聞こえないふりっていうのは
聞こえてはいるってことだよね


都合が悪いから
うざったいから
どうでもいいから


聞こえているのに
聞いてはいない


右耳から入って左耳に ....
地獄の底に住む紅蓮の獅子
炎を纏いて湿地へ飛ぶ
湿原は草原に変わり
根を燃やした跡には道ができ
そこは太陽の匂いがする

架空ではなかった
権化となりこの世に降り立ち
目の前に現れた人 ....
澄みわたる
青い空を
深く深く
みつめると
静かさ胸にしんとする



形見の歌を
声に出して
なぞる
あのひとの
いのちを




今を通りすぎる
涙は
 ....
今は廃校になってしまった小学校のグラウンドに
ぼくら男子児童は立たされていた
50m走のタイムを計るのだと
体育の大森先生は号砲のピストルを
真夏の空へ向けて構えていた
過疎化の進んだ小学校 ....
風に舞う
赤とんぼたちの翅が
秋の陽を
反射するなか
草刈りを終える



秋の日の
かたむいてゆく時
こころも何かへと
かたむいてゆく
山鳩の歌ひびき



青空 ....
終末の
緊張感なんてなかったと思う
ただどこを見てたのかとか
なにを聞いてたのかは
波がさらっていったような
たまに断片が押し寄せて
引けばわたしも海に近づく



ジリつく路で
 ....
迫害は止まない

怯えた私にあなたは言った

歓迎したくない者がやって来て
自己存在を内面から荒らすことがあったとしても
それらを受け入れるように

そして逆さにした十字を翳した

 ....
異国の船は沖の無人島の側で沈んだってノイズだらけのラジオが言ってた、本来はアウトドア用のロングチェアーにもたれながら、海水をたらふく飲んで死ぬのはどんな気分だろうと俺は考えた、大量に飲むと気がふれ .... 悲しみってやつがさ
また ぶり返してきたみたい
なんだかとってもダルくって
頭もズシンと痛くって


いつか君が教えてくれたあの唄を
口ずさんでみたくなって
思い出してみようとしてみた ....
実感がうすいのは
本当の意味で
私は
生きてはいないのだろう
と実感する



こころを
マヒさせないと
生きてはゆけない
のだと自覚できる位には
まだ死んではいないかな
 ....
海を小舟で渡る
あなたが自転車で
ゆっくりと追い越していく
どこに行くのかと声をかけると
海に行くのだと言う
ここが海だと告げるけれど
それでも海に行くのだと言う
わたしも急に海が見 ....
橋があって、そこを渡るのが怖いんです
だから、逃げようとしても逃げられないんです
橋があって、そこを渡るのが怖いんです
だから、逃げようとしても逃げられないんです
笑ってるんです はしゃいでる ....
シンガッキ、
なつやすみにおウチでおかあさんに洗ってもらった、
とてもキレイになった、
まっ白なウワバキ、
ゲタ箱したのふるいスノコの上で外グツと履き替えて、
とてもウキウキしながら、
ナ ....
一日のルーティン
家を飛び出す
挨拶をする
家に帰る

毎日のルーティン
起こされる
泣かされる
ふて寝する

年がら年中
カチッ
ルーティン
ルーティーン
ルーティーーン ....
今そのちいさな胸に打ちあがる
いっぱつが いっぱつが
導いている 空を
あちらが会場 ここがわたしんちの台所の窓
夏だから あがって見ましょうよ

それから黒いにおいをはこぶ風に くちびる ....
暑い季節にはみな熱い手を持っているのに
それでもふと触れた手がひんやりとしていて
溶ける魔法を解かれた
永遠に溶けないやさしいこおり、みたいだった
つくつくぼうしが鳴き始めると
耳をそばだて ....
かつて冬の朝にまい降りた雪のつばさが、ヒビく街のすい星をみた。熱い星がさざめく「圏」を透過するときの光りに、しずけさとつめたさを示す。いちごの赫がかがやく夜、ゆうやけの浸炭とあさやけのさざなみがあたら .... 悲しい時、落ち込んでる時、明るい天使が現れて、こう言いました。
「エイットオ。大丈夫だよ。きっと、どうにかなるんじゃナイン?」

苦しい時、落ち込んでる時、優しい天使が現れて、こう言いました。
 ....
お盆を過ぎると、
いつも風が少し涼しくなるのは、
多くの死者たちが来訪していた、
その磁場の名残なのか、
死んだカブト虫たちを裏庭の暗い土に埋めて、
その上にできるだけ細長い小石を立ててゆく ....
色褪せ、解れ気味の痩せ細った卵巣に宿った鼓動は産まれる前から眉間に皺を寄せていた、それが俺、それが俺さ、俺の胸中は初めからポエジーに寄生されていた、やつは俺の視神経と血管の幾つかまで根を張り、俺の .... ひと夏の夜
家族に背を向け
庭に咲いた月下美人を
見つめていた父

そんなこともあった
今ではどんなことだって
苦笑いくらいはできる

寂しい時ほど
思い出すのは後ろ姿
張り裂けた夏の青空の向こうから
ミンミンゼミの声がしている
エアコンの水滴が窓の外側に滴り落ちて
きっと外はまだ暑い

小さな町の病院の診察室で
まるで終わりの始まりのような説明を受けてい ....
いのちを
いのちとは思わない人の
いのちは
いのちではないのでしょうか。
愛を歌ういのち
ゆうぐれどきの
西の空は
蒼く透けて
闇に解けるまえの
悲しみの果てです
伝わるか伝わらないかっていうのは

何を云ったか が問題ではなくて

結局はその とどのつまり

誰が云ったか が問題なんじゃないかって
ポエムちゃん、サヨナラ
汗ばんだからだでふたり抱きあった
昨日までの嘘は水に流して
今夜からは本は読まないで眠る

潔く、完璧な AI に譲ろう
思えば、想いはすべて映像だった
ことばは ....
断捨離は「いつか」を嫌う
読めなかった本を処分した
私が摂取できたであろう言葉とは
出会わないまま
その分無知を増やした
人間関係までも切ってしまった
その中に将来助けてくれる
人脈があ ....
いつかこの世界が終わるなら
それは夏の終わりのようであればいい
光と熱はなおも強く地上を
支配しようとしているけれど
加速度をつけて日暮れは早まってゆく
僕らは睡くなってゆく

漂ってい ....
○「気になること」
気にする一部分があれば
気にしない大部分がある

○「言葉」
言葉を信頼し
言葉でだまされる
言葉で好きになり
言葉で嫌いになる

○「事件事故」
大小さまざ ....
ハンカチをほどくと、
(ル・クレジオ『モンド』豊崎光一・佐藤領時訳)

そのたびに
(パヴェーゼ『ヌーディズム』河島英昭訳)

生まれかわる。
(ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』 ....
レタスさんのおすすめリスト(4313)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
常套句は「聞いてないよぉ」- 涙(ルイ ...自由詩324-8-24
紅蓮の獅子- 自由詩324-8-23
※五行歌_五首「どこまでも明るく」- こしごえ自由詩6*24-8-23
Life_In_The_Fast_Lane- ちぇりこ ...自由詩1724-8-23
※五行歌_三首「秋の陽を_反射するなか」- こしごえ自由詩5*24-8-23
湿風とともに- 唐草フウ自由詩8*24-8-22
ペトロの妻- 自由詩524-8-22
沈没船の内訳は君のように俺のように- ホロウ・ ...自由詩2*24-8-22
唄を忘れた金糸雀と、笑いを忘れた道化師と- 涙(ルイ ...自由詩524-8-22
※五行歌_四首「生きるとは_こころで息をするということです」- こしごえ自由詩4*24-8-22
乗り換え- たもつ自由詩424-8-22
- 鏡文志自由詩424-8-22
シンガッキ- 本田憲嵩自由詩724-8-21
鳩時計- 自由詩324-8-21
火の花- soft_machine自由詩624-8-21
夏のはな- そらの珊 ...自由詩10*24-8-21
AI-Generated_Poem_#3- AI詩研 ...自由詩124-8-21
天使の8910- 鏡文志自由詩3*24-8-21
晩夏の鐘- 本田憲嵩自由詩1324-8-20
Parasitic_【P】- ホロウ・ ...自由詩2*24-8-20
月下美人- 自由詩524-8-20
午後4時- 山人自由詩6*24-8-20
※五行歌「いのちを_いのちとは思わない人の_いのちは」- こしごえ自由詩3*24-8-20
※五行歌「悲しみの果てです」- こしごえ自由詩10*24-8-20
あたし時々おもうの- 涙(ルイ ...自由詩224-8-20
素敵な嘘- atsuchan69自由詩13*24-8-20
いつか- 自由詩424-8-19
晩_夏- 塔野夏子自由詩6*24-8-19
独り言8.19- zenyama太 ...自由詩2*24-8-19
Interlude。- 田中宏輔自由詩10*24-8-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144