水の稜線をたどると
椅子の肘掛けは
今日も閑散としていて
グラウンド整備を終えた
儚い高校球児のように
窓ガラスから先へと続く金魚に
適量の餌をあたえた

息に触れようとして
 ....
あんなにも
美しく
儚い

あんなにも
綺麗な花火は
どう説明もしようがない

それだけさ
君の心の奥

あの三回目くらいの
恋が涅槃なのさ

飲み屋街に行った
なんでだ ....
西門に向かい
震えながら
遠去かっていく声、

知らなかった貴女の素顔露わになる
瞬間 、最早もう掴み切れずに

既に素顔の消えて
想いの残響だけ
この心を温めて呉れて

また次 ....
 
 パパが夜帰ってきて

 自分へのごほうびと笑いながら

 ビール飲んでる横で

 麦茶飲んでた幼い私



 なんかだんだんわかってきたよ

 ほんとうは

 生き ....
廃れた土地
命が終わる
俺は見た
何も言えず

裂ける絆
崩れる平穏
巣を破壊された
蟻のように

権力者の踊り
そのリズムは永遠に
搾取の唄
その調べは永遠に

地獄の ....
元カレが詩人デビューした。

「風の叫びに耳澄ます夜」とかいう詩集を出して、意識高そうな書店に平積みされてるのを偶然見かけたとき、思わず飲んでたスタバのラテが鼻に入りそうになった。

……風っ ....
一冊
読み終わるまで
本を
閉じた回数は?

早く読んでも遅く読んでも
ページが進むスピードが
同じで

一度しか読めない
この一冊で
一冊しかない
この部屋で

バッドエ ....
○「爪」
爪は
まだ生きろ!とばかりに
切っても
切っても
伸びてくる
あの最悪な男。
俺等はあんなんならんわ。
なあ、そうだろ?

数年後

あの最悪な野郎。
俺等はあんなんならんわ。
なあ、そうだよな?

十年後

あのろくでもないやつ。
俺 ....
撮影の許可とる「あ・うん」夏釣場

青葡萄膨らみを増す三房なり

梅雨入りや今朝の雨音閑かなる

培ひし友情絶つや青嵐
どうしてそんなに速く走れるの

私には出せないその加速度に 

憧れて うらやんで 熱狂し 嫉妬して

歩き出す 涙を流していても


どうしてそんなに深く{ルビ理解=わか}るの
 ....
計算なんてないからね
ふつうに一日あたりに
搾り出せるやさしさの
すべてを君にそそいでいるだけさ


ただ笑えるほど真っ白な世界に
住みたいな
って夢をみる
僕の心の闇が ....
○「笑顔の花」
人間の笑顔ほど美しいものはない
笑顔は世界中で最も美しい花だ
子供の笑顔 若者の笑顔 パパママの笑顔
ジジイババアの笑顔 近所のおじさんおばさんの笑顔 
先生の笑顔 医師の笑 ....
日々ひび割れていく
成長痛と共に
涙が滲んでも
それが養分となって
伸びて
またひび割れて
生きていくって
瀕死の状態
地獄に思えるのは
頭の中のせいなのかな
ひび割れないように
 ....
遠い近さの透明さの
抜けいく想いに迄至り
祈念 只々あれば 、

自らの内に宿り在る思考と云ふイキモノ
いよいよ強度増し震える福音の鳴り続け、

絶えて後に降り注ぐ神々の
怒涛の憤怒と ....
親に殴られ
鼻が曲がった

世の中に殴られ
心が曲がった

今度は僕が殴り返そう
詩でその衝撃を与えよう

とても褒められた理由じゃないと
分かってる
ただそのために詩を書いてい ....
わけもわからず寂しいので
寂しくない を考えた

青い部屋のなか 外を見たとき
あなたが眠る 姿を見たとき
誰かを待って 立っているとき
帰り道を 歌って歩いてみたとき
わたしが わたし ....
○「米騒動」
米を買ったことのない大臣には
米を買えない国民の苦しみは
届かないものなり

○「独居老人」
*朝立するも挿入する腟もなし
*スキンシップはもっぱら愛犬とともにある
*「 ....
一丁目の交差点で、
君が立ち止まって、
ヘーゼルのケーキを買っている時
時は巻き戻されて、
君の額の薄い部分で、
頭痛のように少しくぐもった。

そよ風が、
音もなく、
アルペジオの ....
スポットワーカーうれしんだ
通勤列車で押されんだ
リュックを前に抱えんだ
いっぽんの棒になってんだ

スポットワーカーうれしんだ
年下上司がやさしんだ
あいさつをしてくれたんだ
その日 ....
うちょうてんって知ってる?
輪廻の一番上

知ってるがな
一番幸せである意味一番不幸なとこ

ひそーひひそーしょ、ともいう

何?行きたいの?そこに
辛いぞけっこう

いいんだ、 ....
もし少しでも良いことがあるというならこの僕に教えておくれ
空が泣いてる

しわくちゃにした虹が悲しげに少し揺れた硝子の刺が雹となって降り頻る

もし少しでも救いがあるというならこの僕を叩いて ....
世界に対して
言うべき何かを持たない
私達は
否応なく
自分の興味に深く
沈み込む以外にない
しかしその狭く閉ざされた空間には
同じように
そこへ流れて来た難民が
少なからず、いや思 ....
何でここまで生きづらい人生
何でこんなに行きづらいルート

最近よく心に雨が降っている
心の中で傘を持っている人は一人もいないみたいだ
だからどこか建物の中に入ろう

そろそろ止む頃
 ....
いちごイチゴで苺だし
ちょいとスポンジ乗せましょう
明日が晴れなら問題ない
毛糸丸めて逃げ惑う
22日にチェック付く
可愛いからにきまってる
おかわり即ちありがとう
生死の世界のエントラ ....
○「早寝早起き」
若いうちは
することがいっぱいあったから
遅くまで起きていたが
年を取ったら
することがなくなった
テレビもおもしろくない
晩酌もコップ一杯だけ
一方起きるほうは
 ....
「あなたが入っていたらいいのに。」

その一文に鷲掴みにされた

先日送った小包

そのお礼の手紙

初めての あなたからの手紙

美しい字で書かれた宛名を見て

あぁ、そうだ ....
俺はね
嘘つきな男
壁ドンを繰り返し
多くのハートを奪った

女たちは
何故許すのだろう
俺の瞳孔が開くのは
ただの生理現象

信じてくれ
少しはあるはずなんだ
俺の愛
信じ ....
不感症を目撃して

この頃、私はロックそのものと化したと感じる。なんて酷いグチャグチャな闇なのだ。
もう分かることなんて何一つない。
この世界で私はもうあの頃には戻れない気がする。今日も吸い取 ....
・無、とは何も無いことではない。
・全てが有るから、無である。
・私利私欲の有るではなく、公正無私の有るをいう。
・儒学の君子は、公正無私の有るを楽しみとする。
・どうすれば、無(君子)になれ ....
りゅうさんさんのおすすめリスト(1812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
稜線- たもつ自由詩125-6-14
祭の色彩~渦巻く匂い- 陽向(2 ...自由詩325-6-14
放課後の声- ひだかた ...自由詩6*25-6-14
星空- おやすみ自由詩325-6-13
働き者のゆくえ- 自由詩825-6-13
ちいかわ- nonamecat自由詩425-6-12
一冊で終わり- sonano自由詩325-6-12
独り言6.12b- zenyama太 ...自由詩2+*25-6-12
- 陽向(2 ...自由詩3*25-6-9
- けいこ俳句5*25-6-9
あなたは- 短角牛自由詩625-6-7
くちびる- 秋葉竹自由詩325-6-5
独り言6.4- zenyama太 ...自由詩3*25-6-4
grow- 自由詩925-6-3
まほろば- ひだかた ...自由詩725-6-2
詩で- sonano自由詩225-6-2
寂しくないを考えた- みぎめ  ...自由詩225-6-2
独り言6.2- zenyama太 ...自由詩1*25-6-2
一丁目の交差点で- 大町綾音自由詩5*25-6-2
スポットワーカーうれしんだ- 松岡宮自由詩525-6-2
うちょーてーん↑- 陽向(2 ...自由詩225-6-1
空が泣いてる- 栗栖真理 ...自由詩125-5-31
私達に何が足りないのか?- 花形新次自由詩425-5-31
この頃- sonano自由詩525-5-29
ショートなケーキ- 饂飩(う ...自由詩225-5-29
独り言5.29- zenyama太 ...自由詩2*25-5-29
横浜からの手紙- 花野誉自由詩8*25-5-29
俺の愛- 自由詩7*25-5-28
ロックショート- 陽向(2 ...自由詩7*25-5-28
学問が目指すもの- aristotles20 ...散文(批評 ...325-5-28

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