る

おき ....
静けさの含み持つ何か 
自らの心落ち着いた時に
期せずしてやって来る何か

過去へ遡行しながら
未来から到来する
未来から到来しながら
過去へ遡行する

胸奥から込み上げ溢れ 溢れ込 ....
かつて僕らが古代人だったころ
山々は鳴動し天は雷をなげおとし

血は逆流して生命というものを
からだで感覚していたものだ

かつて僕らは父母を畏れ慕い
よるべない人生の光と思った

 ....
主の戻らぬ蜘蛛の巣は、日毎に艶を失い、いつかは風に壊されて。
命はいつも風の町からやってきて、風任せに元の町へと帰ってく。
嘗て、大阪の隅っこで起きた0.000003億円事件。
おつかいの、おつりの3百円、少年がネコババした事件。
UFOが太陽系にやってきた
へんな容姿のやつらが乗っていた
あたまにお尻があるやつ
水銀の風呂でしか生きれないやつ
目が肘にあるやつ
計算機みたいに正確なやつ
バリエーション豊かだ
第3 ....
こたきひろしさんのおすすめリスト(2051)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一つの生を、一つの詩を- ひだかた ...自由詩621-1-26
フライドチキンの季節- 道草次郎自由詩3*21-1-26
詩の日めくり_二〇一五年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-1-24
冬の先客- 道草次郎俳句2*21-1-23
十二の落首- 道草次郎短歌3*21-1-23
- ひだかた ...自由詩521-1-23
視破線- ただのみ ...自由詩4*21-1-23
反転記憶〇赤チン小僧- ひだかた ...自由詩421-1-22
『銀河おもしろファーストコンタクトあれやこれや便覧』- 道草次郎自由詩4*21-1-22
ストレイキャットブルース- 梅昆布茶自由詩821-1-22
月下- ひだかた ...自由詩721-1-20
残響- 道草次郎自由詩4*21-1-18
幻視くらげ- ひだかた ...自由詩7*21-1-18
詩の日めくり_二〇一五年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-1-17
道草- ひだかた ...自由詩8*21-1-17
湯豆腐- 足立らど ...短歌421-1-17
詩の日めくり_二〇一五年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*21-1-11
漂流_- 道草次郎自由詩1*21-1-9
芳香- ひだかた ...自由詩721-1-8
殺された水底の声が- ひだかた ...自由詩521-1-8
詩猫- 梅昆布茶自由詩9*21-1-5
●禁煙のための14行のメモ書き●- 足立らど ...自由詩2*21-1-3
新年に- ひだかた ...自由詩8*21-1-2
これっぽっちのさいわい- 天寧自由詩4*21-1-1
加減と彗星- 道草次郎自由詩420-12-29
フルサト- ひだかた ...自由詩520-12-28
- 梅昆布茶自由詩920-12-28
風任せ- クーヘン自由詩2*20-12-28
3百円- クーヘン自由詩1*20-12-28
UFOが来た- 道草次郎自由詩2*20-12-28

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