うたってしまえ
と いいきれない現実の
火 消えることなく
いのちのように
燃えるからこそうたになる
理由といえば理由
秋の葉は
黄色く色付いて
家にどうしてもチューニングのあわないギターがあって
まあ中古のフェンダーステージキャスターというやつのアンプ内臓ミニギター
先輩のショーさんにきいたら直すとけっこうかかるんじゃないって答え
...
あおい呼吸
霧雨のようなあなたの声
か弱く柔に響く
真夜中の
アイロニーパズルピース
うめるように
東京の隅っこ
ゆめのなか
あなたは
居座っていた
陽のあたる
...
ついこの前まで
いたんだよね
いつのまにかいなくなって
だからなんだね
先の約束なんてできやしない
未来なんて不確かなもの
...
日陰なお
冷え切っている
青ざめた 枯れ枝ふんで
冬の湿り気
木立さす
日差しない中
転がった 小石けっても
飛ばぬ朝
マフラーを脱いだくびもとのあせばみ ...
さてこれは一つの『山月記』論である。
リルケの「若き詩人への手紙」(新潮文庫)の豊かで人を救う敬虔な文章に、
ぼくはすっかり夢中になっている。
だが、それだけではまるで読書 ...
眠りを効かない
薬に託す恥
ふさいでいく瞼
ふさがっていくだけの瞼
跳ねる足は冷え
閉じきった耳は誰かの声を聴く
それから起き
ひっぱた ...
同じ言葉でも
私が放つ言葉と
あなたが放つ言葉は違う
私が放つ言葉でも
時と場所でとても違う
しかし言葉は私に
それぞれ違う形や色を見せながら
少しずつゆっく ...
恐怖を呼び起こす
疑いをもたらす
誤解に満ちている
手垢が付いている
それが現実と思うことなかれ
五感で感じる
ピュアな感性
シュールレアリスム
数学のような世界
それが ...
何かとても疲れているようだった
家に帰れば 違う仕事を探していた
休みの日は面接に向かう度に耐え難い疲労を重ねていた
しかし土日も休み無く働かなければならないとは 過酷だ
僕らには苦い ...
野ばらの刺を肉に刺さるを
貧しい故に放置される幼子
被曝の危険を金銭にするを
知覚の外の事は
もっとある
それらを述べられないの
それを残念とする私を
誰も知らない
煩雑さだけが雨に相応しい
耳の奥で小さく響く拍動
夜は誰のものでもなく訪れ
朝は誰のものでもなく再訪する
代価はいつ支払われるのか
おびえるように逡巡し
砂の山を築いては四季を認める
...
夜の星は
雨に溶けて
始発の電車の
窓に降っている
五時七分の
まだ暗い街の
微かなネオンが
無数の煌めきを
そこに貼り付けてる
誰の顔も見れない
こんな街に一人
雨に降 ...
リーダーシップは肩凝りには効かないし
寧ろ肩が凝るのではないかと思うので
シップはシップでも
インドメタシン配合にしようと
思っている今日この頃
俺はリーダーだぜえなどと
鼻息荒いのは自己 ...
沈黙の夜に雨降りて
火照るからだを晒そうと
愛してるとは口が裂けても
言えませぬ
からだのなかを風が吹いている
輪郭をなぞるように音が流れてぽつりと落ちる
がらんどうに響く軽やかな足取り
追いかけても
そこにはやっぱり何もなかった
青の向こうの哲学
考える葦
煽られ吸 ...
おチビちゃん
笑ったほうがかわいいね
と言って
バグパイプを吹きながら
近づいて来たのは
アンソニーはアンソニーでも
アンソニーホプキンス演じるところの
レクター博士だったので
キャン ...
嵐が来ると知らずの夜
一目惚れの自惚れは
オドオドとコインランドリーに居た
蒲団が回っている
客はいない 入口に天糸瓜が植えてある
白々しい小屋 一時待つのもよいし他所へ行くのもよかろう
...
スライスチーズを1がじがじ
ねこちゃんみたいなお耳になった
上からもいちど1がじがじ
Tシャツの襟くびみたいになった
両はじおのおの1がじがじ
ヨセミテのお山みたいの2個できた ...
道祖神に土下座している秋の果て
部員よりもマネージャーのほうが多い
自分探しの旅100年目
恋敵のムチャぶりでスベる
くぐもったひびは
あまりにもやさしすぎるから
こもりきりの球根は
ゆるやかに腐っていく
のこされた温室とそのぬくもりのなか
雨垂れてうなだれる
半端な腕をひくものはいない
生暖かい体 ...
深いねむりについたから
なにも気づかないでいたよ
寝坊をしているのかなと心配してたのに
浴室にあたたかな香りを残し
出かけていったんだね
じぶんに何が出来るか
みつけないと ...
わたしの家のポストには
いつも一枚の封筒が入っている
その中身は、
黒い活字体で
「あなたの血を提出してください」 ...
街で
首を竦めてぼくはひとり歩いていたのですが。
日暮れ色で賑わう通りでは
うっかりしていると
さっさと擦れ違ってしまいます
だぶだぶな外套(オーバー)に身をつつみ
壁のような背中 ...
121106
異性の漂白剤、混ぜるなと言われると混ぜたくなり
危険といわれると益々やってみたくなり
マグロ一本釣り漁船に乗って遙々アメリカに出かけた ...
湖
白い涙の湖に漂う月経の血
午後の光 午後の墓場
光は覚えている
忘れることを覚えている
少女はただ詩を詠い
海の香 潮の誘いに恋焦がれている
彼女は成長し
霊 ...
淋しい夜明けに
小鳥も来ない
一人の夜明けは
風すら逃げる
しーんと鳴ってる
首都高だけが
静かに冷たく
朝、告げる
荒川横の
ちいさな町の
ちいさなビルに
一人は生きて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
黄色の季節
朧月
自由詩
2
12/11/7 8:34
はずれた音
梅昆布茶
自由詩
16*
12/11/7 6:35
霧雨の声
マーブル
自由詩
2
12/11/7 6:06
痕跡
凱
自由詩
0
12/11/7 5:26
冬の湿り気
すみたに
短歌
0
12/11/7 5:03
リルケから若き中島敦への手紙
〃
散文(批評...
0
12/11/7 4:44
病とは
〃
自由詩
2
12/11/7 4:28
言葉を放つ
灰泥軽茶
自由詩
7*
12/11/7 2:46
それが現実と思うことなかれ
小川麻由美
自由詩
0
12/11/7 2:36
販売員との立ち話
番田
自由詩
3
12/11/7 2:24
誰も知らない
ドクダミ五十...
自由詩
4*
12/11/7 2:15
水の流れ
瀬崎 虎彦
自由詩
0
12/11/7 2:09
さようならブルースマン
うみこ
自由詩
5*
12/11/7 1:34
大統領
花形新次
自由詩
4
12/11/7 1:16
しめやかなるもの
石田とわ
自由詩
2*
12/11/7 1:08
となりのひとり
Mélodi...
自由詩
4
12/11/7 0:46
生きていて、スザナ!
花形新次
自由詩
0
12/11/7 0:42
渦中にて
民次郎
自由詩
2
12/11/7 0:16
夜中にお腹が空いた時
salco
自由詩
4*
12/11/6 23:57
秋の果て
北大路京介
俳句
5
12/11/6 23:53
部員よりもマネージャーのほうが多い
〃
自由詩
3+
12/11/6 23:51
自分探しの旅100年目
〃
自由詩
5
12/11/6 23:50
恋敵のムチャぶりでスベる
〃
自由詩
0
12/11/6 23:49
疑問符を殺して
高瀬
自由詩
1
12/11/6 23:11
ねむりにつくまえに
あろん
自由詩
4
12/11/6 22:58
『赤い督促状』
あおい満月
自由詩
3*
12/11/6 22:30
秋を見つめてみませんか 三篇 (想起させるものに、忠実に)
乾 加津也
自由詩
18*
12/11/6 22:23
まぜるな危険
あおば
自由詩
3*
12/11/6 22:03
ミルキーミューズ
2012
自由詩
0
12/11/6 21:18
町の、一人
もっぷ
自由詩
4
12/11/6 20:33
2815
2816
2817
2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
2825
2826
2827
2828
2829
2830
2831
2832
2833
2834
2835
2836
2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
2846
2847
2848
2849
2850
2851
2852
2853
2854
2855
4.27sec.