仮に六が市民にとって平和な数字だとしても
内心穏やかな日々を送っていたとは限らない
室町時代の暗闇の村で熟成された大切な思い出

荒んだ生活においても我を見失わない詩人らは
故人に直に手 ....
{引用=柔らかな地で少女が寝そべっている静かな自然の優しさに包まれ透明なオーラを放つ少女

まるで私たちここに住んでるかのよう悦びの極地、そこにある安らぎ

まだ目を瞑っている老人誰かの影がそ ....
脳髄に寄生して根を張った狂気が頭蓋を穿孔しようとしていた、俺はいつだって自分のことを確かめようとしていたが、確信に至るフィードバックはどこを叩いても得ることが出来ず、諦観の中でただ成り行きを見届け .... わたしは見た
立葵がゆれるのを
風の仕草を想いながら

わたしは見ている
だが今のものとは違う
ずっとむかし
でこぼこ道の端
夏草から抜きん出て
こちらを向いた
斜陽のせいか
ど ....
大きく膨らんだ乳房と
細く括れた腰と、
窪んで華奢な股間がある
女の人っていいな、素敵だな

髭も剃らなくていいし、
空しい自慰の後の罪悪感もない
夜な夜なエロ動画を観たり、
裸体を崇 ....
 嵐の夜
 いく本かの北山杉が
 悲鳴もあげずに倒れた

 十四歳だった私が
 暗い峠を越えた山間地の
 北山杉は
 鋭く尖ってざわめいて
 無垢な翼を持った時代のおもいで

 嵐 ....
白い貝殻たちは
海にさらされた
うつくしい骨
空につるされた
ほねとほねは
風にゆられてぶつかり合い
連れ立って
清んだ音を生んでいる

望めば
とぎれることがないように思える
 ....
なりきり詩です。
場所もシチュエーションも違うけど
すこしだけ似たような経験、したかな?
───────────────────────────────

  「バカ可愛い、略してバカカワ」 ....
電車に揺られ
意識はスマホの向こう
ふと周りを見渡せば
殆どの人は抜け殻のよう
みんなどこにいるのだろう


僕は仮想世界にいる時
ポジティブになれて
生きてる感じがする

肉体 ....
ちょうしわり
こんな時もあるさ

自分に言い聞かせる
いのちの声




とする前は
ぐーっとしてから
あきらめたんだ
生きるために



嬉しくありがたい
 ....
 
 緑梅雨 ホームの端に濡れ雀 
  きみと待つ身の通勤電車


 前並ぶ 白シャツの背を歩く蜘蛛
  声掛けはらう小さな勇気


 蒸す朝に 真向かうホームの待人が
  あおぐ ....
逃げても逃げても袋小路

道を見失い
立ち止まれば
迫り来る影



時間は命と共に溶けてゆく



私は幼い私を抱きしめた


どこかから聞こえる
懐かしい音色

 ....
あなたが
この世に在る。
あの存在が
この世に在った。
故にありがとうさま



美しい部分もあり
醜い部分も
あるからこそ
私なんだ
このこころにありがとう



 ....
 山林をそっくり買い取って
 吉兵衛は死んだ

 つながり眉毛の吉兵衛は
 めったに笑いもしなかった
 そんな彼を、秋さんは怖れながら暮らした
 有り金をはたいて
 犀川上流の山林を買う ....
忘れ去られた
思いは、
宇宙の魂に
解けて融合したのだった
さようなら ありがとう
逃げ出したくて
吐いた嘘を
骨は知らない

抗いたくて
千切った縁を
骨は知らない

痛んで
悦んで
肉がくたびれていくのを

誤魔化して
宥めすかして
心がたるんでい ....
 畳の間、煙立つ
 半分に折ったお線香
 母へ挨拶する私を
 初夏の陽が
 ただ ゆるゆるといたわって
蜩の
愛を歌う
いのちは
果てしない
星の光

 ※蜩=ひぐらし。別名、かなかな。



もう
いいよ

放てば満ちる
こころ



人を
思って
五行歌 ....
全員揃って和やかなムード
それはもう過去のほんの刹那
二度とない瞬間には
何も思うことがなかった
振り返って初めて思う

もっと もっと
こう ああ
すれば よかった

残された者 ....
迷い
思うから
見つかることもあり
生き方を知る時もある
いのち



よろこび
のために
生きている
私は
生(せい)をよろこぶ



全てを
救うことは
出 ....
 顔をかすめる南風

 ざわつく心の行方はどこだろう

 朝から時間に追われている

 追いつかれない逃げ道はどこだろう

 陽ざしの中を影がよこぎる

 太陽はどこだろう
 ....
ながい黒髪が、
夏の風にさらされて、
ときおり、
ひとつの風鈴となっている、
 夕立の雲が垂れ込めているのに
 ふりそうにない{引用=まだ降らない
まだ降らない
まだ降らない} その短いようで限りなく不穏な時
 
 夏草の背の高い奥庭
 開かれた窓に
 夕顔が、何 ....
五月雨の
明けない
空から
ひとつぶ ひとつぶの
落ちる光

 ※五月雨=さみだれ



天の風に
吹かれている
このいのち
果てるまで
つらぬきとおす



 ....
円い
ちゃぶ台の上に
ひとつ
乗っている
ほほ笑み
何本もの糸を断ち切ってきた中
僅かに残った繋がりの糸
距離は遠く長い
在るという充分

困難で苦しんだ時
在る糸に震えが伝播し
彼方から戻る波動を握る
この手に勇気の熱が湧く
あなたの夢はと聞かれ
答えられない自分
無の衝撃が胸に広がり

日常の空模様が怪しくなる

どこかで雷が鳴り
風が吹き雲が追いかけてくる
あっという間に激しい雨に打ちつけられる

 ....
話したいことはない
話しかけられて
適当に答えて

ハサミが髪を切る瞬間
地肌に伝わる感触の快感

金属音と共に床に散る髪
やがて掃き捨てられる

さよなら鬱屈
また会う日まで
 ....
耳の不自由な彼は
音が見えた
と 言った

わたしには聞こえただけだった

目の不自由な彼女は
色が薫った
と 言った

わたしには見えただけだった

後ろめたくなかった
 ....
{引用=
青い水面に溶けこんでいる。眩暈。逆さまになったふたりの不定形。ぼくらの身体はまるで揺らめく塔のように、どこまでもながく伸びてゆくように、その揺らぎをなんども繰りかえす。それは途方もなく長い ....
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