今宵、
白い部屋に
在るもの在るもの
自らの輪郭を鮮明にして
回流する澄み切った夜の空気に
すっかり馴染んで留まっている
横たわっている私もまた寛ぎ
在るものたちと繋がり合う、
揺るぎ ....
たれさがりが奇麗だね
魚竜の鰭の一夜干しかと思ったよ
春のおわりを
そしてそれは夏のはじまりを
予感させる
夜の漆黒の稲光
瞬間を狂喜する視覚野
薄く剥がれ落ちていく
日常の内側で
ずっと
息を潜めている
(外は偽りの春)
やさしさ、
思いやり、
助け合い、
まごころ、
色褪せたのは
言葉ではなく
私たちの心の方
....
八重歯の可愛い子を探しに三重県まで行った。
しかし五重足りないせいで見つからなかった。
天上の下
長い棒の先で
赤い皿をくるくる回す
バランスを取りながら
回る力のある限り
右から左へ
開いた扇にも
人さし指にものせて
終わりに気が済むまでトスをする
のが
会話の ....
自分は肺炎を患いやすい体質らしい。それが孤独で
あることが好きな要因の一つになっているのかもしれない。
時間は自分に未来だけを予感させ陰湿に突っ立っている。
その美しい手は孤独ですか
....
ある日
雨が降りはじめた
それは400日やまない雨
すべてをリセットする雨だ
しかし
世界の富の大部分を独占する
大富豪や権力者たちは
事前にその情報を得ていた
途方もない金額で神 ....
夜更けに僕の勤務は始まる
夜明けに僕の勤務は終わらない
それとはあまり関係ないが
夜桜ばかりが散りかかる明治通り
では大正通りはないのかと考えたりするが
昭和通りはたぶん各地に点在 ....
カフカが変身をしてフカフカになったりしないかな。
そのフカフカを海辺に敷き、お昼寝とかしてみたいな。
ギョロリ
剝いても剝いでも うろこ
動きを止めないなら止めてやろうか このやろうか
ロッコ
量子論的に考えれば数億個の 「無数」
....
雛鳥の
巣を抱くような
恋をして
心臓を
貪るように
交わって
雪の降る
街で
そっとお別れを
そんな
お伽噺のような
時を過ごし
漆黒と
戯れる今は
孤独 ....
人権を守るべきか
人命を守るべきか
否 否 否
2020年の春も終わった
やはり独我論に至らなければならない
国家にころされてはならない
水たまりに気を ....
今朝は声が純粋です。
エアコンに頼らない朝だから。
いい事は忘れないうちに、
文字にしておきましょう。
怨霊フォントなどかえて。
瞼のおくに
鼓動がやどって
かなわなかった祈りも
血肉となって
いつか
癒える日を
ゆるさないでいる
それぞれの
さいはてに立って
白い旗をふる
くさはらのそこここは
まあた ....
無邪気になれるのは、
いつ、どこで?
無邪気になれるのは、遠い過去で。
無邪気になれるのは、
いつ、どこで?
無邪気になれるのは、遠い場所で。
一つ、二つと、
数え歌。
ひとり ....
トランプの言うことは
尤もであって
非の打ち所がない
中国は国自体が
新型コロナウイルスのような存在だし
テドロス?who?なのである
メラニン色素の多さを武器に
「よっ、大統領!」
....
額にかぜを煽り
汗が滲みわく
ストロークを
もっとストロークを
いい顔になってるぜ
女の顔だ
まるで
失われた時
を嗤っている
テレワークしてたら
テレワープしてしまった
ズ ノイズ ノイ…
古井戸から
白い手が…
小椋佳の唄に「暇つぶし以上に」がある。
k聴きのk知らずの自分が悲しい。
たらいで生まれて
おけの中まで何もわからず生きてる
時の流れが悲しい
暇つぶし以上 ....
夫婦或いは
親子の距離を空けることを
ドメスティックディスタンス
(以下DD)と呼びます
そのDDがDV予防に対して
有効であると
先日の
報道クラスターで
富川コロアナが
痰を絡ま ....
阪神の震災
フクシマ
台風災害
そして
コロナ・・・
非常事態
宣言をしたアベが
YouTubeで芸能人と狂気演
嗚呼
もうたくさんだ
火をつけろ
国会議事堂に
....
雨降りの
跳ね返りは
誰のせい?
そう問う端から
車が来て
水しぶき上げ
びしょ塗れに
私を濡らし
通り過ぎる
)あゝこの持って行き場のない気持ちを
)あゝこの不可避な連鎖を
....
感染者数より
自粛要請より
くっきり黒々とした
アイラインが気になって
仕方がない
コロナ対策よりも
画面映りが重要なのは明らかだ
死にかけたパンダみたいな
化粧をやめて
完全なるば ....
咲き誇る大輪の薔薇
甘やかな空気に
白く濡れたふくらはぎ
閉じられる傘
雨上がりの明るみに
触れ合う額と額
優しい石鹸の匂い
紅に染まる薄い頬
せっかく夫婦が
ずっと一緒にいるんだから
DVなんかせずに
セックスでもしましょう!
朝から晩まで
やりまくろう!
コロナウイルスをきっかけに
人口減少どころか
逆に増やしちゃいましょ ....
進まない日めくりカレンダー
あの日に取り残された心
時間が進めば進む程
わたしは老いていくのだろう
心を置き去りにしたまま
電池切れの時計が転がる
鏡は逆さまに景色を映す
今は
....
君が無限の一列目にいる時、僕は無限の二列目にいてふるえている。君から僕へとたどり着く手段はなく、君は泣いている。僕はどうすれば良いのか分からず、なすすべもなく立ち尽くしている。この世界のどこかには、 ....
悩み多き時代も過去と同じように
過ぎていくのだろう
流浪の果てのこれら営みも
営々と未来のため築かれていくのだろう
幾たびもの涙
幾たびも拭う汗
とどはどこに導かれていくのだろ ....
書く、
打つ、
叩く 言葉
ひたすら
書く、
打つ、
叩く 言葉
朝方
酷くうなされ
幻のなか
さ迷い出た
便所に行っても
幻に包囲され
恐
の文字、
踊った
....
環境保護に対する
グレタの熱い思いは
新型コロナウイルス感染が
ずっと続くことで
はからずも叶おうとしている
いや、本人も感染したところを見ると
地球にとっての癌は人間に他ならない
とい ....
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