雨男、雨女よ 金環日食を見ようとしないでくれ
心の蜉蝣触覚を伸ばす
貴重な存在だからこそ
歌にもなる
とんてんかん とんてんかん
侮るなかれ
つちうつを
貴君等はどうぞ知り給え
捨てる神あれば
拾う神あり
命を拾われた
一人だったら
死んでいた。
皆よってたかって
励ましてくれて
会ってくれる。
見ず知らずの人を誘ってくれた。
皆ネットの人だ
一人 ...
目が合ったのさ
葉っぱの ちゃんちゃんこを着て
寒いのが来るぞって わいわい ざわざわ言わせながら 走って来たんだ
でも 目の前で一人が つまずいて
だから 分かったんだよ 赤いちゃ ...
色とりどりの家屋の間から
寒そうに青褪めた電柱が
天に向かって一斉に
我も我もと、腕を伸ばしている。
十一月の風は冷たかろうな。
そうして彼らは、その短い指で不器用にも懸 ...
ソファのない部屋にいる
立体をこじ開けて時間を差し込んだ戦車が通る
石蹴りに夢中で影を置いてきてしまった
からんころんと遮断機の警報が鳴って
舌の長い子供たちが低いビルに手 ...
{画像=121107220338.jpg}
この薔薇は
美しいと自分を
認識してはいない
当然の様に咲いている
それだけだ
だからだ
図画にするのは
...
針穴に髪を通す
布地にぷすぷすと縫いつける度に
疼きだすわたしの心臓
心臓にもぷすぷすと
穴が空いている
踞るうちに ...
つれていって戦地、立ち向かわせて敵前、
ここは地という宣告のもと飛び降りようとしている
ふたつの目がほんとうは空を凝視している
きみのもっているぜんぶの切れ味をわたしに集中させて ...
秋雨
影は
よると重なる
夜明け
カラスたちの声を信じることから
始めよう
引き戸の開く音
そうして一日が始まる
キラキラの宝石を眺めるために
もう一度だけ クリック
探し物は 見つかったかい
タッチパネルの 御機嫌を 損ねぬように
目下の課題は 其れだ
話が逸れたら 仕方 無いからと
斜 ...
こんな夢を見た
わたしはぼたぼたと
血を滴らせながら
部屋中を歩き回っている
わたしには、
左手がないのだ
鋭い刃物ですぱんと切られ
血が止まらない
母親はいつもの ...
わたしという名の優しさは
たわしという名の清掃用具にも似て
浴槽という名の容れ物の
水垢という名のきみのかなしみを
ピッカピッカという名の晴れやかさに
変えるために
あるんだと思 ...
打たれた海岸の松並木のために
時代遅れの絵が集められて
豆粒がウジャウジャしだした
それらは沿岸流系の空から降り
海の静かさを傍観するものだった
激浪によって説得力のある
すべての期待 ...
来る日も来る日も嵐のなか
海が凪いた日はわずか数頁
そうかきみの航海はそれほどまでに
吹きつける風と雨のなかだったのか
行会いの関係の際に笑顔で手を振っていたきみは
旧友であるぼくに ...
肌寒い夜
「此処は何処?」
手を伸ばしてみても闇
目を凝らしてみても闇
ひとり
取り残された僕に
星たちは微笑んではくれないらしい
視界がぼやける
それが涙のせいだなん ...
穴があいているのはちょうど、あたまとおなかとしきゅうの位置にあたる、わたしはぽっかり穴ばかりあいている、白い人間(ぐうぞう)どうしの喧嘩はもうごめんだよ、何もしなければ何もしないだけ何も生まれないと思 ...
消えた家族のその後は誰も知らない
あのあたりの地主だったという 長男が
次々とこさえた借金を返済するために
土地を売り飛ばし とうとう最後は自宅まで
手放したらしい
跡地にはマンションが ...
■僕らが17歳だったころ
1971年。17歳の南沙織は「17歳」という、そのまんまやーん!な曲名をひっさげ、鮮烈なデビューをかざる。
そしてその18年後の1989年、同曲のカバーが森高 ...
ぼくにだれかが運を運んでくる
だれかとは
人かも知れないし
鳥かも知れない
石かも知れないし
木かも知れない
なんであろうと構わない
運とは
なにものか ...
もうすぐ君の好きな
冬が来る
冬が最愛の
季節だなんて
高村光太郎みたいだねと
僕が言ったら
そんな人は
知らないと ...
玄関の前で鍵を開けようと
ポケットを探っていたら
いきなり足元の落ち葉が舞い上がった
予測していなかったので
わたしはすごく驚いた!
よく見ると
それは一羽の蛾だった
木の葉によく ...
さしだされた 日差しに
両手を広げ
思い出を 手放す
記憶にない私の産着
世紀を飛び越えて 目の前にある紋付袴
晒された金襴の帯 鯨尺の和裁版
沈没しても浮上する船箪笥 ...
うたってしまえ
と いいきれない現実の
火 消えることなく
いのちのように
燃えるからこそうたになる
理由といえば理由
秋の葉は
黄色く色付いて
家にどうしてもチューニングのあわないギターがあって
まあ中古のフェンダーステージキャスターというやつのアンプ内臓ミニギター
先輩のショーさんにきいたら直すとけっこうかかるんじゃないって答え
...
あおい呼吸
霧雨のようなあなたの声
か弱く柔に響く
真夜中の
アイロニーパズルピース
うめるように
東京の隅っこ
ゆめのなか
あなたは
居座っていた
陽のあたる
...
ついこの前まで
いたんだよね
いつのまにかいなくなって
だからなんだね
先の約束なんてできやしない
未来なんて不確かなもの
...
日陰なお
冷え切っている
青ざめた 枯れ枝ふんで
冬の湿り気
木立さす
日差しない中
転がった 小石けっても
飛ばぬ朝
マフラーを脱いだくびもとのあせばみ ...
さてこれは一つの『山月記』論である。
リルケの「若き詩人への手紙」(新潮文庫)の豊かで人を救う敬虔な文章に、
ぼくはすっかり夢中になっている。
だが、それだけではまるで読書 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨男、雨女よ 金環日食を見ようとしないでくれ
北大路京介
自由詩
2
12/11/7 23:55
心の蜉蝣触覚を伸ばす
〃
自由詩
1
12/11/7 23:55
村の鍛冶屋
ドクダミ五十...
自由詩
7*
12/11/7 23:33
捨てる神あれば拾う神あり
ペポパンプ
自由詩
13*
12/11/7 23:06
ちゃんちゃんこ
ぎへいじ
自由詩
10*
12/11/7 22:35
絡まったあやとり。
元親 ミッド
自由詩
7
12/11/7 22:33
午後は秘密
カマキリ
自由詩
2
12/11/7 22:28
筆をとる理由
ドクダミ五十...
自由詩
2*
12/11/7 22:07
『投影』
あおい満月
自由詩
4*
12/11/7 21:09
最前線ふたたび
しもつき七
自由詩
8
12/11/7 21:00
無題
seniri
自由詩
4*
12/11/7 19:06
指揮者は キミ
藤鈴呼
自由詩
2*
12/11/7 19:02
『切断』
あおい満月
自由詩
3*
12/11/7 19:02
わたしはたわし
花形新次
自由詩
3
12/11/7 18:47
シャッタード
和田カマリ
自由詩
1*
12/11/7 18:08
Vaya Con Dias Amigo
HAL
自由詩
4*
12/11/7 18:04
迷子と
柊 蒼衣
自由詩
3
12/11/7 17:35
かわいそう
c
自由詩
0
12/11/7 17:26
消息
そらの珊瑚
自由詩
12
12/11/7 15:32
しもつき七さんがオバさんになっても(HHM開催にあたって)
コーリャ
散文(批評...
20*
12/11/7 14:54
運
吉岡ペペロ
自由詩
5
12/11/7 13:53
冬の花
多紀
自由詩
13*
12/11/7 13:16
【 擬態 — mimicry — 】
泡沫恋歌
自由詩
11*
12/11/7 12:17
光る陰
るるりら
自由詩
18*
12/11/7 9:16
黄色の季節
朧月
自由詩
2
12/11/7 8:34
はずれた音
梅昆布茶
自由詩
16*
12/11/7 6:35
霧雨の声
マーブル
自由詩
2
12/11/7 6:06
痕跡
凱
自由詩
0
12/11/7 5:26
冬の湿り気
すみたに
短歌
0
12/11/7 5:03
リルケから若き中島敦への手紙
〃
散文(批評...
0
12/11/7 4:44
2814
2815
2816
2817
2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
2825
2826
2827
2828
2829
2830
2831
2832
2833
2834
2835
2836
2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
2846
2847
2848
2849
2850
2851
2852
2853
2854
4.13sec.