米粒より小さな私がいる
足元の草よりも小さな私は
厳かで巨大な荒削りの岩の上に立つ

海風が吹き荒れる
米粒程度の私を試すかのように
青い地平線が広がる
米粒程度の私を包み込むか ....
なまはげとジェイソン、ゴジラ同居する悪夢もバクが食べるし眠れ 流言飛語によって
衆愚を煽動し
地獄へと導く
デマゴーグを
大物から
超小物ネトスタ(ネットスターリニスト)
まで捜しだして
引っ捕まえて
水を張った釜に放り込んで
徐々に熱してやる ....
貴方という被写体は

なにをもって 貴方だという

内在しない対象の美しさ

それは観者の心に秘めたもの

五感レベルの知覚など

貴方を語れないでしょう

だから今 わたし ....
ちくちくちくちく、
縫い針が私の影を追いかける。
縫う主はにこにこにこにこ、
暑すぎる笑みを浮かべながら。
オネエチャンハココノヒトデスカ
(ワタシハオネエチャンガタベタイ)
ヨカッタラオ ....
ひとつの終わらない薔薇がある
幾重にも幾重にも
内面から開き続け
外側の花弁が枯れて
次々と散り落ちても
秘められた未知なるものが
沸き上るように 艶やかに捲れ
芳醇な色香を放ち続ける
 ....
そろばん屋の戸をくぐる
奥に小さな番台が設けられていて
主人がそろばんを弾いている
わたしがそろばんを見に来た旨を告げると
主人は顔も上げずに
今時そろばんでもないでしょう
とぶっきらぼう ....
なんにもない なんにもない地平に
ポカン ポカンと突っ立って
何から始める?
何かが始まる?



黒い山の窪みに一つ
ターコイズブルーの湖出現再び
連れの老婆はとっくに
街道脇 ....
蚊に刺されて草履を履いた足の指がかゆい
目の前を流れる川の中には草ばかり生えてる
川から目を逸らすと眼科の看板
さっきから気になっていたんだけど
おばあさんがこっちを見て笑ってくる
このおば ....
自分で思っているよりずっと
いい人じゃない
なのになんで
いい人のふりしてんだ?
まるで新手の詐欺だこりゃ
優しくもない
友達思いでもない
ふいに馴れ合いが耐えられなくなり
見棄てる
 ....
孤独とは群れの中で
人知れずに泣くことかも知れない
ゆえに僕等は丸くなる
春を夢見て丸くなる


浜辺の女
 私達は夜空に浮かぶ小さな星
 冷たい風に飛ばされぬよう
 闇の一 ....
私の手は汚れている。
いつも茶色く汚れている。
正しくは、化粧品の茶色い色だ。
爪もいつも、
黄緑色に淀んでいる。
顔のなかを蟻が這う。
私は痒さに爪をたてる。
その爪についた汚れが、 ....
同じバカでも
薄らがつくと
ライトなはずなのに
ヘヴィなバカより
もっとバカに聞こえるから
言葉って不思議だね

同じハゲでも
薄らがつくと
ライトなはずなのに
つるっパゲよりも
 ....
乗客の少ない
駅員不在のことも多い駅に
子供が取り残されて泣いていた

所々「ママ」「ママ」の混じった
ほぼ聞き取れない泣きながらの声は
受けとるもう一人の声がないままに
モノクロームの ....
新年 開けて、街 静か
枯れ葉サクサク踏んで過ぎた森も
川沿い遊歩道歩く人達も
静けさの透明瓶底を
斜光に照らされ輝きながら
無音無音、また無音
無音、青く濃くなる天蓋に
包まれ私はベン ....
薄曇り
灰色のやわらかなシーツの上
鳥たちが矢印で年のゆくえを示す

あなたがじっと見ている
薄緑の瓶の中にオレンジの蝶
と思えば炎

お湯の中に重い身体を沈めたら
ふかふかタオルで ....
しんと静まりかえった
森の中で
無辜の民を銃殺する

糸が切れた人形のように
グニャリと地に伏して

数十万人
或いは数百万人

彼らも
私の手にかかるなら
こんなにうれしいこ ....
宇宙に永遠にかわらぬ真実があるとするならば

正しいことが絶対ではないこと

ふたつにしてひとつであること

これが分からないひとは実に幸福なひとたちだ


地球の世間の芥にまみれて ....
タロットのカードのように吊るされてさあ立ち上がれよと歌ってる 10年の遅刻も許す君をまだ可愛く思う僕の負けです 幸せになってくださいリモコンの赤いボタンは押しちゃダメです 2015年がもうすぐ終わる
2015年は死んで過去になるのだ
2015年は1月1日に生まれ
2015年は12月31日に死んで往く
2015年の寿命は一年と定められている
2015年の前の年も ....
私は毎日重罪を犯しています
人を騙して心を盗む行為に明け暮れる日々
喪失感ではなく満足感を与えて
涙ではなく笑顔を与えます

僕が騙している最中皆目を輝かせています
僕には訴える目を向けて ....
口から耳を吐き出す。
耳は目になって排水口を流れていく。
目になった耳は明日の壁を踏みしめて
雑踏を突き進む。

耳が吸い込む声は、
いつだって罵倒と嘆きだ。
けれど耳は、
罵倒の皮を ....
かわいた裸につめたいドレス
あなたの肢体の隙間を縫って
透けて見える 十二月の行進

こっそり口を開いた嵐だ
札束を数えるように
耳を裂く静寂を値踏みして

時間が止まって感じるなら
 ....
誰もいない
私の目にできることはなにもない 人から
瞼を静かに閉ざされた しかし 私の 
多くは 目の瞼を閉ざされることによって 開かれる


私は日が暮れて 多くは 私の中にある
 ....
年の暮れにすっかり見通しのよくなった玉川上水を歩く
日差しというのは本当にこんなものだったろうか
木陰を求めなくなった皮膚が季節を飛び越え
あるいは目の前の季節以外を忘れてしまったみたいだ
足 ....
目線が下がりすぎた
普段とは違う方向に
浸透が始まっている
前歯に対してできる
だけ
垂直に差し込んだパンを
咀嚼
する毎に
脳裏に溢れ出す代替案
やり過ごしたはずの情景は
ほんの ....
人類史上最大の大戦争の第二次世界大戦は
1939年~1945年迄の6年間で行われた

昭和天皇に向かい皆「天皇陛下万歳!」と声を上げて
我が日本が勝つ為に特別攻撃隊も命を投げ捨てた

19 ....
国道から路地ひとつ入ったその商店街はかなり古くからあって、そこそこ人通りも
ある。だがしかし交通の便が今ひとつ。圧倒的集客を誇れるようなキーテナントも
なく、それゆえだんだん寂しいことになってしま ....
レタスさんのおすすめリスト(4045)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
石廊崎- 自由詩5*16-1-3
なまはげとジェイソン、ゴジラ同居する悪夢もバクが食べるし眠れ- 北大路京 ...短歌1216-1-3
今年の目標- 花形新次自由詩116-1-3
貴方という風景- えんちゃ ...自由詩216-1-2
- あおい満 ...自由詩316-1-2
薔薇とハナムグリ- ただのみ ...自由詩17*16-1-2
そろばん屋- 春日線香自由詩416-1-2
予兆- たけし自由詩3*16-1-2
刺された痕- 陽向∮自由詩4*16-1-2
友達思い- Lucy自由詩8*16-1-2
冷たい冬空の夢- 萩山 ふ ...自由詩4*16-1-2
子宮- あおい満 ...自由詩11*16-1-1
薄らバカの唄- 花形新次自由詩216-1-1
線路を隔てた迷子- 深水遊脚自由詩6*16-1-1
時流ー2016´新年の挨拶に代えて- たけし自由詩5*16-1-1
冬の宿- ふるる自由詩916-1-1
社会主義者- 花形新次自由詩216-1-1
元日から大晦日まで- 吉岡ペペ ...自由詩415-12-31
タロットのカードのように吊るされてさあ立ち上がれよと歌ってる- 北大路京 ...短歌315-12-31
10年の遅刻も許す君をまだ可愛く思う僕の負けです- 北大路京 ...短歌415-12-31
幸せになってくださいリモコンの赤いボタンは押しちゃダメです- 北大路京 ...短歌615-12-31
老俳優- ただのみ ...自由詩15*15-12-31
正義の犯罪者- 陽向∮自由詩5*15-12-31
すべりだい- あおい満 ...自由詩815-12-31
冬の空ぼど気まぐれな奴はいない- ただのみ ...自由詩18*15-12-30
通りのブックオフ- 番田 自由詩115-12-30
玉川上水- 高橋良幸自由詩9+*15-12-30
平衡感覚- noman自由詩115-12-30
ニホンコッカ- 陽向∮自由詩3+*15-12-30
きつね- umineko自由詩15*15-12-30

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