地下へ降りる階段の
 足音を吸いこむノワールプロフォン
 ぞわぞわ 脈打つ気配に取りまかれる

 手のひらで触れる空洞の壁
 その冷たさしか頼れるものは無く
 心細さに すくむ足でく ....
もうすぐ花火がはじまるぞ、と
キミが誘うから
ボクは藻の家から出た
どんよりした空を見上げる
まもなく雨粒が落ちてきて
はじけて円を描いて消えた
ひとつ、ふたつ、みっつ、
数えられたのは ....
○「生きる」
人には
それぞれ
進む道がある

○「終活登山」
なお一山一山
一歩ずつ登って
一歩ずつおりる
無事に登って
無事に帰るのが
終活登山

○「春朝」
目覚めの ....
いっときの
感情に
とらわれたくはない
気持の影を
葬送しよう



時は
過ぎる
何がどうあろうと
全てが静止するまで
今は在る



何が災いするか
分からな ....
あの人に逢えるその日は雨ばかり恋愛に進む道は絶たれた

お気に入りコーヒーカップひび割れた何処か遠くへ気分が飛んだ

新しい恋をしたいと空を見る積乱雲は砕けて消える

暑い夏恋は熱く熱くな ....
幸せかい?
(ヘミングウェイ『エデンの園』第二部・7、沼澤洽治訳)

彼はなにげなくたずねた。
(サキ『七番目の若鶏』中村能三訳)

あと十分ある。
(アイザック・アシモフ『銀河帝国 ....
それほど
私の愛は深くは無いので
終わらせてやることは出来ません
ただ
魂のそばにあるだけ



ああ何故だ何故と今は
のっぴきならないことを問うのはやめよう
とんぼは頭をくりっ ....
 

ちいさな猫

(可愛い)

可愛がられるための
もふもふの
器のような猫

ひとさし指で
そっとひたいを撫でて
そのいのちの繊細さに
すこしゆびさきが震えた

 ....
既にあるインフラを
少しは選べる夢与え
人生の大半使わせる
いたいけな こ を
いだくなら
いたみなど ない

いだくなら
いだかれてしまうから
いだいな なにかに
水いっぱいはった洗面器に
色とりどりのおはじきを沈める
ぽちゃり 違う
ぽちゃり もっとやわらかく
水は硝子がらしくゆがんだ環

山の懐にしまわれている
囚われたつばさの自在を浮かべる
 ....
晴天の空に爆撃の幻を見た、川に架かる大橋の上で…川面は誘爆のようにあちこちで煌めき、目覚めたばかりの俺の網膜を何度も刺した、西からの強い風が身体を煽り、まるで何かに急かされてでもいるように向こう岸 ....  寒い寒いと振り撒いている

 どんなに寒暖スイッチを入れ替えても

 厚着をするしかないのです

 桜の花びらひらひらと舞い降りて

 緑の並木道に変わったときには

 暑い ....
 

あたらしい
言葉を探すひまもなく
ぼくに捧げる月並みなやつ


昼間みてた蒼空が
どこに消えたのか
知識では
知っている

ひとりっきりのこの部屋の
すこし ....
チューブから絞り出されるのは 炎

いくつもの炎がのったパレットから
その人は筆に炎をとり 絵を描く
パレットはいくつもの炎をのせながら
焦げることもない
筆もまた
炎をのせられたキャン ....
一匹のイワシが大海の中で、何かを思考しながら泳いでいる
あまりにも複雑な海の水はとても塩辛くて、飲んでは吐き
体内をおどるように走る塩辛さに眉をひそめながら
それでも彼は泳ぎ続けるのだ
まがい ....
「時間」のGと「重力」のG
地球環境が陶冶すると解るのに
同じGだと言うことが
きみのまる顔、
ひとつの、
お団子、
笑うと、
目が、細くなる、
とーっても、
甘そうな、
雪しろの、
お団子、
鼾がやたら五月蠅くて
ふと目が覚めたが、
身体はまだ眠っていた
どうやら幽体離脱したようだ
真夜中の瓦屋根はよく冷えていた

窓から自分の鼾が聞こえる
空をボクの同類たちが飛んでいた
 ....
君が亡くなって一周忌が来る
突然の死だった
食道ガン肺ガンなどさまざまな病気を
乗り切ってきた君だったのに
急に亡くなるなんて
今でもうそのようだ
中学時代からの親友だった
何でも真っ先 ....
さあさ五月の雨に
濡れる青葉
雨上がり
いのちの深さを
むねいっぱいすいこむ



明日は明日の風が吹かあ
というのが
祖母の
口グセだったのだ
そよ風が輝く
 

なないろの
星々が
にぎやかな声をあげて
キラキラしてる

だれの声もみんな
楽しげな色をしている

なにかに向かって
ゆっくりと
終わりかけている

どこにも
 ....
からだが重力のように重い、
GW明けの初日の勤務(火曜日)、に、
夜型になりかけた、鈍い体内時計を引きずるように、
その朝の空はナマリ色にくもり、冷たい灰色の雨がきわめて憂鬱に降りしきる、
そ ....
歩いて、北へ
指ぜんぶ開いて 靴と歌おう
古い道 塗り替えられもせず
重ねられた ペンキ文字なぞるように

歩いて、北へ
ひと足ごとに 風向きが変わる
風は現われ 時々 私を透明にする
 ....
小鬼の私は
バカなことも言うけれど、
銀河の岸で
青い小花を摘んでいます
あなたのために
五行歌は
私の生(せい)だ
これを読んでくれる
あなたへ
ありがとうさま



失った
生き甲斐を
よみがえらせてくれたであろう
五行歌に
ありがとうさま



花 ....
八月のように
心をあらわに
噴き上がる痛み
目隠しをして
笑いあっていた
バス停は遠く
電車は遅く
返事を待つまで
日は暮れなかった

透けていく町の方へ
二人の影を落としても
 ....
私の罪は
私の罪に
ゆるされることはないのだから
私は私の
罪と生きていく



私は
私の罪を
お墓まで持っていく
私を待っている
お墓はただひっそりと



日 ....
遠ざかる星々に追いつこうとして
ポケットの中の薄い板が
震えてうめく

きらめくきつね雨のまひる
広場を歩けば
宝石がふってくる

こどもたちは争って宝石を拾い
笑いさざめきながらそ ....
め、めず、ら、しく、

朝、早、く、は、やく、

目、目が、覚め、ま、した、そ、それ

、で、港、に、まで、出て、散、歩、する、こ、とに、

した、の、です、靄、が、かった、海、の ....
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