年をとるということは
悲しみに気づくこと

それは漠然と近づく終わりを
魂の一番深い場所で
悟ってしまうこと

だから

何かを知る前の瞳が
この世の何より美しいの

体は穢れ ....
生まれた町が
少しずつ変わってゆく

取り壊される古い団地

あの棟には昔
友達が住んでた

ガチャで出したおもちゃの指輪を
いつか私にくれたね

名前も思い出せない

忍者 ....
赤くこぼれている花

昨日の天気予報

今朝はもう違うことをいっている

あそこで咲こうか

たねがどこ吹く風にまかれている


ゆっくりと悲しくなろう

ゆっくりと酔っても ....
漂い波打つ
波打ち漂う

 響きの光の
  光の響きの

渦巻き潜る
潜り渦巻く

  光の響きの
 響きの光の

集まり造る
造り集まる

 響きの光の
  光の響き ....
実験工房にて
神学を爆破する導火線に
火をつけてみる

解体工房にて
蔓延するヘイトスピーチの
舌の根を根絶する
スナイパーロボットと
遊ぶ

あの建物は
もう誰もいないのに
 ....
白無垢の姉の姿や花吹雪 眠剤飲んでからエンジンかかる  伝え合う事の中には少なく無い情報を大切にして伝えていく、その中には人と人との繋がりから産まれる事が少なくない。固く閉ざしていく殻の部分がひび割れるほどの事を、一つずつ大事にして、掌で伝えるように、何 .... 様々な歌を聞きながら思う
否定から入る批評では無く
しっかりと聞く気が無いのなら
私はどの言葉も受け止めない

雑音でしか無い事に気を取られて
見失う事の方が怖い

音感だけでは歌は歌 ....
しつこいんだよ
メタルくらくら
背中の甲羅が鈍く光る
痛いね
様子ばかりうかがって
手足が痺れて肩甲骨もまわらない
ここも暗いから
ごそごそと這い出してきては灯りを食べている  ....
砂のような
罵詈雑言を
浴びせられても
べつに痛くもかゆくもない
友達だったこともないヤツから

雨の日に浮かれ
這い出てきたのだろう か細い
蚯蚓が

ぺかぺかに光って
張り付 ....
脳の代わりに
最新パソコンを埋め込んで
ボケを治そうとしたら
今までよりも
優秀な人間に生まれ変わってしまった
その結果
これまで書いて来た自称詩の
圧倒的な劣悪さに気づいてしまい
死 ....
どこか
骨の
奥底に
黙って居座る
黒い眠りのような
小雨の朝

歯ぎしりする歯が
もうないのです
そう伝えたいけれど
そこには誰もいなく
部屋の中には
少年のまま
老いた私 ....
枯れてしまった花々が横たわる道端で
明日来るバスを待っている
夕方まで降り続いた雨のせいで
街は水のにおいがする
ターミナルのベンチはわたし一人
これ以上誰もやって来ることはない ....
グランドの脇の水路に
サッカーボールは半身を浸していた

昨日も今日も橋桁に寄り添って
沈むことも飛ぶことも出来ないで
流れることさえ出来ないで
水面に出た半身が陽に焼かている

赤耳 ....
さっきの番組では
親子のインパラ目線で
ライオンから逃れたときに
「ああ、良かった」って
ナレーションが入ったのに
次の番組では
ライオンの群れ目線で
「残念、今日も食事にありつけなかっ ....
浮かんでは消え、
浮かんでは消え、
イマージュを繰返し、
私の胸をえぐり抜いていくもの。
ことばとは、憂鬱だ。
生まれてくるまで、
腹痛のような鈍い痛みを孕む。
突き放そうとしても、
 ....
私の書く自称詩は
世間一般に抱く
怨念の発露です

そうなら、そう
はじめから言えばいい

おまえの怨念なんか
おまえ固有のどうでもいい
何の普遍性もないことだと
頭の悪い人達が
 ....
何かに包まれているこの感触
   背中から気泡の溜まり
  次第に全身が温かく
 ジワジワと熱く
そう、
背後から背後から
 くんにゃりと曲がり溶けながら
  流れ込んで来るコレハナ ....
花の中反発しあう磁石かな 絶望に負けたくない、と
娘が言った

絶望を知ったのかと
私が絶望した

悲しみにも負けたくない、と
娘が笑った

娘が隠している涙に気づいて
私が泣いた

この子は
強いん ....
おまえのすべてを
潔くて美しいと思うけれど

泣かない女は
泣く女に負ける

わかってる

泣いてつなぐような愛は
おまえにとって愛じゃないんだよね

だけど
くだらない感情に ....
私は黒いものが好き。
私は暗いものが好き。
黒さには深い果てしなさがある。
黒い果てを降りていくと。
暗く真っ赤な川がある。
川には熱がある。
この熱からたくさんの物語が生まれる。
私も ....
石の中から掴みだし
ほとばしる火の
洗礼により
おまえ打たれ
錬られ砥がれ
握られた人と共にあって

土を切り開き
木を切り倒し
人を切り裂いて
国を興しまた滅ぼし
繁栄と文化
 ....
うつむいて羽ばたく鳥はいないので
あなたの目をみて嘘を言います
夜がどんなふうに崩れていくか
あなたをどんなふうにうしなうのか
わたしが

知りたくて
真昼の中庭の暗がりに
石の民が踊っている
風が降っている
畏れが降っている


雨が雨を連れ去り
夕暮れも無く夜は来て
水は水を照らしている
夜の夜を照らしている
 ....
夜の窪みに熱、流し込む
冷える体に脳髄羽交い締めにされ
それでも何とか意識保ち
熱流し込む、夜の窪みに。

(幻の子供たち、
布団の周りを飛び跳ね

私の愛情は何処にも繋がらず
生き ....
        160429

愛慕は全然商売にならんねと
オオカミの王者が吠える
それを聞いたASIMOが直立歩行を
開始する (よくあるパターン認識
ヤフオクを覗くと現在17,00 ....
透明人間になったらさみしくない
あなたの枕元にたったり
耳元でこしょこしょ話したりできるし
そっと服にはりついて会社にいったりもできる

透明人間になったらこわくない
噂話も知らん顔できる ....
山から
猫のひげみたいな藤がでているね
紫いろのつんつんを
みあげて歩く道は
いつもの道

悲しくても
うれしくても歩く
いつもの道
レタスさんのおすすめリスト(4313)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
穢れ- ガト自由詩1*16-5-4
団地- ガト自由詩9*16-5-4
島人のたね- 吉岡ペペ ...自由詩716-5-3
楽音宇宙.2- ひだかた ...自由詩7*16-5-3
実験工房にて- 梅昆布茶自由詩1016-5-3
白無垢の姉の姿や花吹雪- 北大路京 ...俳句516-5-3
眠剤飲んでからエンジンかかる- 北大路京 ...自由詩516-5-3
『口伝』- 媒体自由詩3*16-5-3
『歌唱法のあれこれでどうして人を非難できるのだろうか?』- 媒体自由詩4*16-5-3
腹黒い虫- アラガイ ...自由詩7*16-5-3
乾燥地帯- Lucy自由詩16*16-5-2
脳死- 花形新次自由詩116-5-2
5/2- 山人自由詩11*16-5-2
夜明け前、記憶の中で明日を- ホロウ・ ...自由詩10*16-5-2
水に浸かるボール- イナエ自由詩7*16-5-1
アニマルプラネット- 花形新次自由詩5*16-5-1
空の十字架- あおい満 ...自由詩416-5-1
自称詩人の怨念- 花形新次自由詩1*16-5-1
感触- ひだかた ...自由詩6*16-5-1
花の中反発しあう磁石かな- 北大路京 ...俳句416-5-1
- ガト自由詩11*16-5-1
らいおん- ガト自由詩6*16-5-1
黒い手- あおい満 ...自由詩516-5-1
- ただのみ ...自由詩8*16-5-1
しりたくて- はるな自由詩316-4-30
夜の絵- 木立 悟自由詩416-4-30
分裂- ひだかた ...自由詩6*16-4-30
ロボ- あおば自由詩2*16-4-29
透明人間- 朧月自由詩316-4-29
紫のひげ- 朧月自由詩516-4-29

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