元日に歌番組見て笑った男が
2月発症して傷害で拘束
3月には物言わぬ骸に
嬉しげに報じる記者と
嘲り溜飲を下げる視聴者らが
彼に支払う対価は幾らだ


2月節分の豆を撒き
3月雛祭り ....
海べの小道には、
海へとつづくだけ、
海までもどるだけ、
それでもどこかへゆくのか、知らない?

私を追いこしていた、
私を忘れていた、
私を落としてしまったのは、
どんな時だった?
 ....
犯人はおまえだという、
心を返せという
恨みごとが
耳に
こびりつく。

深いため息に疲れる
ザラザラとながれる血の色
胸はいつも
おかしな方向から
傷つけられる
まるで望ま ....
コロナくんさよなら
さよならコロナくん
また逢う日まで
きみは僕の友達だ
この世は中国人だらけ
きみなしではとても
生きて行けそうもない
だけど僕は鎖国した
江戸時代以来の鎖国なんだ
 ....
原初のもりのなかには
原初の夢があったのだろうか

生命ははじめて声をだしたときに
詩を綴っただろうか

曖昧な系統樹のはてに僕たちは
何の権利もないことを知るが

それが自由なのか ....
背中の影が
みえないかなしみを染み込ませて
笑ったら
朝になった

そんな
ちいさな窓からは
めにはみえない明るさが
すんなりと射し込んで
失った色を思い出させた

どん ....
夜寒さの無音の部屋で飲む焼酎

何故だろう独り静かに此処に居る

ゴォとまた街の彼方が唸っている

薄陽射す花野広がる忘却の果て

ひたすらに草を食む牛只在りて
未完成な 時空ほど美しい

 たとえばそれは 忘れていた
 あどけない ことばにぃ しぐさにぃ

まるふぇいす ぼでぃでっばぐ


さぁ りいんすとぅーる しなきゃ


嗤え ....
人に向かって歩く
遠くに見える人
人が点滅する
そうして人は消えてゆく

離れている時はつながっていた
いくつそんなため息をつけば
光を育てられるのだろう
もうたぐり寄せるものもなく
 ....
毎夜夢に現れる人達の
考えていることが見通せない
それぞれがそれぞれの意志を持ち
まんまブラックボックスだ

私の夢なのに!私の夢なのに?

彼らは何処からやって来るのだろう?
彼らは ....
青空が見えている

静かだ

青空を見ている

静かに


呑まれていく
わたし


青空が見ている

静かに
重いテーマじゃない詩は軽いと誰かが言う
震災、津波、原発、自殺、貧困、差別、
そういうものを扱わなければ詩じゃない
そういうものを書かなければ詩人じゃないと
重いテーマを重い言葉で綴った重い詩 ....
私が見ている光景と
あなたがたに見えている事件は違っている
ということを
驚きとともに思い知る事がたまにある

でもあなた方が一斉に
同じ景色を見ているのだと思うのは
たぶん私の錯覚で
 ....
死んだ父が
殺された、という
名札をつけて立っている

その横をコンビニ袋に
かつ丼を入れた男が
実存の靴を鳴らして歩く

蛍光灯の下で
頭だけ照らされた女が
命について考えると
 ....
レタスって
あの
苦味がすきなんです

雨降りあとの
鉄さびのような
あの
匂いもうれしいです

かさを
ぐる ぐる
回してみました


ぐる ぐる
ねこが
丸い手 ....
銅線で
脳神経を
キリキリと
縛り上げていく
のは快感だろうから
この春の夜に画策する

までもなく
渦巻くハンマー音の波
ラバー壁に弾き返され
夜半過ぎに獰猛な咆哮
で復讐を開 ....
五輪の開催が危ぶまれている。
しかも延期開催までも、が 。
選ばれる選手たちのモチベーションからいっても1年以内に開催されるのが妥当だろうと思われる。
行きたくても行けない。買いたくても手に入ら ....
ひょっこり魔女がやって来て
箒でお掃除するでしょう、
帽子は中折れするでしょう、
夜はこれから更けるでしょう。

ビルの谷間を翔ぶでしょう、
その身を凍らすビル風は
魔性の心を呼び覚ます ....
死体のような
ひたすら一点に
冷たく凝固していく
気配、
辺りに充ち満ち

私は漆黒のアスファルトを進む

蒼く蒼く結氷する
異界の感触、
次第に足許に広がり
じわりと恐怖に浸さ ....
インディアンポーカー

非常事態すらうわの空

生まれてから今日まで
いつも最悪の札を選択

呪われない自分の心と
呪われてしまう世界が

疎ましい、うとましい
インディアンポー ....
一年後


ユーザー名とpwをペースト

おっ xxx xxxさんがトップ (゚O゚)

か… などと

たぶん 嗤っている


自分が 観える
わたしはさいきん
けずりぶし
いえ、最近じゃなく
常時そうなんです

ふりかけられては
振り落とされては
そこが あつかろうが
さむかろうが
おどっている
おどらされている
 ....
青いケーキはおいしいかい
寒の戻りだったよ 今日は

昨日も 勘が戻っていなかったし
競馬は当分自粛しなきゃね

昨日まで元気にぶーんぶーん やってた

ハエも自粛しちゃったのか
 ....
遥かなる文明の端っこに腰掛けているのです

なんだか大切な靴も失くしてしまいそうで
雨も止んだようなのにぽつねんと一人で腰掛けているのです

忙しい新聞記事を時々は読みたいとおもいます
3 ....
土塊を捏ねる
指先に気を集め
煮え立つ熱を流し込み
ゆっくりしっかり力入れ
未定形の粘る分厚い土塊を
思い思いのまま捏ねくり回す

捏ねくるうちに不思議なこと
土塊と指先は拮抗しながら ....
瓶の壁を
静かに登る泡
幾つも
幾つも
ためらいながら
少しずつ


飲むか、
と言うと
欲しい
と答える
グラスへ注いで
渡す
ありがとうと
小さな声


あなた ....
山、
というのではなく
丘の上にかつてはたっていた
城、
あとについたんだ

テッペン回った深夜のこと
ああ、
星は、
いつ落ちてもおかしくない
ああ、
まるでこぼれそうだったよ ....
また夜が来て
まだ私は生きていて

堆積した記憶の回収不能、
後頭部辺りから凹んでいき
何一つ思い出せない
何一つ思い出さない

)モノクロームの響き充満し

また夜が深まり
ま ....
窓の外は春らしい春の日
郵便配達員などもいつもの時間どおり

うちの中では冬を生き延びた一匹のハエがお試しフライト

楽しそうだ
でもあまりはしゃぎすぎるとウィルスにやられるかもね ....
空にぶちまけられたビタミン剤の
人工的な着色がキレイでキモい
今年のトレンドは太陽の皮膜で
詩人なら必ずネタにしないとね

偽りの価値観が崩れたあの日は
テーマとしては申し分なかったの
 ....
こたきひろしさんのおすすめリスト(2119)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Exchange- 大村 浩 ...自由詩620-3-25
海べの墓- 朧月夜自由詩3*20-3-25
虚無の海に死す- 立見春香自由詩320-3-25
コロナくんさよなら- 花形新次自由詩120-3-24
原初の森- 梅昆布茶自由詩1020-3-23
まっしろなせかい- 秋葉竹自由詩820-3-23
推移(改訂)- ひだかた ...俳句720-3-23
みかんすう- ナンモナ ...自由詩6*20-3-23
点滅- 木葉 揺自由詩520-3-22
夢の他者- ひだかた ...自由詩420-3-22
空の青と本当の気持ち- ひだかた ...自由詩620-3-22
重さ- もとこ自由詩10*20-3-22
今宵強風が吹き始める- Lucy自由詩10+*20-3-20
何時- 為平 澪自由詩920-3-20
かさぐるま- ナンモナ ...自由詩11*20-3-20
- ひだかた ...自由詩520-3-20
この際アメリカは五輪の放映権を日本に譲るべきである。- アラガイ ...散文(批評 ...6*20-3-20
魔女と月- 秋葉竹自由詩520-3-20
異界(改訂)- ひだかた ...自由詩420-3-19
インディアンポーカー- 足立らど ...自由詩1*20-3-18
爽快な千里眼- ナンモナ ...自由詩3*20-3-18
けずりぶし- 唐草フウ自由詩8*20-3-17
寒の戻り- ナンモナ ...自由詩7*20-3-16
腰掛け- 梅昆布茶自由詩820-3-16
土塊(改訂)- ひだかた ...自由詩520-3-16
泡、あるいはテンペスト- 大村 浩 ...自由詩620-3-15
しろあと- 立見春香自由詩220-3-15
また夜が- ひだかた ...自由詩320-3-14
ぶーんぶーん- ナンモナ ...自由詩5*20-3-12
美しい国の詩人たち- もとこ自由詩8*20-3-8

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