すべてのおすすめ
青いあおーーい空を
滑らかに突っ切ってゆく
高度10000mの自由
吐き出した透明が凝縮して
空を割る
航跡がにじんで
空に波が打ち寄せる
白い泡 白い花
小さな結晶たちが
ぶつ ....
雪がふるふる
雪が降る
茫漠の孤独の上に
雪が降る
泣いているのか?
泣いているのか?
私よ
あなたよ
まっさらな雪原に
足跡をつけても
すぐに覆われゆく孤独よ
歩みの道 ....
たんほぽの
綿毛がふわりと
飛んだような感触があれば
思い出してほしい
遠くに住んでいるあなたに
ひとめ逢いたかったのだと
カスミソウの
儚い面影があれば
足を止めてほしい
他人 ....
また帰ってきたぞえ
ひさしぶりやね
元気にしよった?
お母さんと仲良うやりゆうかえ
約束通りに
わかばと土佐鶴のワンカップ買うてきたき
まあ、ゆっくりやりや
そうやねぇ
一年でいろいろ ....
自然と目が覚めた
夜明け間近でまだ暗く
暗闇に揺蕩いながら
明けゆく空に
身を任す
誕生日
私が生まれたことに
意味はあったのか
なかったのか
たったひとりの自分に戻り
問 ....
降りだした雨は悲しかった
いつもの道に咲く花々も
項垂れている
朝は洗濯物が
どこのベランダでも賑やかだったのに
急に閑散として
残った洗濯物は何も言わない
こんなことを悲しいと思う ....
南向きの陽当たりの良い縁側で
母は新聞を読むのが好きだった
そこは
冬でも小春日和で
いつも長閑で寛いでいた
母もまた然り
これと言って趣味がなかった母だが
いつもの厳しさはどこへや ....
この街は
ずいぶん私に親切だった
適度に田舎だけど
不便なほどではない
この街が好きだった
春はヴォーキングコースが
桜の花ざかり
満開のトンネル
散る桜の吹雪
夏には
西 ....
私の中に少女がいる
おずおずと
引っ込み思案で
傷つきやすく
繊細な
少女がいる
私は少女を護るため
必要以上に
がらっぱちで
豪快で
猪突猛進
積極的
大胆に
空気を無視す ....
9月の暑さが残響していた部屋は
ようやく冷いやりとしてきた
秋の空気が気温を下げる
今年の秋刀魚は脂が乗ってた
こんがり焼いて
大根おろしを添えて食べた
栗おこわはコンビニで
松茸は流石 ....
夢の
蝶が飛ぶ
ひらひらと風に揺られて
悲しいことを
忘れる鱗粉を撒く
夢の蝶が飛ぶ
ふわりひわりと
懐かしいあのひとの
笑顔を思い出す
ひかりの中で
わたしたちは
踊ってる ....
スクランブル交差点で
靴がかたっぽ脱げたから
たぶん明日は雨だろう
街は歩く速度で遠ざかってゆく
小路の影は濃いままに
分かっている
あなたが視ているのも
想っているのも
私じ ....
私が産まれた九樹の家は
もうない
それは不動産上
他人名義となっただけなのだが
喪失感は計り知れない
一年に数回帰った故郷
夏は藺草の香りの草いきれ
滅多に食べられない
インス ....
トーテムポールで隊列行進
宇宙バルーンが吹っ飛び
目ん玉に空の切れはし
鏡を割る
いけない子だと鵲が水浴び
西成の醸造アルコールで
ラジオがシャットダウン
ブスの破壊力をブラックホールが ....
ウフフ
私には権力者がついてるの
だから私を怒らさないほうがいいわよ
と彼女は言った
しかも二回。
あちらで、そちらで。
そう?だからなに?
私は答えた。
虎の威を借る ....
さびしいかなしい
苦しい
もう二度と逢えない
あいたいあいたい
絶望ぜつぼう絶望ぜつぼう絶望
希望はどこ?
ふあんふあんふあんふあん不安
こんな想い知らなかった
大丈夫大丈夫大丈夫
....
用紙サイズ A5
文字数 1頁 タイトルと名前が5行 14行×39文字
(2ページで1詩書く方は、33行)
全4頁
縦書き
詩集原稿は、私 ....
昔、地球が372日だったころ
1日は21時間で
首長竜がのどかに樹を食んでいた
そのころ私は三葉虫で
上手に化石になる方法を考えていた
バレリーナはグラン・フェッテで地球を廻す
あ ....
全部夏のせいにして
逃げてしまおうか
と
あのひとが
優しく笑うものだから
わたしは素直に頷いた
遠くへ行きたい
そんな想いが重なって
わたしたちは
手 ....
来し夏や強く脈打つ波濤かな
ある日
私は
死という扉を開けて
冒険に出かける
もちろん自死ではないだろう
どんなに辛いことがあっても
とても幸せな1日に出会えると分かったから
もう絶望しなくてもいい
お散歩するよ ....
りゅうさんさんのりつさんおすすめリスト
(21)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
飛行機雲
-
りつ
自由詩
5*
25-12-15
墓標
-
りつ
自由詩
6*
25-12-14
花束
-
りつ
自由詩
4*
25-12-9
墓参り_2025
-
りつ
自由詩
4*
25-12-1
ある朝に
-
りつ
自由詩
9*
25-11-29
沈黙の聲
-
りつ
自由詩
7*
25-11-27
縁側
-
りつ
自由詩
5*
25-11-18
グッバイ所沢
-
りつ
自由詩
6*
25-10-31
私の中の少女
-
りつ
自由詩
8*
25-10-24
食欲の秋
-
りつ
自由詩
5*
25-10-15
パピヨン
-
りつ
自由詩
7*
25-10-11
さざんか
-
りつ
自由詩
7*
25-10-8
夏の故郷
-
りつ
自由詩
6*
25-10-2
シュールレアリズムに関する持論_X(Twitter)より抜粋
-
りつ
散文(批評 ...
5*
25-9-10
権力志向
-
りつ
自由詩
3*
25-9-8
聲
-
りつ
自由詩
4*
25-8-15
詩集概要
-
りつ
散文(批評 ...
4+*
25-8-8
進化論
-
りつ
自由詩
6*
25-7-24
熱帯夜
-
りつ
自由詩
6*
25-7-9
波濤
-
りつ
俳句
3*
25-7-6
然り気無く
-
りつ
自由詩
4+*
25-6-16
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する