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わたしが消えた場所
わたしが立ち止まってる場所

家族の様子を
窓の外から見てる

生きてたことを
無かったことに

初期装備でまた
砂舞う荒野に

発熱する前の寒気
人 ....
冬に一度だけ訪れる夏
ぬいぐるみを窓の外に向ける
雨だったから誰も気付かない
坊主よりも優しく
木魚を食むネコ

水の出ない蛇口
庭の雪の珈琲

あなたは消える蝶々を私にくれた
 ....
額縁の窓
永遠に満たされる水瓶
夏の森の色

逃げ場はない
37.2℃のキスをする
薄明の薄命の

言葉を探した
孤独だと言った
朝になれば死んでしまうと

目が覚めて
 ....
鏡まで5センチの距離
一時間、見つめ合う
答えはない
近づいても
あいだにゼロが続くだけで
一人にならない

私は炭素と水素
愛と幸せの外にある
扇風機と蝉の声も
組成が少し違 ....
航空便をキャンセルして
レンタカーを借りた

早く帰ることになってごめんね
いいのよ。会えただけで充分。
私の方こそ仕事休めなくてごめんなさいね

12年すごした町が見えなくなるまで ....
月までの
長い階段を
上ってる
永遠みたいな
道のり

階段端で
休んでいると
月側から下りてきた
子供が隣に座る

何も言わずに
じっと私を見てる

腕時計を外して
 ....
冷たい秋を後ろ手に閉め
火の消えた冬の部屋に入る
いま誰かが座ってたみたいに
ベッドシーツが沈んでる
窓の外は林檎山
赤い実がどこまでも続く
ああこれは夢だ
きみのSNSの写真だ
 ....
いつから過去を先送りできるようになったんだろう
私が消えた後の世界からあなたの声がする

先に死んだのはそっちでしょう?
なんで未来で生きているの?
またあなたに会いたいわ
他に好きな人が ....
りゅうさんさんのmizunomadokaさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
神のいたずら- mizunomadoka自由詩423-4-24
ふゆあかり- mizunomadoka自由詩723-1-9
明けそう- mizunomadoka自由詩322-8-22
in_the_middle_of_a_mirror- mizunomadoka自由詩422-8-8
take_off- mizunomadoka自由詩322-8-3
panorama- mizunomadoka自由詩1621-12-20
night,_winter,_last- mizunomadoka自由詩620-11-9
- mizunomadoka自由詩215-7-3

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