○「大谷選手のプレッシャー」
大谷選手にプレッシャーはないのか
と時々思う
あれだけの報酬と期待がかかる中で
眠れぬ夜はないのだろうか
器も特大だ!
ワイフの一言に寝付きの悪い夜を過ごすと ....
Minimal musicの傑作といってもいい
エストニアの現代作曲家アルヴォ・ペルトの「鏡の中の鏡」は
多分、誰もが一度はしたことがあるだらう合はせ鏡に映る
永劫の尻尾を見るやうな蜿蜒と続く鏡 ....
一か八かからさしせまってきたから
そこに数字をまるくおとしました
おとしましたをおとしましたがおとしま33333333
この考え方になり人生変わりました
誰がバカがただしい くて
こ ....
紫陽花の続く坂道疲れない綺麗な花の癒やしが続く
躑躅見て華やか過ぎて眩しくて初夏の陽射しに悪戯される
観覧車回り回って元の位置恋に魔法をかける空間
大仏の巨大な姿で街を見る見守ってい ....
○「トラブルメール」
言い過ぎるよりも
言い足りないほうがいい
言い足りないときには
後で補足できる
言い過ぎるときには
どうしても感情的なものが
くっついてしまう
感情的なものは
....
こどもが走ってる
星くずがむやみに光りながら
燃えつきるのをみてるみたいで
なんだかみすぼらしい気分で
ささくれた木のいすにすわって
半分眠って溶け出していく
スクラッチ アンド ....
黄金の鱗粉、散らし
遠去かっていく
冬の投影に踊りながら
意識の視界に
明るむ場所が在るのなら
きっと君にも観えるだろう
黄金の唸りが
黄金の感触が
黄金の蠢きが
永久な ....
詩らしきものを書こうとするとつい指先が躓いてしまう
あたまのなかで指先を動かせばそうじゃないよと笑ってしまうものもある
誰かの詩らしき言葉の綴りを読んでは逆立ちのふりをしている自分がいる
....
ちょっと前まで風船は鉄球だった
少女はそれを引きずって暮らしていた
今は風船は空気で満ちて
陽射しを浴びるだけで割れそうなくらい
薄い皮膜はつるりとしている
軽く紐を手に絡ませて歩け ....
トロン戦争の叙事詩の始まりは口寄せから、、、
inkweaver,イタ車男のことを語って下さい
遭難し,ナウシカ姫に助けられた男の話しを
大切なことは人類文化の継承は人種や性別や
国籍 ....
銀河の岸で
小鬼が一人
青い小花を摘んでいる
小鬼は気付き
私に手をふる
不安は尽きない
けれど
一つ一つを
していけばいい
その時はその時だ
・
優しくしたい
ある私は
他の人や存在にできるだけ
優しくしたい
私が居なくなる前に
夢ん中でバスを待っている
夢ん中でバスを待ってるよ
きみの街に行くバスを待ってるよ
夢中でバスを待ってるよ
夢中でバスを待っている
きみの街に行く道の上で
なんの努力もしないで ....
今日は寒いね 温かいものでも作ろう
手作りだからきっと美味しいよ
暑かった昨日のかき氷みたいに
あなたのためだけに使うこの時間が
どこかの偽物にはない価値を生む
過去 ....
古い家だった
古くて大きな家だった
子どもの目には
それはとても怖いものだった
しかし、大人になったぼくの目には
それは、それほど大きくはなくって
子どもの頃に描か ....
遠くで声がした
春を待つ小ぬか雨にも
かき消されそうな
小さな声がした
耳を澄ましただけでは
決して聞き取れない
心を声のするほうに向け
全開にしなければ
聞き取れないような声がした
....
近江屋の旦那様のお部屋で
拭き掃除を済ませた おりん
その書斎には お嬢様のお部屋にあった金魚の
水草浮いた陶器鉢が移されていた
今は 黒出目金と赤い琉金が数匹泳いでいる
お ....
連れていかれた羊
針をいれられる雲
糸をくれるのは
知らないでいい人に決まってる
流氷にまつわる伝承のように
幼児のおでこで移ろっている
南国語で聞いても
腸は抜かれている
イ ....
みなさま、こんにちは、拝礼^^
ん、みなさまは、「 五行歌(ごぎょうか)」って聞いたことありませんか?
五行歌とは、一言で言えば、「五行で書く詩歌」のことです。
五行歌の 創始者は、 草 ....
「お前さんも一端の深川の、のらねこになったじゃねえか。」
おきぬに勝手口の木戸を開けてもらって近江屋から帰るトラの前に
表通りの天水桶の陰から現れる 長楊枝咥えたイワシ
「あんた ....
むかし、むかし
いました
あるところでした
そんなものでした
流れていました
よく見てください
あれは桃です
大きさを見てください
あれは大きいです
味が想像できますか
ジ ....
え、みなさま こんにちは、拝礼^^
今回は、「 五行歌( ごぎょうか )」という詩の形式などについて少し触れたいと思います。
五行歌の 創始者は、草壁焔太( くさかべ えんた ) 先生です ....
雨に捨て猫
cat
我輩は捨て猫である 段ボール箱を住処とし
人の流れを ここから見ている
名前はもう無い ミケだかタマだか
なんかそんな風に呼ばれてたけど もう無くなった
she ....
地球という星がある
国境はない
猫に餌をやってから
今日のことを考えよう
子宮から出てきて随分経った
時々帰りたいが
もう帰れない
もう帰らない
君に誘われて
始めることにした交換日記
続ける自信はないけれど
何を書けばいいのかな
悩んでしまいすらすら書けない
君は好きみたいで
楽しんで書いている
その勢いに飲み込まれ ....
雨があったかくなって
ほんとうだな、って
雨が あったかくなってるねって
ほころんだね梅が
そろそろ 空によく似あう
さぁさぁくり出そう
今日はとてもトライアングルな気分
また見 ....
ぼんやりと立っている
つり革に掴まって
結露した窓に
街明かりが滲む
あの灯火の向こうに
届かない温もりがある
ぼんやりと揺れている
つり革に掴まって
この手を滑らせる
誰かの ....
「梅もさ、もう終わりよね。…。」
裏庭で物干し竿から洗濯物を取り込みながら
隣の表長屋の庭を眺める おゆう
居室の畳の拭き上げを済ませたおりんが
雑巾を干す手を休め
梅の木 ....
時には
傷つけてしまうが
大切にしたいと思う時の
こころは何かからの
贈りものでしょ
・
時々
悩む時もある
でもね
悩み考えるから
気付くこともある
・
それ ....
これはお墓まで持って行こう
人知れず
お墓は待っている
大切な悲しみを
最後に解くために
※解く=ほどく
・
風は
光る
風はそよそよと肌をなぜて
ここに私が在ることを ....
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