混ざり合ったミルク
舌の上で踊って
僕を連れていく
真っ白い夢へと

あと5分だけ此処に居よう
時間がきたら
時に追われる者として
世間に溶け込むんだ

そうして僕は生きていく
 ....
死ぬまでに全てを抹消してしまおうと
無駄に生きていても天球は確実に回転して

とても言葉が軽い時に
やっぱり訃報と交換なのだが

Resetすることを恐れてはならないと想う
リセットで救 ....
たまには
月を下で眠るんだと

カッコをつけた彼の
見上げて眠った月は
わたしに降りそそぐ白い色の
月と同じ月だったのだろうか

星には
しあわせな自由を願った

月には
彼と ....
サーカスとは

ライフル銃の回転もなく
ただ無防備に
悲しみの心が
ただこのサーカスに舞うころ

流されている
こころぼそさが
ふたりの身体をひとつに溶かすけれど

そのと ....
無私の愛が
人の魂の病を癒し
肉の病すら和らげる

冷える夜陰の静謐に
天使たちは降りて来るのだろうか
自愛に充ち病んで倒れる己の許に

あの遠い日の海の夜明け
靄と波の戯れに 無音 ....
野菜の値段を知るということ。
そういう所から生活は生まれるよ。
そのドアは自動じゃなくて手動かもよ?
開かないドアは、実は簡単に開くかもよ?
いつまでも、眠っていたい
冬の朝のことです


じぶんから逃げ出した
ふりつもる悲しみから、

追いつめられた仔犬でさえ
それでも牙を剥き
過去と戦おうとしますが、

 ....
む おん
移動していくモノの影

独り在る茫漠の床で
眠りの底から掻き分け掻き分け

異界の異様な感触を
意識の触手、体に刻む

ム オン
夜陰にひっそり回帰し




 ....
 *

終りのないものの終わりを決める
生きることは括り閉じることの繰り返し

言葉に置き換えられた
かたちのないものが夜うっすらと発光する
夏の夢の欠片が螢なら

抗うことを止めた ....
本名も知らない男に胸を揉まれてる間
スタバの新作フラペチーノのことを考えていた

チョコレート味の氷に
粉々のクッキーがまぶしてあって
ホイップクリームがたっぷり絞ってある
とても美味しそ ....
羊を起こさないように羊羮を切り分ける。
息を殺し、ゆゅぅっっくぅり、刃を入れる。
ひんやりする土と足が何度も
手も唇もあたたかな風と一緒に
気の合う子石を胸に持ち
一本のゴールテープを切る
夏の太陽が照らすクレヨン画のように
君たちは土の上に原色で描かれる
君と星狩りに行ったことを思い出す
空が星で埋め尽くされて、金や銀の星が嫌というほど輝いていた
肩車して虫かごを渡し、小さな手で星をつかんではかごに入れていた
ときおり龍が飛んできて、尾で夜空をあ ....
月だ
月の光がさしている
やがて窓からこぼれるように


羊はいくつ柵を越えただろう
少年は薄目をあけて天井を見る
白いかたまりは柵からあふれて
容赦のない瞳でじっと見つめ返す
人形 ....
転校生は心の内壁に小さな刺青を持っている。
転校生は誰も、そんな秘密ゆえに転校してくる。
いつか空に触りたい

人の世のやるせなさを掌に乗せて

暮らしに降りつもるかなしい怒りを

爪先には残しながら

触れれば凍てつく凶器の風

くぐり抜けてありのままの

悩 ....
釘は六寸に引っ掻いた胸の痕跡
左は股の付け根から膝がしらにかけて
合わせて一尺近い縫い込みの跡が盛る
想像するリアル怪人(例えばフランケンシュタインとかゾンビだとか)
切り裂き息を吹き返す ....
まっくらな
無臭のまなこに火がともり
京の都に棄てる片恋


起き出すと
地の街あかりと天の星
君とシャワーと鏡とパジャマと



橋の上
届かない未来の水平線
眺め ....
いい歳をしてなんですけれど
だれかに抱きしめられたいと
想ったことはありませんか

もちろんだれでもいいって訣じゃないですよ
ほんの少し心の体温が伝わってくる女性(ひと)に
悲しいときも淋 ....
口笛の奏で、目覚めてこの夜
澄んで響く何処から

明るい旋律音色のループ
微妙に低く高く震え魅惑の相

聴き入るうちに潮騒磯の香
漂いザワメキ布団が波打つ

扉開いて弓形の白浜
広 ....
毎日をうしろめたい気持ちで生きている。
こめかみを動かしてパンばかり食べている。
リセットをしたくて熱いシャワー浴びても
鏡に映った私はまだだめだ

シャワーを浴びればリセットできると
信じていられたどんなに不運な一日だって

どんなに悲しい夜でさえ
涙を流さ ....
蒼い夜底の真ん中で
白壁の沈黙、ふと途絶え

薄い格子戸開ける女の白手
手招き三度、ゆらゆら揺れる

傷だらけの幼子の抱擁
骨組み晒し、癒されぬまま

格子戸の向こうに開ける界

 ....
優しいだけの空の青、
広がっている 輝雲は流れ

俺は何処へ行くのだろう?
入退院を繰り返し
燃える紅の冬薔薇に
季節はまた一巡し

優しいだけの空の青、
広がっている 応えはなく
 ....
わたしの影を踏んでゆく
数多の足 雑踏
ベタベタに汚れたわたしの
中をえぐる様だと
小さく笑った

まだ大丈夫だ
笑えているから
蕾は萎んではいない
希望とかそういうものじゃなく
 ....
もうすぐ生えてくるよ。いまにみてろ。
0+1+0=もうすぐだよ。
ふたつあるお釜が重なって大きな鍋になる。
なるわけないじゃない
ひとつとひとつのお鍋が重なって大きな釜になる。
どんだけ ....
花をみつけて
おくれ

水をかけて
あげて

朝になれば
花を

咲かす咲かす
咲かす

花はどこに
いるの

夜の闇で
みえず

罪を知った
世界

眠 ....
かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん

イブの乳房で音がする

アダムを殺して
ガタガタ震えてる

金の指輪を捨てなくちゃ

かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん ....
お風呂場のタイルの柄、初めてちゃんと見た。
名もない小花たち、湯気の向こうに咲いていた。
こたきひろしさんのおすすめリスト(2051)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コーヒーブレイク- 卯月とわ ...自由詩619-12-11
亡命の星- 梅昆布茶自由詩1119-12-11
リセット- 立見春香自由詩919-12-11
サーカス__サーカス- 秋葉竹自由詩1119-12-11
天使たちは(改訂)- ひだかた ...自由詩719-12-10
生活- クーヘン自由詩9*19-12-10
かもよ- クーヘン自由詩6*19-12-9
粉雪のように- 秋葉竹自由詩819-12-8
回帰- ひだかた ...自由詩619-12-8
201912第一週詩編- ただのみ ...自由詩11*19-12-8
スタバの新作フラペチーノ- 印あかり自由詩8*19-12-8
羊羮- クーヘン自由詩4*19-12-8
運動会- フリーダ ...自由詩319-12-8
星狩り- 山人自由詩14+*19-12-8
眠レナイ夜二- 石瀬琳々自由詩5*19-12-7
転校生- クーヘン自由詩3+*19-12-6
空へ- 立見春香自由詩319-12-6
昔怪人と呼ばれていた男は七面鳥に惚れる- アラガイ ...自由詩10*19-12-6
万華鏡が、砕け散っても- 秋葉竹自由詩719-12-6
抱擁- HAL自由詩8*19-12-5
夢夜- ひだかた ...自由詩9*19-12-5
こめかみ- クーヘン自由詩2*19-12-5
バカで愚かでしあわせな夜を、夜を- 秋葉竹自由詩419-12-4
- ひだかた ...自由詩219-12-4
空の青- ひだかた ...自由詩619-12-4
瞳に映る様なもの- 卯月とわ ...自由詩619-12-4
地上最強の人類- アラガイ ...自由詩8*19-12-4
ほら、ここに、いるよ。- 秋葉竹自由詩619-12-3
かり〜ん__くり〜ん__かりんくりんこりん- 秋葉竹自由詩419-12-3
タイル- クーヘン自由詩2*19-12-2

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